以前、義母様に聞いた話です。

義母様「『疲れたの椅子』は部屋にひとつしかないのよ」
私「『疲れたの椅子』?」
義母様「“疲れた”って言って座れる椅子誰かひとり“疲れた~”って言っちゃうと、他の人はその人に気を遣わなきゃいけなくてもう“疲れた”って言えないでしょ。だから『疲れたの椅子』はひとつしかないの」

誰かが「疲れた」と言うと、他の人は「疲れた」と言えない。

確かに、誰かに「疲れた」と言われてしまうと、自分が疲れていても「疲れた」とは言えなくなります。

繁忙期など誰もが数々の仕事に追われて忙しい時に「あ~疲れた。もうすごい忙しくてさ~……」等と愚痴を言われると(私だって忙しいのにな)とモヤモヤしつつも、「大変だね。大丈夫?」等と気を使ってしまいます。

「疲れた」と言っている人に対して「いや~私も忙しくってさ~……」等と返答してしまうと、先に言った人は(なんだよ、俺が疲れてるって言ってんのに)と逆にモヤモヤさせてしまったり、お互いイライラして嫌な空気になってしまうかもしれません。

どんな椅子も「譲り合い」が大切。

この話は、義母がよく「疲れた」「忙しい」と言うらしい義父の愚痴の中で聞いた話でした。

義母「お父さん(私にとっては義父)は『疲れたの椅子』に座りっぱなし。私だってたまには座りたいわよ」

もちろん、時には椅子に座って休むことも必要です。立ちっぱなし動きっぱなしでは疲れてしまいます。「疲れた」と愚痴を聞いてもらったり、ちょっと気を使ってもらうだけで気持ちがかなり軽くなります。

でも、電車やバスの椅子を譲り合って使うように、『疲れたの椅子』も自分に余裕ができた時には立ち上がって譲る必要があると思います。「あなたも疲れてるよね」「座らせてくれて(愚痴を聞いてくれて)ありがとう」「今度はあなたが座って休んで(愚痴を言って発散して)」と言って譲り合うことで、もっと円滑に『疲れた』は発散されるんだろうなぁと感じました。

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仙台出身、結婚を機に夫の地元:栃木に移住。主婦。
0歳児の長男に振り回される日々を送っています。

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