ブンデスリーガ、シャルケ04に所属するサッカー日本代表DF・内田篤人選手が、12月8日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第6節のザルツブルク戦で、待望の実戦復帰を果たしました。

膝蓋腱(しつがんけん)の損傷で長期離脱を余儀なくされた内田選手。復帰する前の彼の最後の公式戦出場となったのは、日本代表として前半のみ出場した昨年3月31日のウズベキスタン戦以来となる618日ぶりのこと。

シャルケでは昨年3月10日に行われた欧州CL決勝トーナメント1回戦以来となり、約1年9か月ぶりとなりました。

後半38分、ついにその瞬間は訪れた…!

後半38分、ついにその瞬間は訪れました。フィールドに立つ内田選手の最初のプレーはゴール前へのロングスロー。劣勢が続くチームになんとか流れを取り戻そうと懸命に走り回ります。

後半終了間際には、同じ日本人選手であるザルツブルクFW南野拓実選手のシュートブロックや、縦40メートルの距離を全速力で駆け上がるオーバーラップを仕掛けます。チームは0-2で破れ、復帰試合を勝利で飾ることは出来ませんでしたが、その存在感は健在。足の状態も問題なさそうで、ファンたちは心の底からホッとしたことでしょう。

ここ数日、実戦復帰間近であることが度々報じられていた

全体練習に参加する内田選手。筆者は普通に練習しているうっちーの姿を見られただけでもウルッときていました…

こちらは当日の試合会場へ向かう際のショット。ワクワクとドキドキを抑えきれない瞳をした少年のようなうっちー♡

膝蓋腱の損傷で、“618日間”の長期離脱へ

出典 http://www.schalke04.de

長かった戦線離脱。それでも所属クラブのシャルケ、そしてファンたちが彼の名前、存在を忘れることなどはありませんでした。そんな彼の帰還を知らせる吉報は、当然現地だけにとどまらず、遠く離れた日本のファンたちの胸も熱くさせることに…!

「本当に長かった…」うっちーの帰還にSNSの反応は

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日本の右サイドバックは内田しかいない

みんなで赤飯炊きましょう!

アントラーズサポも二重の喜び!

・「おかえりなさい♡また内田選手のプレーを見る事ができて本当に本当に嬉しいです♡♡」

・「号(┳Д┳)泣 待ってましたッツ‼」

・「ウォーキング・デッドでグレンが復活するようなものだ」

・「鹿島優勝したし、内田が復帰したから言うことなしだ」(鹿島サポーター)

・「復帰、最高に嬉しい。でもいつか鹿島に戻ってきて」(鹿島サポーター)


・「ウッシイイイイイイイイ♡」(現地サポーター)

・「"最高"なんて言葉は控えめな表現になる」(現地サポーター)

・「ここ暫くの間の中でも最高のニュースだな」(現地サポーター)



※上記はSNSに寄せられたユーザーの声の一部を紹介しています

ドイツ誌『ビルト』でも内田選手の復帰を報じる内容が大きく取り上げられるなど、現地においても彼の帰還を誰もが待ちわびていたことがわかります。なお内田選手のドイツでの愛称は「ウッシー」。チではなくシなんですよね。

もちろん彼の復活を待ち望んでいたのはファンだけに非ず…

帰ってくるの遅せーわ!

ユース時代からの付き合いで、長きに渡り日本代表のDFラインを共に牽引してきた無二の親友・吉田麻也さんも2ショット写真をツイート。吉田さんのこの笑顔がすべてを物語っていますね。

一緒にやれる日を“顔を長くして”待ってるよ

「Ucchi!! ついに登場。今回の合宿で久しぶりに会いました。また一緒にやれる日を顔を長くして待ってるよ。」(吉田麻也さん コメント)

出典 https://www.instagram.com

また以前に日本代表合宿で久しぶりに再会したときのことを自身のInstagramで言及。「顔を長くして待ってる」なんて、吉田選手らしいコメントを残されていました。

代表でまた2人のコンビが見られる日が来るのが待ち遠しい!

