出典 http://www.foxnews.com

この一枚の写真をみて、何か不思議なものが写っていることに気付きましたか?

雪の中から2本飛び出しているのは、ユーラシア大陸や北米大陸の極寒地に生息する大型の鹿、ムース(ヘラジカ)の角です。体重は大きいもので800キロを越え、角だけでも2mもあるものさえいる巨大なヘラジカ。

いったいなぜ角がこんなところに埋もれているのでしょう。

発見されたのは、アラスカのウナラクリートという小さな町から人里離れた場所でした。

11月2日、ウナラクリートで中学教師をしているブラッド・ウェブスターさんは、新しくこの地に越してきた友人を連れて、自分自身がボランティアをしているキャンプ地の近く、そうこの場所に足を延ばしていました。

その時ふと目についたのが、最初の写真にうつっているあの大きな角だったのです。

ヘラジカ(ムース、またはエルク)

出典 http://animal-dream.com

その時は一頭のヘラジカだろうと思いましたが、近づいてみると、驚いたことにそれは角が絡み合った2頭のシカでした。

ウェブスターさんは、いったい何が起こったのか、最初は全く見当もつきませんでした。
その日は、興奮冷めやらぬ中、そのままいったん帰宅し、2日後に写真を撮影したジェフ・エリクソンさんと共に再び2頭のシカが凍っていた場所に戻ってきたのです。

時が止まったように凍った2頭のヘラジカ

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考えた末、ウェブスターさんは、こういう結論に達しました。

「2頭の雄が雌ジカを巡って闘っていたのではないだろうか。そして、そのうちの1頭が相手の角によって重傷を負いそのまま絶命。絡み合った角を解くことができず、勝者だったはずのもう1頭もおそらく道連れになって絶命したのだ。」

激闘を繰り広げた2頭は あの時のまま時が止まったように・・・

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自然の摂理、そして静寂の中に生と死をひしひしと感じる写真です。

これは現実の世界。だからこそ、厳しく、そしてとてつもなく哀しい。

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20㎝の厚さがあった氷を割って、シカを取りだし、保存される頭蓋骨だけを残し、あとは片付けられたということです。

これまでに見つかったことがない形で発見された2頭のヘラジカ。目を閉じると2頭が闘っている様が目に浮かびます。

この闘いに勝者はいませんでした。闘いが終わり、ライバルだった2頭のオスが、同じ場所で一生を終えることになったこと、それはなんと皮肉なことなのでしょう。人間も同じです。武器を持ってお互いの命を奪おうと戦っていても、結局は誰もがいつかは死んでまうことは避けられません。

ならば、共存共栄できる道を選びたいものです。人間にはその知恵が残されていると思うからです。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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