おにぎり早食い競争で男性が死亡…

滋賀県彦根市で、今月13日に行われたJA主催の「おにぎり早食い競争」で、男性がおにぎりをのどに詰まらせ、3日後に死亡していたことがわかりました。

JAによりますと、この催しに参加した滋賀県甲良町に住む28歳の男性が、おにぎりをのどに詰まらせて病院に運ばれ、手当てを受けていましたが、3日後の今月16日に死亡したということです。

早食い競争は5個のおにぎりをどれだけ早く食べることができるかを競うもので、男性は5個目のおにぎりを口に入れたあと倒れ、意識を失ったということです。

出典 http://www3.nhk.or.jp

この競争には、小学校高学年から40代くらいまでの男女15名が参加していました。死亡した男性は、昨年の「おにぎり大食い競争」の優勝者だったそうです。倒れた男性の様子をみた職員が119番をし、会場に偶然居合わせた医師や看護師が救護しましたが、心肺停止状態でした。当日は、おにぎり早食い競争以外にも、様々な催しが予定されていましたが、事故後、予定していたプログラムは中止されました。

PRのためのイベント。安全への配慮は?

JAによると、イベントは「ふれあいフェスティバル」で、同市の彦根総合地方卸売市場で13日に開催。農産物をPRする毎年恒例の催しの一環で、近江米「みずかがみ」を宣伝する目的で、おにぎり早食い競争を開催した。

出典 http://www.chunichi.co.jp

例年行われていたという、この「早食い競争」。
優勝者には近江牛1キロ、2、3位には近江牛500グラムが賞品として用意されていたため、出場者たちのやる気は大きかったのかもしれません。

およそコンビニのおにぎりサイズのものを5個食べる、という競技であったようですが、主催者側は「安全には配慮していた」と取材に答えています。

主催者であるJA東びわこは「お茶を用意し落ち着いて食べるようアナウンスするなど、安全には配慮していたが、このような事故が起きて残念です」としています。

出典 http://www.mbs.jp

「まさか、そんな事故がおきるなんて…」

「おにぎりの早食いで死亡」という驚きのニュースに、Twitterでも「ありえない!」「早食い競争はPRになっているの?」という批判の多く声が上がっていました。

しかし、こういった早食い競争による死亡事故は、過去にもニュースとなったケースが存在します。

テレビ番組のマネをして給食で早食い競争。中学生男子が死亡

2002年、愛知県西尾市では中学2年生の男子生徒が給食のロールパンがのどに詰まって死亡するという事故が発生しています。

教室を飛び出し、手洗い場で苦しみながら倒れた男子生徒に、かけつけた養護教諭らがのどに詰まった一部を取り除いたものの、脳に酸素がゆき渡らない低酸素症状を引き起こし、救急車で病院に運ばれる頃にはすでに心肺停止状態だったそうです。

この事故の背景には「フードファイト」と呼ばれ人気を博していた「大食い番組」の影響がありました。

事件当初、なぜ男子学生がそのような死に方をしたのか、学校側は不明としていました。しかし警察が捜査を行った結果、テレビで放送されている大食い番組のマネをしてクラスメートと早食い競争したために起こった事故だと判明します。

出典 http://news.livedoor.com

事故を受けて学校が行った調査では、多くの生徒が「フードファイトごっこ」として給食の早食いをした経験があることが判明しました。

この報道を受けて、当時放送されていた「大食い番組」は全て放送中止。放送が予定されていたフードバトルをテーマにしたドラマもお蔵入り。その後、視聴者からの大きな反発もあり、数年間「大食い番組」の放送は自粛されました。

「何秒で食べられる?」給食のパンを早食い。小6男子が死亡

2008年、千葉県船橋市では小学6年生の男子児童が給食のパンをのどに詰まらせて窒息死する事故が発生しています。

教諭は背中をたたいたり、さすったりし、周囲の児童がスープを飲ませるなどし、男子児童は廊下の手洗い場で吐こうとしたが、パンは取り除けなかったという。

男子児童が「苦しい」と訴えたため、担任教諭らが児童を廊下に横たわらせて119番し、応急処置の指示を仰いだ。救急隊が着いた時、男子児童はすでに心肺停止状態で、気管に詰まったパンを器具を使って除去したが、回復しなかった。市内の病院に運ばれたが、死亡した。

出典スポーツ報知2008年10月22日より

当初、学校側は「競争はなかった」としていました。しかしその後、保護者や生徒の証言により、早食い競争が男子児童たちの間で何度か行われていたこと、何秒で食べられるかやってみれば」と声かけがされていたことなどが判明しました。

アメリカ水飲み大会。優勝者が「水中毒」で死亡

2007年、アメリカのラジオ局が家庭用ゲーム機「Wii」を景品とした「水飲みコンテスト」を開催。3人の子どもを持つジェニファー・ストレンジさん(27歳)が3時間超でほぼ2ガロン(約7.5リットル)を飲んで優勝したのですが、数時間後に死亡してしまうという事故がありました。

本人が「妊娠したように見える」と言っていたほどお腹は膨らみ、大会中から頭痛と目まいを訴えていたという。また、米放送局CBSは、ラジオ局関係者の話として「彼女は家に帰る際、体調を崩して頭が痛いと泣いていた」との証言も紹介している。

結局、自宅へ戻ったストレンジさんは、大会の数時間後に帰らぬ人となった。死因は急性水中毒。

出典 http://www.narinari.com

ストレンジさんのケースでは、急速な水の摂取をしたことで脳が腫れて呼吸のコントロールができなくなり、死を招いてしまったようです。

テレビ番組では「絶対に真似しないで下さい」のテロップも。

▼「マツコの知らない世界」にフードファイターが出演

出典 http://www.tbs.co.jp

いまでは、ほとんど放送されなくなった「早食い/大食い競争」番組ですが、2016年5月3日に放送されたTBS「マツコの知らない世界」では、かつてフードファイト番組で活躍していた小林尊さん、赤阪尊子さんらが出演し、フードファイター達の驚きの身体能力や大食いテクニックなどを披露していました。

この番組では、番組最後に「真似するのは大変に危険」とテロップとナレーションにより注意喚起がなされています。

視聴者の皆さん、小林さんはプロの大食いアスリートです。今回の収録も安全に配慮して行っております。気軽に真似するのは大変に危険ですので、ご注意を!

出典TBS「マツコの知らない世界」2016年5月3日放送より

小林さんと番組で大食い対決をしたマツコさん自身も、「昔、マネしちゃってなんかいろいろ事故がおきたけど、絶対にマネしちゃダメよ!こんなの。こんなの無理よ!この人達、頭おかしいですからね!」と釘をさしていました。

全国でイベントとして行われる「早食い競争」、今後の対策を。

「早食い競争」に気軽な気持ちで参加することが危険であることは当然ですが、一方で今回事故が起きた滋賀県彦根市のイベントだけでなく、全国各地で「町おこし」イベントとして行われている「早食い競争」は他にも存在します。イベント主催者側も危険性を自覚し、今後おなじような悲劇を繰り返さないために安全対策を講じていくことが求められます。

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