「いきなり結婚族」という言葉をご存知ですか?恋愛は面倒、セックスはイヤ、でも結婚はしたい!そんな若者が増えているのだそうです。11月24日放送のNHK「クローズアップ現代」で、この「いきなり結婚族」にスポットを当てて紹介していました。

恋愛→面倒。セックス→関心なし。

9月に発表された国の調査でも、独身男性の約7割、女性の約6割に交際相手がおらず、独身男女の4割に性経験がないことが明らかになった。一方、恋愛プロセスを飛ばして「いきなり結婚」を目指す若者もいるという。

出典 http://www.nhk.or.jp

ちなみに、内閣調べでの「恋人はいらない」と思う理由の第一位は「恋愛が面倒」というものでした。

子供が欲しいからブログで結婚相手を募集

恋愛をすっ飛ばして結婚したい、その真意は何なのでしょうか。番組で取り上げられたある女性は、仕事もプライベートも充実しているし、シェアハウスで暮らしているので帰宅しても寂しくないといいます。シェアハウスでは男女一緒に暮らしていますが、その男性たちは兄弟の様なもので恋愛感情はなく、わざわざ恋愛したいという気持ちは起こりません。けれど結婚はしたい、その理由は子供が欲しいから。

そこで彼女が考えたのが、自分のブログで結婚相手を募集するという方法。「年齢・年収・見た目は問わない」という条件で募集したところ、3週間で25人から応募があったそうです。

結婚相手には恋愛のドキドキではなく、共同生活を過ごすことが出来ると感じることを求めていると語りました。

生活の安定を求めてスマホアプリで結婚相手を探す

ある女性は、無料婚活アプリで結婚相手を探しています。結婚の目的は生活の安定。介護の仕事をする彼女の年収は200万円程度、一緒に生活し、家計をシェアする事で生活を安定させたいといいます。大手の結婚相談所では、20代の利用者が増加傾向にあり、大学在学中から登録する人もいるそうです。

「逃げ恥」に共感する人が多数

「いきなり結婚」というワードであの人気ドラマを思い出した人も多いのではないでしょうか。新垣結衣さん主演の『逃げるは恥だが役に立つ』就職としての契約結婚という設定のこのドラマを、若者達はどう捉えているのでしょう。

番組では、原作者の海野つなみさんにインタビュー。海野つなみさんの元には、多くの読者から共感の声が寄せられているといいます。

「『逃げ恥』見ていると早く結婚したくなる」「早く安定したい」などの読者の声を読んでいると、就活や仕事、婚活などに疲れてしまった人たちが「逃げたい。契約結婚でいい」と思っていると感じることがあると語りました。

無駄が省けるならあり

また、恋愛自体が面倒なだけでなく、「恋人を作る努力がすでに面倒臭い」「告白してダメだった時に、SNSなどで他の人バレるのが怖い」など、リスクを冒してまで恋人を作りたくないと考える人も多いようです。

番組ゲストの春香クリスティーンさんは、何年も付き合った相手とダメになった時の、時間やお金、そしてその感情の起伏が嫌とコメント。「経済的な安定」や「子供が欲しい」など目的がはっきりしている場合、無駄が省けるのだから「いきなり結婚」もありだと語りました。

理由は現代日本の余裕のなさ?

また、ゲストの中央大学の山田昌弘教授は、現在日本の経済的な余裕のなさが「いきなり結婚」を望む理由だと分析。「恋愛は無駄」と語る若者達は、コストパフォーマンスで結婚を考えているといいます。失敗したくないという思いが強く、無駄だと感じる事や、リスクに感じる事を、どうしても避けてしまうのです。

この事は、恋愛に対して「憧れ」ではなく、「リスク」や「コスト」を考えてしまう時代になったとも言えるかもしれません。

SNSでは否定の声と共感の声が

相手ではなく、あくまで自分の生活の安定を求めているという印象を持つ人も。

コスパだけで見ると、いきなり結婚、いきなり離婚という事もあるかもしれません。

その無駄こそが大切なのでは?と考える人もいます。

ほぼほぼ同意という人も少なくありません。

今日のクロ現面白かった。つか私はいきなり結婚族の走りなんだってことが分かった。私の人生に恋愛要素はあまりない。恋愛の様な不安定な関係は私にはあまり必要なかった。恋愛はあまり長続きしないもので、息の長い結婚生活には不必要だから。

出典 https://twitter.com

むしろ恋愛は結婚には不必要という意見も。

確かに、恋愛結婚になってからの方が歴史は短いとも言えます。

日本では、ほんの数十年前まではお見合い結婚が主流でした。それを考えると「いきなり結婚」自体は、それほど変わったことではないのかもしれません。

ただ、恋愛よりも結婚生活の方が面倒なことが多いのも事実。それを踏まえた上で、結婚というものをどう捉えるのかというのが、大きな鍵となるかもしれません。

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