防災について、何か取り組んでいますか?

皆さんは防災について、何か取り組んでいますか?

5年前(2011年)には東日本大震災があり、今年(2016年)4月には熊本地震が発生し、どちらもとてつもなく大きな被害がありました。

私は5年前、宮城県仙台市の実家に住んでいました。いつも通り朝起きて、仕事に行き、そして被災しました。自宅でも職場でもある程度の備えをしていたものの、それでもいざとなると準備し足りなかったものが沢山ありました。今回はあの時の経験から、私が普段震災に備えて行っていることについて書きたいと思います。

年末の今、大掃除のついでに是非防災意識・防災用品の見直しも行ってみませんか?

「何か震災に備えたいけど、何を備えたらいいのかわからない……」と不安に思っている方に「こんなこともあるのか~」とちょっとした参考にしていただけたら嬉しいです。

1,ガソリンは半分になったら給油。

あの時、家でも職場でも困っていたのはガソリン

公共交通機関も機能していないため、移動は徒歩か自転車か車になります。出来る限り、片道一時間でもなんでも、徒歩や自転車で行ける場所なら自分の足で行きましたが、それでも遠い場所の親族の安否確認や必要物資の運搬、職場が遠い人はどうしても車で移動しなければならないし、私は福祉施設に勤めていて利用者さんと一緒にいる時に被災したため、利用者さんをご自宅まで送って行くためにも、車・ガソリンが必要でした。

どこでもガソリンが不足していました。「あのガソリンスタンドで給油できる」という情報が回ってくれば、徹夜で並んで給油したりしました。最後のガソリンで他県まで行き、給油して帰ってくるという方も沢山いました。

特に「そろそろガソリンが無くなるな。明日給油するか」というタイミングで被災した時には、まず確実に給油できるガソリンスタンド(デマも回っていました)が見つかるまで、その車は使い物になりませんでした。

車の性能としては、ガソリンは大体使い切ってから給油した方がいいのかその逆がいいのかわかりませんが、私はいざ!という時のために半分無くなったら給油するようにしています。これは元・職場で震災後に取り組むようになったことなのですが、とても良かったと感じたので家でもやるようになりました。

さすがに車で出掛ける度に給油というのは大変だし、ある程度目安を決めた方が取り組みやすいので、「半分になったら」とラインを決めて給油しています。

2,お風呂の残り湯は洗う寸前まで溜めておく。

防災のために水を用意!って言うと、飲料水を思い浮かべると思います。もちろん、飲料水は必須ですが、それと同時に被災して非常に困ったのは生活水でした。

生活水は顔を洗ったりトイレを流したりするために使う水のことです。震災で断水すると、トイレも流せなくなります。お風呂に入れなーい!より、トイレの方が切実に困りました。

水道が回復するまでは、使用したトイレットペーパーは便器に入れずゴミ袋に捨てるようにして、排泄物だけは最低限の水を便器に注いで流して凌ぎました。この時に役立ったのが、お風呂の残り湯でした。

手に入った限られた水はできれば食事や飲料として確保しておきたい反面、入浴はできずとも体を濡れタオルで清拭する位したいし、トイレに汚物を溜めて溢れさせるわけにもいかないし、ほとんどは生活水で消えました。

1のガソリンと同じで、もしかしたら浴槽としては、お湯は入浴後すぐ流して洗ってしまった方がいいのかもしれませんが、いざ!という時に備えて、我が家は残り湯は入浴前までとっておき、入浴前に流して浴槽を洗うようにしています。

3,防災グッズについて

我が家で「非常用」として備えているのは、懐中電灯×2、電池(懐中電灯やラジオを稼働するのに必要な本数)×2、手巻きラジオ、電池式ラジオ、ろうそく・マッチ、非常用ドロップ、折り畳み式ウォータータンクです。他にも、携帯電話の電池式充電器は備えたいなと思っています。

なぜ懐中電灯などが2個必要なのかと言えば、「待機用」と「移動用」で使うため。

電気が通じていないため、夜は真っ暗になりました。2名以上が同じ場所にいるのに灯りになるものが1個しか無いと、誰かは真っ暗な中で移動するか、待機するかしなければなりません。

携帯電話のライトの機能を使ってもいいのですが、充電ができない状況が続くのを想定し、できる限り携帯電話は連絡手段のためだけに使うと思っていた方が良いのかなと思います。