代表でのチームメイト、香川真司選手からも「おかえり」

みなさん。おはようございます。

日本は朝ですよね?僕はそろそろベッドに入ろうかなと思っています。

今日はうっちーが復帰して、試合に出場できた事。

同じサッカー選手として、同じ時代に一緒にサッカーをし、共に戦っている選手として本当に嬉しいです。

うっちー。おめでとう。そして、おかえり。
また一緒にサッカーがしたい。

僕らドルトムントも昨日チャンピオンズリーグ、首位でグループリーグを通過しました。

僕は怪我で出場はできませんでしたが、チームとしては素晴らしい結果だと思っています。

また、ピッチに戻れるように良いリハビリを続けます。

では日本のみなさん!今日も一日頑張ってくださいねー!

シャルケ対ザルツブルクの試合が終了したばかりの日本時間8時、香川真司選手が自身のアメブロを更新。友の復帰を心から祝福するメッセージが綴られていました。

きた!うっちー!

ザキオカも続く!

本当の強さとはここにあるんだろうな

共にヨーロッパを主戦場に戦う清武選手、岡崎選手、長友選手もいち早くTwitterで祝福のツイート!うっちー、大人気だな~♡

故障者リスト入りの外国人選手枠。それでもシャルケは“復帰”を信じて待ち続けた

出典 http://www.schalke04.de

※最前列右端から3番目が内田選手

言うまでもないことですが、結果だけがモノを言うプロの世界において試合に出られない、活躍できない選手をいつまでも囲うことはできません。それが助っ人外国人選手枠としてなら尚更です。

試合に出られず、復帰がいつになるかさえもわからない。それでもシャルケは内田選手を必要とし、信じて待ち続けるという選択を下しました。指揮官、チームメイト、そしてファンが、彼の復帰をどれだけ願っているのかを、クラブ運営陣も痛いほどに熟知していたからです。「シャルケには内田篤人が必要だ。彼の代わりなど探しても見つからない」と。

そんなクラブからの内田篤人愛は、もちろん本人にも届いていました。たとえば…

「シャルケは自分の居場所。大事にしたい」

出典 http://www.schalke04.de

あるトークショーで「スペインリーグでプレーしたいと思いますか?」といった質問をされた際、内田選手は「興味はある」とコメントする一方で、「シャルケに必要としてもらって今がある。自分がやってきたことを無駄にしたくないし、自分が作ってきた立場というか、シャルケは“自分の居場所”なので大事にしたい」と、クラブへの愛情を示されていました。

移籍当初こそ「無駄な買い物」と揶揄されたことも

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2010年に海を渡り、サッカー大国・ドイツにやってきた当時22歳の日本人選手に対して用意された移籍金は1億5千万円。現地メディアからは「実績のない日本人に対して法外な移籍金。無駄な買い物」と厳しく叩かれました。

しかし内田選手はそのプレーで、見事に指揮官、同僚、そしてファンの信頼をつかみ取りました。そして気がつけばシャルケでの在籍期間はチーム最古参クラス。「28歳にして、若いチームメイトたちからは“おっさん扱い”されている」と自嘲気味にインタビューで答える様子もありましたが、それは彼が若手選手達から尊敬、信頼され、愛されているからなのでしょうね。

そしてシャルケだけでなく、古巣の鹿島アントラーズも…

古巣・鹿島も内田選手をバックアップ!リハビリをサポート

内田選手は清水東高校を卒業後に鹿島アントラーズに入団、Jリーグで3連覇を果たした同チームの黄金期を支えた一員として活躍した功労者。

ケガの手術後に、治療とリハビリのため帰国した内田選手を迎え入れたのはかつての古巣・アントラーズ。6年前にブンデスリーガ挑戦を決めた際にも、最大限のサポートをもって快く送り出してくれたチームは、彼の功労を忘れることなく、復帰のためのサポートを買って出たのです。

