驚きのPVで世界に注目されるバンド「OK Go」

アメリカのロックバンド「OK Go(オーケー・ゴー)」を知っていますか?

米シカゴ出身の4人組ギター・ポップ・バンド。ダミアン・クーラッシュ(vo,g)とティム・ノードウィンド(b)を中心に1999年結成。2002年、アルバム『オーケー・ゴー』でデビュー。ウィーザー以降の米モダン・ポップを継承するサウンドで日本でも注目を集める。

出典 http://ro69.jp

ポップな楽曲だけでなく、彼らが世界から注目されているのは「驚きのPV」。毎回、新たなアイデアで制作されるPV(プロモーションビデオ/ミュージックビデオ)は、そのクオリティの高さで視聴者を驚かせています。

そんなOK Goが、新しいミュージックビデオを発表しました。

新しく発表されたPV「The One Moment」

今回、新しくミュージックビデオが作成されたのは『The One Moment』、2014年に発表されたアルバム『Hungry Ghosts』に収録されている楽曲です。そのクオリティに視聴した人たちから驚きの声が上がっています。

▼そんなPVがこちら!

出典 YouTube

スタッフの開始の声を受けて、噴き出す粉塵、割れる球体、破裂するギター…一瞬でめまぐるしく、いろいろなものが映っています。そして、画面に表示される言葉。

What you just saw was real 
ant it took 4.2 seconds

Here's the same moment slowd down

出典 https://www.youtube.com

合成などなく、たった4.2秒のあいだに起こった出来事であったことを説明。そして、その同じシーンをスロー再生したものが始まります。

▼曲のテンポと、しっかり合ってる!

出典 https://www.youtube.com

通常再生では、パパパパパパッとあっという間に変化していったように見えた映像も、音楽とともにスロー再生すると、それぞれの動作がしっかりメロディとリンクしていたことがわかります。ひとつひとつの球体の破裂のタイミングも、メロディとしっかり合ってます!

▼パラパラ写真の口も、歌詞と合わせてある!

出典 https://www.youtube.com

途中に、パラパラマンガのようにめくられていた写真も、スロー再生すると歌詞と同じように口が動いています。

クオリティ高すぎ!な、これまでのPVも注目。

これまでに発表されたPVは、どれも斬新なアイデアと高いクオリティで、常に世界を驚かせてきました。その一部をご紹介します。

≫≫無重力で撮影された「Upside Down & Inside Out」

出典 YouTube

ロシアのROSCOSMOSとガガーリン宇宙飛行士訓練センター、そしてロシアのS7航空からの全面協力を受けて撮影されました。訓練用の特別機が空中を放物線上に飛ぶ際に生まれる「無重力状態」を使って撮影しているんです。

しかも1度の飛行で生まれる無重力状態はわずか27秒。バンドはこれを8回繰り返して216秒の無重力を作ることに成功、この短い間で全ての映像を撮影してしまう

出典 http://www.gizmodo.jp

OK Goは、最終撮影前に3週間にわたってロシア連邦宇宙局で訓練を受けていたそうです。

≫≫Perfumeも登場!日本で撮影された「I Won't Let You Down」

出典 YouTube

日本人スタッフが手掛け、日本で撮影された、このPV。日本人アーティストを出演させたいという意向から、冒頭のシーンにPerfumeの3人がスタッフとして登場しています。

2000人以上のダンサーを起用し、CGは一切なしで最初から最後までワンカット(一発撮り)。「最新デジタル技術に支えられたアナログ的表現」はコンセプトの1つとして意識していました。

出典 http://www.itmedia.co.jp

メンバーが乗っているのはHondaの自動一輪車、撮影がドローンで行われるなど最新デジタル技術が多様されていますが、ワンカットでこのマスゲームを成功させるのは、かなりの苦難があったと思われます。

≫≫壮大なピタゴラ装置が見もの!「This Too Shall Pass」

出典 YouTube

ドミノ倒しをきっかけに、ボールが動き、スイッチが入り…と、日本では「ピタゴラ装置」とも呼ばれるこの仕掛け。アメリカのクリエイティブ・エンジニア集団「SYYN LABS」とのコラボレーションで生み出されました。

OK GoからSYYN LABSへの要求は、"面白いけどやりすぎず、ハイテクすぎず、ついていくのが簡単"な作品。マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボにコンタクトし、共同で制作を行ったそうだ。

また、少ない予算も苦労した点の1つ。ゴミを教育のために提供する組織「Trash for Teaching」と協力し、医療工場跡にあったゴミなど廃棄物を使用したという。

出典 http://white-screen.jp

ペンキまみれのメンバーの姿から、何テイクもかけてチャレンジした撮影であることがうかがえます。

≫≫錯視を利用した不思議な映像の「The Writing's On the Wall」

出典 YouTube

角度や距離感、人間の目の性質を利用したトリックアート的な手法でPVを作り上げています。

メンバーのティム・ノードウィンドはメイキング動画で「このビデオはすべて、イリュージョン(錯覚)とパースペクティブ(遠近法、遠近感)でできている」と証言する。

「僕ら(OK GO)はバンドとして始めたけれど、(音楽同様)アートやビデオ、本も好きなんだ。だから音楽ビデオやアートを融合させた仕事ができてラッキーだと思ってる」

出典 http://news.aol.jp

≫≫PVが注目されるきっかけとなった「Here It Goes Again」

出典 YouTube

数々のPVで注目を集めるようになった、最初の作品がこちら2ndシングル「ヒア・イット・ゴーズ・アゲイン」です。このPVが彼らの名前を世界に広めました。

姉の振り付けで、フィットネス・ジムのランニング・マシーン8台を駆使した体操のような踊りが、YouTubeで大爆発し累計4,700万回を超える視聴を記録した

出典 https://www.barks.jp

このPVは、YouTubeビデオ・アウォーズや2007年度グラミー賞最優秀短編ミュージック・ビデオ部門に輝き、MTVビデオ・ミュージック・アウォーズ授賞式で再現されて話題になりました。

テクノロジーよりも、エモーショナルを大切に

数々のPVを発表してきたOK Go。インタビューでは、自分たちでアイデアを出したりディレクションを行っていると答えています。そこには彼らのPVに対する考えがありました。

15~20年前のビデオはレコードを買ってもらうためのバンドの宣伝ツールの一つだった。でも今ではそういう概念がなくなり、僕たちは宣伝効果より自分たちのクリエイティヴィティを表現するツールとして、楽曲やコンサートと同じように捉えているんだ。だから人任せにするのではなく、自分たちでアイディアを出し、監督することに意義があるんだよ。

出典 http://www.bs-asahi.co.jp

最新のテクノロジーやツールを多用していることで注目を集めることもありますが、彼らがこだわっているのはテクノロジーではなく、エモーションであるということをインタビューで答えています。

数年前に作ったルームランナーが出てくるMVを見て「すげーな」って言ってもらえると嬉しいんだよ。画質とか作られた時期やスペック的な問題に関係なく、単純に感動して欲しい。新しいだけのテクノロジーだけでは、真新しさがなくなった時に退屈なものになるだろ? だから、テクノロジーよりも、もっと単純なエモーショナルな部分を狙っていると言ってもいいかも。

出典 http://www.gizmodo.jp

OK Goのオフィシャルサイトや、YouTubeのオフィシャルチャンネルでは、他にもたくさんのPVが公開されています。(中には1つの楽曲で2バージョンPVが存在したりも!)どれもクオリティの高い仕上がりですので、まだ見たことない方はぜひチェックしていただきたいです。

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