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12~3月ごろにかけて気をつけたいインフルエンザ。インフルエンザワクチンは「打ったのにインフルエンザにかかった」「打たなかったけど毎年かからない」といった意見が錯綜し、毎年どうしようか悩む人が多いもの…。

今回は、『打つ派』・『打たない派』それぞれの言い分から、実際のところ、どちらがいいのか考えてみました。

『インフルエンザワクチン』ってどんなワクチン?

インフルエンザは、ウイルスに感染することによって次のような症状が現れる病気です。

・急な38℃以上の発熱
・頭痛、関節痛
・だるさ
・のどの痛み
・鼻水
・咳

ひどくなると、多くはありませんが、急性脳症や肺炎を引き起こすケースもあるため注意が必要です。予防には、基本的な手洗い、うがい、消毒、マスク、加湿などの対策に加えて、インフルエンザワクチンを接種する人も多いでしょう。

インフルエンザワクチンは、『不活化ワクチン』。つまり、細菌・ウイルスを殺し、免疫をつけるために成分を利用してワクチン化したものです。不活化ポリオや肺炎球菌、ヒブワクチンなどと同じですね。

でも、違うのは“毎年打たなくてはならない”ということ。インフルエンザワクチンの場合、ワクチンを打った2週後から5か月程度までしか効果が持たないのです。

そのため、毎年インフルエンザが流行する12月より前に1~2回の注射を打たなくてはいけません(13歳未満の場合、2回接種)。なお、生後6か月から打つことができますが、1歳未満の接種は効果が実証されていないため、推奨しない医師もいます。

『打つ派』の主張

『打つ』『打たない』に意見が分かれるインフルエンザワクチンですが、まずは『打つ派』の代表的な言い分を見ていきましょう。

「かかっても重症化せずに済む!」

なんといっても、急性脳症などの合併症を心配する声が多く上がっています。インフルエンザワクチンの効果は100%ではないですが、“かかっても重症化しない”ということを期待して打つ人が多いようですね。

「我が家だけ打たずにかかって学級閉鎖を招いたらと思うと…」

周囲への配慮をしている家庭も多くあるようです。特に集団生活をしている子どもがいる場合、予防接種をしていたならまだしも、接種していなくてインフルエンザにかかり、それが大流行してしまったら…。

子どもの体が心配なのはもちろんですが、一種のマナーとしても打つ、という考え方ですね。また、実際に打たずに流行を広げた(と思われた)場合、接種しなかった家庭に対して周囲が不快に思うこともあるようです。

「子どもがまだ乳児だから、絶対に持ち込まないために(親や兄弟が)打つ」「受験生だから打たせる」

子どもがまだ乳児でインフルエンザにかかったら大変!もしくは、受験生だから絶対にインフルエンザにかからせたくない!そんな家庭それぞれの状況に合わせて接種する人も多いようです。

『打たない派』の主張

では、反対に『打たない派』の言い分は何でしょうか?

「型が違うと効果がない」

その年によって、国立感染症研究所がインフルエンザワクチンに使う『ワクチン株』を選定していますが、これが実際に流行する種類と合致しないケースもあります。

また、合致していても、個人個人で抗体のつきやすさが違うということもあって、接種しない人もいるようです。

「打ったけれど、打たない年と同様にインフルエンザにかかった!」「打った年に限ってかかった!」など、実体験に基づいて接種を止めてしまった人もいます。

「副反応が怖い」

因果関係は明白になっていませんが、ワクチンを打った人の中には、まれに次のような重篤な副反応の報告例もあります。

・アナフィラキシーショック
・ギランバレー症候群
・急性脳症
・急性散在性脳脊髄炎
・肝機能障害

どのワクチンにも副反応はあるものですが、「リスクをおかしてまで打たなくても…」と考える人もいるようです。

「お金がかかる!」

インフルエンザワクチンの接種費用は、医療機関によって異なります。また、自治体によっては条件付きで補助が受けられるケースも。

しかし、数千円単位での支払いが必要になるケースがほとんどなので、家族全員で接種すると、万単位になってしまうこともあるでしょう。そういった事情から「無理して打たなくても…」と考える人もいるようです。

インフルエンザワクチンは任意接種なだけに、いろいろと悩んでしまいますよね。結局は各家庭の判断になってしまいますが、体質なども関係してくるため、悩んだ場合は信頼できる医師に相談するといいでしょう。

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