出典Spotlight編集部撮影

モデル、タレント、俳優として活躍している栗原類さんが、自身の発達障害(ADD 注意欠陥障害)に関する書籍「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」を10月6日に発売しました。

そこで「ソコ行く!?ソレ聞く!?取材班」は、栗原さんにインタビューを敢行。3日連続公開中の2記事目では、日本とアメリカの学校生活について赤裸々に語っていただきました。

小・中学校時代は意見を言うことすら許されなかった

出典Spotlight編集部撮影

栗原:僕の通っていた中学校は小学校の同級生のほとんどが進学するような学校。好きな人も嫌いな人もそのまま一緒にいて人間関係の変化がありませんでした。だから小学校の頃からの関係が続いていて、たとえば「面白いアニメがあったよ」と言っても、「ふーん、だから?」と意見することすら許されないような雰囲気でした。

今振り返ると、小中学校時代にはもう少し認めて欲しかった、意見を受け入れて欲しかったという思いはあります。

小学校から高校までの間で、一番居心地が良かったのは高校時代でした。高校には知り合いが全くいなかったので、中学校までの先入観なしで受け入れてもらえました。もちろん、僕が人を不快にさせないように、注意深く接していたことも起因していると思います。

そういう意味では、僕という人間を初めて認めてもらえたと思える場所でもありました。

日本の先生を信用するのはやめました

栗原:母の考えで僕は日本と海外の学校を転々としていました。両方の学校を経験するといろんな違いに気が付きました。

たとえば学校の先生。アメリカでは、先生はどんなに忙しくても、クラスで起きた問題を解決しなければならないことになっています。逆に、生徒も何か問題が起きた時は、先生に話さなければなりません。

日本の先生とは違い、ただ話を聞くだけではなく、問題を起こした生徒に対して、なぜやったのか、今後どうしなければいけないのかアドバイスをするなど、解決に向けて行動してくれまし。この徹底的に生徒とコミュニケーションを取る姿勢は、日本ではあまりないように思います。

アメリカの学校のルールにならって、日本でも問題が起きた時は先生に話をしていました。しかし、同じことをしていても日本では同級生に「チクっている」と見なされ、先生は口で応答するだけで解決するための行動は起こしてくれませんでした。この経験から、日本の先生を信用することをやめました。

僕にとって、話を聞いてくれて信頼できる大人は、母と主治医だけでした。

得意なこと・不得意なことを知って欲しい

出典Spotlight編集部撮影

栗原:もし皆さんの周りに発達障害の人がいたら、その人の得意なこと、不得意なことを知って欲しいと思います。そして、何が不得意なのかわかっているのなら、失敗した時に責めないであげてください。

発達障害の人はもともと自己肯定感が低い人が多いので、不得意なことを任されて失敗を否定されたら、もっと自己肯定感が低くなってしまうと思います。だから不得意なことがわかっているなら、押し付けすぎないで欲しいのです。

逆に、得意・不得意に関わらず何かを成し遂げたら「すごいね」と一言でも言ってあげるだけで違うと思います。

-----

明日公開する最後の記事では、強い信頼関係で繋がった母親について、栗原さんに語っていただきました。ドラマなどでベッドシーンが流れたとしても自然に話せる関係のようですが、いったいどのような教育を受けてきたのでしょう。

発売中の書籍「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」では、より詳細なエピソードやお母様や主治医の先生のお話も掲載されていますので、ぜひご覧ください。

<取材・文/横田由起 撮影/長谷英史>

この記事を書いたユーザー

Spotlight編集部 このユーザーの他の記事を見る

Spotlight編集部の公式アカウントです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス