「すっかり主婦になったね」。

先日、独身で仕事をしている友達・Fちゃんと会ってきました。その何気ない会話の中での出来事です。

出典 http://ameblo.jp

私は「主婦」です。「職業は?」と聞かれれば「主婦です」と答えます。でも、この時はなぜかモヤッとしてしまいました。

色々考えた結果、モヤッとの原因は「主婦」という仕事に対する軽いイメージを、Fちゃんの返答に感じたからなのではないかと思いました。

独身で、仕事をして、毎日忙しくも日々を一人の女性として謳歌するFちゃんからすれば、もしかしたら「主婦」=「家事・育児は大変だろうけど、ずっと家にいて、自由にお出かけや休憩もできるもの」という風に感じられるのかもしれません。

実際「そうでしょ?」と言われれば「そうです」と言うしかないんですが……ここでもまたモヤッとしてしまいそうです。

「主婦」って一体どういうものなんだろう?

一体「主婦」ってなんなんでしょう。そんなにも軽いものなんでしょうか。考えてみました。

そもそも「主婦」の定義は?

主婦(しゅふ 英:Housewife あるいは Homemaker)は、一般に家事・育児を主にする既婚(もしくは内縁)の女性をいう。
近年では専業主婦や兼業主婦などの語もみられる。現代では、主婦は必ずしも家庭内役割のみを担っているわけではなく、フルタイムで管理職として働く女性も含まれるが、「男は賃金労働、女は家事・育児」とする、身体機能(出産・授乳)から派生した性役割分担に期待された家庭内役割の責任を負い、実際に遂行する女性を表すことが多い。

出典 https://ja.wikipedia.org

「主婦」にはフルタイムで働く女性も含まれているんですね。知りませんでした。

私は「専業主婦」に当たります。今回はその「専業主婦」について考えたいと思います。

世間の「専業主婦」のイメージは?

街のアンケート結果でも、20代が憧れる理想の専業主婦イメージは「ラクそう」「夫が亭主関白じゃない人」「寝たいときに寝られる」「お昼は友達とランチ→ヨガ→エステ」といった夢か妄想のようなものばかり。

出典 https://news.careerconnection.jp

やっぱりそんな感じなんですね。もちろん、あくまで理想のイメージということですし、一部の意見なんだとは思うんですが。

「ラクそう」と言われると、「そこまでラクではない」と思っても、反論が難しいのが悔しいなと感じました。仕事している人が労働の評価・対価に第三者からお金を得るのでプラスな行動というイメージに対し、専業主婦は家事労働で第三者から評価されたり、お金を得たりしていないのでプラマイゼロな行動のようなイメージになってしまうのかもしれません。

私の「現実」も極端な例なのかも……忙しくも、身なりをきちんとされている専業主婦の方はいっぱいいます。

もしかしたらイメージのような生活をしている専業主婦の方もいるのかもしれませんが、私の周りには一人もいません。

『「専業主婦の仕事」=「独身時代の生活」-「会社の仕事」ってことでしょ?つまり毎日がホリデー☆好きなことばっかりできる~♬』と思っているのなら、それは勘違いです。

「主婦」を「労働」とした時の対価はいくら?

「主婦」の仕事ってどういうものでしょうか。

洗濯をし、掃除をし、買い物に行き、ご飯を作り、片付けをし、その他アイロンがけやボタン付け等の雑事をこなす主婦。母になればこれにさらに育児が加わり、また人によってはこれに更にPTA、子ども会、介護等が加わります。

これを全部所謂「ボランティア」でやってるんですよね……改めて考えるととてもすごいことです。主婦で無く、働きながらこれをこなしている方もいるんですから、本当に大変です。

では、「主婦」を「労働」として考えた時、一体いくら位のお金になるんでしょうか?

残念ながら「主婦」という職業は無いので、一番似た内容の仕事と思われる「家政婦」の収入の相場について調べてみました。

住み込みの家政婦になると、日給がぐんとあがり15000円以上となるそうです。週7日×15000円=85000円。
週給で85000だと、月換算で月収34万円となります。

出典 http://heikinnenshu.jp

「34万」と数字で表されるとずっしり来ますね……今すぐ1か月で稼いでこいと言われても、稼げる自信がありません。

家事をまとめて他の誰かにやってもらおうとすると、これだけのお金がかかるんですね。世の母(父の場合もありますが)はこれに更に育児諸々をプラスして、「ありがとう」とか言われなくても当たり前として取り組んできたなんて……改めて自分を育ててくれた祖母・母に感謝です。

「専業主婦」=「ラク」とは思われるのはやっぱり悔しい。

私は別に「主婦の仕事だってこんなに大変なんだからね!」と怒ったり「主婦ですけど何か文句でもある?」と威張ったりしたいわけではありません。でも「私は家事・育児しかしていないから……」と引け目を感じて生きるのも、軽く見られるのも違うように思います。

仕事をしている人が時間を制約されるように、専業主婦は家族の時間に制約されます。独身の方が自分のお金を自由にできるのに対し、経済的には自分の出費より家族の出費を優先させることが多くなります。会社に責任やストレスがあるように、家庭にも諸々の責任やストレスがあります。

それなのに単純に「主婦はラクでいいな~」と思われたりするのはやっぱり悔しいです。

「専業主婦」でも胸を張って生きたい。

私にとって、「専業主婦」は生き方の選択肢のひとつでした。

当時の私が色々考えた末に、そうするべきだろうと判断して選択した生き方です。それを選ぶために、諦めたり我慢したことがあります。今もあります。他の専業主婦の方も、そうなのではないでしょうか。

「仕事しなくていいからラクでいいわ~☆彡」という単純な考えで専業主婦をしているわけではない、ということは、わかってもらえたらなぁと思います。

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仙台出身、結婚を機に夫の地元:栃木に移住。主婦。
0歳児の長男に振り回される日々を送っています。

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