また食料品については、レトルト食品や缶詰、ペットボトル飲料・水等が家にはありますが、それは「非常用」として分けず、普段調味料などのストックを置いている場所に一緒に置き、こまめに賞味期限を確認し、期限が切れる前に使用・補充できるようにしています。

お菓子も、個包装のチョコレートやビスケットなどを1袋以上が、常に家にあるようにしています。

ついつい食べ過ぎちゃったりもしますが、「非常用」として存在を忘れて悪くしてしまうよりいいかなぁと思っています。

今は1歳の息子もいるので、オムツ・おしり拭き・粉ミルク・ベビーフードも、常に1点以上ストックがあるようにしています。

イザ!という時、重要になってくるのが普段からの"そなえ"です。
家庭用、外出時用、会社用それぞれの実際に役に立つ「防災グッズリスト」の最新版をご紹介します。

家庭用や会社用は「非常持ち出し袋に入れておくもの」「常備しておくもの」、外出時用は「普段から持っていれば安心なもの」を、わかりやすいイラストでリストにしています。

出典 http://www.nhk.or.jp

こちらのサイト様では、グッズの内容を印刷してバックにプリントする方法も掲載されていました。そのまま防災グッズをまとめておくバックや箱に貼り付けちゃうと、誰が見ても防災グッズだ!ってわかるので便利そうだなぁと思いました。

他にも色んなサイト様、通販サイト様では「防災グッズ」として最初から色んなものがセットになって売られているようです。

また、以下のような道具も、余裕があれば用意しておくことを個人的にはオススメしたいです。

震災後は、よく上記のような恰好で作業をしていました。整理したり掃除をしたり、誰でも何でも関係なくごちゃごちゃになったものを分別したり。他にもマスク、カットバン、消毒液、ティッシュ、軍手、着替え等を用意しておくと万全かと思います。

停電していると掃除機も使えないので、掃除もなかなか大変でした。また震災後には大量のゴミ(壊れた家具・家電製品等)の処分も問題に。

多少手間がかかるかもしれませんが、非常用品の用意はもちろんですが、安全のために、日頃から家具の転倒防止グッズを設置したり、開き戸の扉の取っ手にゴムをかけたり、そういう被害が最低限なるような備えも大切かと思います。

4,服薬している薬は持ち歩く。

私は喘息で、普段服薬しています。服薬を止めると体調が良い時でも、2日後には呼吸が少し苦しくなります。病院からは、内用のものと発作時に使用する頓服のものと2種類の薬を処方してもらっています。

地震はいつ起こるかわかりません。実際、私が被災したのも職場でした。当時は福祉施設に勤めていて、自宅に戻れない利用者さんもいたためその日はそのまま避難場所に泊まり、家には帰れませんでした。

頓服の薬は持っていたし、幸運にも次の日には家に帰れたので発作が起こるようなことはありませんでしたが、もしあの時、頓服薬も無く、数日家にも帰宅できなかったら……と思うとぞっとします。

3・11では3日後に物流が再開したということです。なので、お薬を内用されている方で頓服薬の無い場合は、最低でも3日分以上は持ち歩いていた方が良いのかなと思います。

ちょっとした意識を日常に溶け込ませる

上記したのは、あくまでも「私はこうやっている」というもので、「これが正しいんです!」というものではありません。「もっとしっかり調べて、しっかり準備しないと……」という方もいれば、逆に「こんなことまで考えてらんない!」という方もいるかと思います。

それでも大切なのは、自分なりに震災が起こった時のシミュレーションをしたり、それに沿った物をきちんと管理して備えておくことだと思います。

「防災グッズをフルセット買ったからもう大丈夫!」と安心し、いざ震災となった時に「あれっ、防災グッズってどこに置いたっけ?」「非常食の賞味期限がすごい切れてる!」「携帯ラジオが使えない!」「絶対に必要な○○が無いよ~!」となっては、せっかくの備えも意味がありません。

自分に合った基準・やり方でしっかり防災用品を定期的に管理するようにすることで、万が一震災に遭ったとしても、「備えてるものがあるから大丈夫!」と余裕をもって冷静に対応でき、どんどん行動できるのではないかなと思います。

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仙台出身、結婚を機に夫の地元:栃木に移住。主婦。
0歳児の長男に振り回される日々を送っています。

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