「いのちの電話」がつながらない・・・!?

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全国の「いのちの電話」あなたは電話したことがありますか?ギリギリの状態で、それでも・・・と最後の勇気を出して電話した時、何度かけてもお話し中だったら?

いま正に、毎日がその状態なんです。

いのちの電話って、どんなサービス?

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全国にある各地の相談ダイアルに、様々な悩みを抱えた方からお電話があります。相談員をつとめる方は、各相談を聞き、適切なアドバイスや医療機関などへの誘導を行なうこととなっています。

死んでしまう前に見知らぬ誰かに話しを聞いてもらいませんか?というものなのですね。

日本ではドイツ人宣教師ルツ・ヘットカンプ女史を中心として準備され、1971年10月日本で初めてボランティア相談員による電話相談が東京で開始されました。

1977年、当時いのちの電話は全国にわずか5つのセンターでしたが、この市民運動を全国に展開するために、その中心的役割を担う組織が必要となり、日本いのちの電話連盟が結成されました。

その後この運動は飛躍的に拡大し、2011年10月1日には、いのちの電話開設40周年を迎える運びとなり、記念式典には、皇后陛下のご臨席を賜りました。

2016年現在、連盟加盟センターは49センターとなり、分室を含め電話相談を実施している都市は約60ヶ所、約6500名の相談員が活動しております。

出典 http://www.inochinodenwa.org

もともとの成り立ちが、キリスト教の宣教師によるボランティアだったそうです。(そのため、今も「いのちの電話相談員」の募集が教会で行なわれていることも)

相談員の待遇がブラックすぎる・・・!?

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ブラックバイトなどが問題になっていますが、この「いのちの電話相談員」の待遇も、とてもブラックなのではないか・・・と話題になっています。

いのちの電話の相談員はボランティアではありますが、いのちの電話を第一線で支えている存在です。相談員になるには、所定の手続きを経て、その後約1年半の養成研修を修了し、認定を受けます。

いのちの電話の活動は、電話相談の担当や研修を受けることの他、後援会活動・委員会活動・研修活動などにも積極的に参加することが望まれます。新たな研修を受けて、インターネット相談に携わっている相談員もいます。 

相談員としての活動は、すべて無償です。

出典 http://www.indt.jp

電話相談だけではなく、様々な活動への参加が求められます。

【研修日程】
2017年4月から約1年半。毎週火曜日19:00~21:30
詳しい日程は検討中です。

【受講料】
養成研修の各課程の開始日に10,000円をご持参ください。
合宿の宿泊費は別途お支払いただきます。
*受講料は理由如何に関わらず返還には応じられません。

【いのちの電話相談員としての認定】
いのちの電話の相談員としての適性をみて認定の可否を決定します。
8割以上の出席が求められます。
*認定基準のお問合せには応じられません。

【その他】
認定後は月に2回の電話担当(年数回の深夜担当を含む)、月に1回の継続研修が必須です。

出典 http://www.indt.jp

このほかに、申し込み手続き費用が3000円かかりますし、申し込み書類には自己形成史」なる、これまでの人格形成に影響を与えた人や出来事にふれつつ自分史をまとめた4,000字以内の作文が必要です。
その他、志望動機800字も・・・。

Q.研修終了後カウンセラーの資格が取得できますか?
A.一般的な資格の付与はしておりません。

出典 http://www.indt.jp

1年半の研修を自費で受け、月に一回の研修を自費で受けるにも関わらず、資格は一切とることができません。あくまでも、善意のボランティアなのですね。

相談件数は、増加している?