所属チームは変わっても、内田選手は鹿島アントラーズにとっても誇り。そしてサポーターたちの記憶にいつまでも残り、愛されているのです。

自分をプロのサッカー選手として育ててくれたアントラーズが内田選手にとっての故郷ならば、シャルケは彼にとって第二の故郷のようなもの。アントラーズでもシャルケでも、相思相愛の関係を築いてきた内田選手。こんなにもチームに必要とされ、愛されているなんて、正直うらやましくなってしまうくらい。

本当にたくさんの人達が内田選手の復帰を信じ、今日という日を待ちわびていたことかが伺い知れます。

昨年には結婚。家族の存在はやはり大きかったはず

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サッカー選手としての実力も申し分ないうえに、その甘いルックスからダントツの女性人気を誇る内田選手。昨年5月に小学校からの同級生だった一般女性との結婚を発表し、日本中の女性たちを「内田ロス」に陥らせたのは記憶に新しいところ。

発表時には内田選手は奥さまのことを「しっかり者の僕より(笑)さらにしっかりしていて、これからの内田を支えてくれる」とコメントされていました。アスリートの夫を支える奥さまの献身も、復帰への大きな原動力に繋がったことは想像に難くありません。

「信じ続けることは簡単なことじゃなかった」

出典 http://www.schalke04.de

内田選手:「とても長い離脱でした。また復帰できると信じ続けるのも簡単なことではなかったです。ただ、今はとにかく復帰できたことがとにかく嬉しい。

ファンの方々が、僕が出たときに名前を呼んでくれたのは、本当に誇らしかったです。ずっと応援し続けてくれたシャルケのサポーターの皆さんに感謝しています。」

出典 http://www.schalke04.de

※シャルケ公式HPより

腱周辺が骨化する症状で、安静にしていても引かない痛みになかなか前進しないリハビリ。どんどん細くなっていく自分の足を見て、「もうサッカーはできないかもしれない…」という恐怖に何度も襲われたそうです。

試合終了後のインタビューで、618日ぶりのフィールドに立ったときの心境を振り返った内田選手は、「もちろんここからがスタート。ここからが本当に大変になると思う。自分のサッカー人生を取り戻すためにしっかりやっていきたい」と力強く、再起を誓いました。

やはり期待してしまう日本代表への復帰は

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やはり気になるのは、内田選手の日本代表復帰がいつになるか問題です。経験、実績を踏まえれば、彼が代表に必要な人材であるのは誰の目にも明らかですが、休業明けで無理はさせられない点、実戦から長く離れていたことによる試合勘の鈍り、トレーニング不足、コンディション調整、若手の台頭など問題は山積みと言えます。

ただ個人的には無理して最終予選に間に合わせるより、再来年を視野に入れて調整してほしいと感じています。もちろん厳しい予選において内田選手がいれば本当に心強いのですが、本番はやはりワールドカップ。

そのピッチに彼の姿があることが一番大事だと思います。とはいえ、早く代表のユニフォームに袖を通した彼を見たい!というのが本音ですけどね(笑) 

さいごに

こうして振り返ってみますと、内田選手って本当に“愛されている選手”だなって思います。「ルックスが良い」「女性人気が高い」ということにフォーカスされがちですが、彼がファンたちに愛されているのは、何よりもひたむきで真面目、努力家なところ。そしてクラブやファン、サッカーへ対する誠実な姿勢です。

実際、内田選手より活躍しているとか評価が高い、収入が多いといった選手は他にもたくさんいらっしゃいます。でも特別シャルケやアントラーズのファンでもなく、サッカーにそれほど興味がない人であっても、なぜか彼のことは応援したくなってしまう。そういう選手ってなかなかいないと思うのです。

とにもかくにも内田選手の復帰は最高のニュース、今までのうっぷんを晴らして大暴れしてほしいものですね。おかえり、うっちー!

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