宮崎駿がCGアニメに挑戦!?NHKのドキュメンタリー番組で密着

11月13日、NHKスペシャル「終わらない人 宮崎駿」が放送されました。

番組では引退宣言後の宮崎駿氏に密着。隠居生活をおくっているかと思いきや、若きCGアニメーター達の技術に魅了され、監督がかつて実現できなかった幻の作品の制作に着手していたのです。

3年前、突然引退を宣言したアニメーション映画監督・宮崎駿さん。世捨て人のような隠居生活を送り、「もう終わった」と誰もが思っていました。でも実は終わっていなかったのです。手描きを貫いてきた宮崎さんが、75歳にしてCGで短編映画に初挑戦。

出典 http://www.nhk.or.jp

NHKの番組では、スタジオジブリに新たにスタッフが集結し、これまでとは違うデジタルの世界にチャレンジしていく宮崎氏の姿が映されていました。

その放送のなかで、宮崎氏がタッグを組んだCGアニメーター・櫻井優平さんに注目が集まりました。CGアニメの技術の高さはもちろんですが、その美しさから視聴者のなかには女性と間違う人も多くいたようです。

CGアニメーター・櫻木優平さんが気になる!

イケメン、というより美人という言葉のほうがしっくりくる美しさ…。若干30歳ながら、多くの作品を手掛けている業界ではすでに有名人のアニメーターさんです。

櫻木さんは熊本出身。高校卒業後、地元で就職したものの長続きせず。入りなおした専門学校でCGを学び、趣味でアニメの制作を開始。23歳のとき、一世一代の決意で上京しました。

出典NHKBSプレミアム「庵野さんと僕らの向こう見ずな挑戦」2016年9月11日放送より

実写映像・グラフィックデザインを学んだ後は、フリーランスとして活動をはじめました。5年ほど前から「アニメCG」に注力し、自主制作でアニメーションを発表。クオリティの高さから、業界の注目を集めました。

出典 YouTube

2010年に公開した自主制作されたアニメーション動画。

岩井俊二監督のアニメ作品でCGディレクターに抜擢

▼映画「花とアリス殺人事件」

出典 https://www.amazon.co.jp

2004年製作・公開の岩井俊二監督による青春ドラマ『花とアリス』の前日譚となるアニメーション映画。岩井俊二が初めて長編アニメーションを手掛け、話題となりました。櫻木さんは、この作品の3DCGアニメーションパートのディレクターを務めています。

セル画で制作されたアニメの質感を追求する「セルルック3DCG」の手法は高く評価され、この作品は第19回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門優秀賞を受賞しています。

庵野監督企画「日本アニメ(ーター)見本市」に最年少参加

アニメ「エヴァンゲリオン」「シンゴジラ」で知られる庵野秀明による企画立案で始動した「日本アニメ(ーター)見本市」。日本のアニメ、およびアニメーターの才能を開拓する企画で、こちらで発表された作品は国内外で大きく注目されました。

▼短編アニメ「新世紀いんぱくつ」

出典 http://animatorexpo.com

櫻木さんは、見本市では最年少の監督として参加。庵野監督の代表作「エヴァンゲリオン」のスピンオフ作品を発表しました。これまでにフリーで作品制作してきた実力から、脚本・コンテ・キャラクター原案・アニメーションディレクター・モデリングディレクター・リギングディレクター・監督と一人で多くの役割を担い作品を作り上げました。

宮崎駿監督の最新作でアニメーションディレクターに採用

初めてのジブリの現場や制作について、櫻木さんはインタビューでこう語っています。

『毛虫のボロ』は、三鷹の森ジブリ美術館で公開される作品なので、いつまで制作が続くのか僕にも本当にわからないんですよ。なので、来年の予定は本当にわかりません(笑)。ただ制作現場自体はすごく快適で、今までにないくらい健全な職場だと思います。

出典 http://cgworld.jp

納得のいく映像を作り上げるまでは、何時間でもかけて制作することで有名なスタジオジブリ。しかし、宮崎監督が高齢なことも影響してか、最近話題になっているような過酷な制作現場ではないようです。

テレビでは初めてのCG制作に宮崎監督が四苦八苦している様子や、ジブリならではのこだわりに櫻木さんたちスタッフが奔走する様子が映しだされていましたが、「ジブリ初のCG」という重大な役割のなかで、いかにCGで「ジブリらしさ」を出すか、櫻木さんならではの感性が求められているようです。

CGで手描きのように味がある画を描くには、"崩す"作業を意図的にしていく必要があります。CGの場合、単純にラフにつくっただけではミス(アーティファクト)としか思われないので、「キッチリ崩さないといけない」わけです。そこでどう上手く崩していくのかを常に考えながらつくっていますね。そしてそれが今回の作品における自分に課せられたミッションだと思っています。

出典 http://cgworld.jp

まだまだ公開時期は未定の「毛虫のボロ」ですが、完成が楽しみです。

そして、作品完成後の櫻木さんの次の作品はどうなるのでしょう?オリジナルアニメやイラストレーターとしての作品も出してみたいとインタビューで語っていた櫻木さん。今後の活躍にも期待です。

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