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2004年と2015年を比較してみました。どちらも男女比は半々。件数も2004年の総数が715,911件2015年の総数は704,904件とあまりかわりません。

相談する年代には、変化がありましたが・・・2004年は20・30代がボリュームゾーンであるのに対し、2015年は40・50年代
これは・・・もしかして、20・30代の折に悩んでいた世代がそのまま成長しただけのような気もします・・・

同連盟は「電話はひっきりなしにかかっている。相談の数自体が減ったのではなく、相談員数の減少が大きく影響している」という。

出典 https://yomidr.yomiuri.co.jp

そう、相談件数がかわらないのは、キャパシティがいっぱいいっぱいで、かかってきても取ることのできない電話がある・・・ということなんです。

全体における「自殺傾向」のある相談は、ここ10年で増加しています。いたずら電話が多くても、そこに差し迫った相談が隠れていることもあるんですね・・・

相談員が減少している

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団塊の世代が相談員のなり手として活躍してきたそうですが、定年を迎え、ごっそりと抜けてしまった・・・そして、新たななり手がいないということのようです。

相談員数は20~80歳代の170人。10年前と比べて50人も減った。24時間交代制で毎日相談に応じているが、3本ある電話回線のうち、1本だけでしか対応できない時間も増えてきた。

出典 https://yomidr.yomiuri.co.jp

どこの相談所も慢性的な人手不足で、全国的に500人もの相談員が不足しているそうです。

この状況に、世間も愕然・・・

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タビトラさんのツイートが話題になると、またたくまにこの問題は拡散「いのちの電話」の知られざるボランティア実態に驚きの声が。

これを読んで「私こそやってみよう!」という方は少ないように感じます。

様々な相談先がありますが「いのちの電話」が最も有名な名前ですね。

とくに精神のケアに関しては、まだまだ手薄なのが実情ですね。

徹夜で深刻な電話を受け続ける・・・とても負担が大きいですね。

善意であるだけに、とても悲しいです。

相談先がなくなってしまいます。

ブラックバイト問題に対処するNPO法人にて、労働相談をしている今野さんも、この問題に言及。

どう改善したらいいの?

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相談員を増やせば、負担も減ってラクになるのはわかるのですが・・・とはいえ、明日からやりますか?と言われても・・・。

一体どうすれば、この問題は解消できるのでしょうか?

大分いのちの電話は、「23~65歳」だった相談員の対象年齢を「20歳以上」に拡大。今年度から研修受講料を1万円引き下げ、3万5000円とした。

出典 https://yomidr.yomiuri.co.jp

自費負担額が減り、相談員の年齢が引き下げ、引き上げする場所も。しかし、20歳の若年層にこうした重い人生相談を受け止められるのでしょうか・・・

ネットを活用!?

これだと、在宅勤務も可能かもしれませんね。

すでに、ネット相談も始まっています。

出典 https://www.inochinodenwa.org

「いのちの電話」サイトでは、インターネット相談も受付中。試行中と書かれていますが、こちらがメインになれば、少し楽になっていくような気もします。

とはいえ、こちらのネット相談、思い立ってぱっと相談と言うわけには行かず、まず登録が必要なのです。
「死のうかな」と考えているときに新規登録をする気力があるかどうか・・・

しかも、新規登録ボタンを押すと、現在「相談受付をクローズしています」と出てしまうんです・・・・・・

私も、全く知りませんでした。半官半民くらいの組織なのかと、勝手に思っていました。

もし、電話がつながらなかったら・・・

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救える命を、ひとつ失ってしまう結果になるかもしれない・・・それは、なによりその電話を取ることができなかった相談員さんたちの心に、重くのしかかっていることだと思います。

私は、様々にあるホットラインがすべて連携することで、相談件数が増えたりしないだろうか・・・と考えましたが、大規模な連携の主導をとるのは、やはり行政機関であろうと思います。
ぜひ、改善に向けて動いてくれたらと願わずにいられません。


相談したい・・・とても辛い気持ちを誰かに話したい、そう感じている方は・・・
「いのちの電話」以外にも、様々な相談機関があります。とにかく、自分の心に寄り添ってくれる人を探してみてくださいね。

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ふつうの主婦です。時短勤務中。海外ドラマとリアリティーショウが大好きです。

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