記事提供:日刊SPA!

できることなら平穏な毎日を過ごしたいものだが一寸先は闇。意図せずとも、事件の当事者となる危険性は誰にでもある。逮捕されてしまうとどうなるのか?サラリーマンの実例を刮目して見よ。

◆仕事で過激エロ本を作ってお縄に

新卒の就職先が出版社だった杉山太一さん(仮名・39歳)。会社の主力はエロ本。その特徴は性器のモザイクを薄く処理する“薄消し”で、濃さは現場任せだった。

「薄くすればするほど、売れましたね。正直、良い悪いもなく、言われるがままやってました」と、業界に入ったばかりで、会社の薄消し路線に疑問を持つことはなかったという。

「しかし、しばらくして気づいてみると、本の内容についての警告は頻繁で、他部署が出頭する騒ぎもあったんです」

一度知ってしまうと不安はあるが、売るためには薄消しはやめられないと仕事を続けたという。すると、ある日出勤すると社内に数人の知らない男が。刑事だった。

「このときは身元確認と資料押収だけでしたが、以降業務は停止。仕事はせずとも給料は支払われていましたが、それよりも今後どうなるかが気がかりでした」

2週間ほどたったある朝7時頃、杉山さんの自宅玄関のベルが鳴る。

「その時点では、もう覚悟はしてました。書類を見せられてそのまま警察署へ行きました」

勾留を経て起訴、執行猶予付きの有罪判決を受けた。その後、独立して今に至る。

「2年前に結婚もしましたが、妻にこの話はしていません。自分の両親さえ会話の話題に上ることをタブー視していますから…。ただ実生活にあまり影響はなくて、カード審査も問題なかったし、部屋が借りづらかったくらい。それも多分フリーだからでしょう(苦笑)。これから何かあるんですかね…?」

一抹の不安は残しつつ、あくまで淡々とした表情が印象的だった。

【わいせつ図画頒布】判決:懲役8ヶ月、執行猶予3年

薄消しのギリギリを追求する日々⇒結婚するも逮捕のことは妻に言えず

―実録 サラリーマンが逮捕される瞬間―

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