意識していないのに、何かの拍子で聴いた音楽が頭の中から離れず、繰り返し、繰り返し、メロディーが流れてくるという経験は誰でもあるはず。

これは、『イヤーワーム』という現象です。

何をしてても、頭から同じ音楽が離れなくて、まるで音楽に襲われているような気分になる人もいるそうです。

「誰か止めてくれぇ~」と叫んでも、テレビやラジオではないので、スイッチを切ったりボリュームを落としたりすることは誰にもできません。自分自身でもコントロール不能に陥っているのですから。

そんなときは、ガムを噛むと止まるという説があります。

英レディング大学によって発表された研究によると、キャッチーな曲を聴いた後でチューインガムを噛むと、曲について考える頻度がみるみるうちに低下するそうだ。

これまでの研究で、何かを口に入れる、あるいはただ顎を動かすだけで、短期記憶や音を思い浮かべる行為に干渉することが判明していたが、今回の研究は、ガムを噛む行為が頭にこびりついた音楽に与える影響を調べた初めてのものである。

 最近行われた調査によれば、90パーセントの人が週に1度は同じ旋律が強迫的に反復されるイヤーワーム現象を体験しており、うち15パーセントが ”支障となる” と答えている。今回の研究結果は、そうしたイヤーワームに悩まされる人や、それ以外の無用で気を散らせる考えを減らすうえでチューインガムが役立つ可能性を示唆している。

出典 http://karapaia.livedoor.biz

カラパイアより

また今月3日の米心理学会誌にイヤーワームが起きる理由について論文が発表されました。

英ダラム大学の音楽心理学者ケリー・ジャクボウスキ氏の研究チームはその主な理由として、テンポ、旋律の形態、独特の音程の3つの要因があることを突き止めた。ジャクボウスキ氏によると、条件となるのは「単純すぎず、複雑すぎない」楽曲であること。まずはリズムに合わせて体を動かしてしまうような、テンポの速さと軽快さが求められる。

2つ目として、頭から離れない音楽は旋律の構造は単純でもリズミカルなパターンを持っていて、音程の上下が繰り返される。童謡の多くは子どもたちに覚えてもらいやすいよう、このパターンで作曲されているという。

3つ目の条件は、全体的には単純で均一なパターンを保ちながら、不意に独特の音程が入ること、「つまり単純ながら変わっている」(ジャクボウスキ氏)楽曲だという。

出典 http://www.cnn.co.jp

CNNジャパンより

出典 YouTube

例えばこんな曲です。

イギリスの3千人を対象に調査をしたところ、耳にこびりついて離れない音楽は、圧倒的にレディガガの楽曲が多かったそうです。

イヤーワームを起こしてしまううような音楽は、ヒットする傾向にあるという研究はまだ行われていませんが、そこには、彼女の歌が次々とヒットするしくみが隠されているのかもしれません。

昨年、日本でも同じように耳について離れない歌が大ヒットしたのを覚えていますか?
これです。

出典 YouTube

ただし、これらの楽曲のイヤーワームはヒットを生みだし、人々を不快にはしなかったはずです。

不快になってくるイヤーワームと、そうでなく逆にヒットを生むイヤーワームはどこが違うのか?その違いの差はわかりませんが、夢にも悪夢と気持ちが良い夢がある違いなのかもしれません。

夢は寝ている時に起きるもので、本人の意識とは関係なく見るものです。それと同じでイヤーワームも本人の意識とは関係なく突然起きてしまいます。夢とイヤーワームの大きな違いを言えば、夢は寝ている時で、イヤーワームは目覚めている時に起きる現象ということですね。

たぶん、どちらも脳になんらしかの関係があるのでしょう。

ネットでこの件について調べていたところ、同じようなことが書かれたものが見つかりましたので参考のために、最後にそちらもリンクしておきます。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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