・宮崎駿が引退を撤回⁉

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11月13日に放送されたNHK「終わらない人 宮崎駿」で、スタジオジブリの宮崎駿監督(75)が、長編新作を計画していることが明らかになり、話題になっています。
これまでも引退すると言いながら、新しい作品を世に送り出すことが何度かあった宮崎監督、ファンの間では「嬉しいサギ」として認識されていますよね。今回も宮崎監督の仕事に取り組む姿勢を見れてファンには嬉しい番組となりました。

ところで、この番組の中なかで、もう一つ大きな話題になった出来事がありました。

・宮崎駿が怒った

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それは番組の中で、宮崎監督がドワンゴ会長の川上量生氏に「極めて不快です。」と不快感をあらわにした場面でした。この一連の会話に衝撃を受けた視聴者が多くいたため、SNS上で賛否両論の意見が飛び交う結果となっています。

・人工知能の動きを披露

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問題の場面は、宮崎監督がジブリ美術館で流す予定の短編映画にCGアニメを使うということに挑戦するという企画の中で、ドワンゴ川上氏が人工知能(AI)で動くアニメーションを披露したところでした。

・「速く移動する」を学習させた結果

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プレゼンの画面に映っていたのは、頭を使って異様な動きで移動する人間でした。「速く移動する」をAIに学習させた結果、逆さまになり頭を手のように使って歩くCGが出来たというのです。
AIには痛点がなく、頭が大事という概念もないため、こういった不思議な動作をするようになったと川上氏は説明しました。そして、動きがとにかく気持ち悪いのでゾンビゲームなどに使える可能性がある、人間の想像を超えた動きをAIは生み出してくれるのだと、宮崎監督に説明したのです。

・友人に障害者がいる

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すると宮崎監督は友人の話をし始めました。自分には、筋肉がこわばっていてハイタッチをするのも大変な友人がいると。

そして川上氏に向かって、その友人を思い出してこれを面白いと思ってみることはできないのだといったのです。

「生命に対する侮辱を感じます。」

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宮崎監督は続いて、これを作る人たちは痛みとかそういうものについて、何も考えないでやっているのではないかと問いかけたのです。
そして「極めて不愉快ですよね。」「生命に対する侮辱を感じます。」と断言し、このような気持ち悪いものをやりたいなら勝手にやればいいけれど、自分はこれを自分たちの仕事とつなげたいとは思わないとおっしゃったのです。

これに対し川上氏は「これって、ほとんど実験なので。」と返しました。ドワンゴのスタッフからも「人間が描くのと同じように、絵を描く機械(を作りたい)」と説明を受けた宮崎監督。すると「地球最期の日が近い気がするね」とつぶやいたのです。

・多くの人から反響が

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この番組を見た多くの視聴者がこの場面に衝撃を受けたようで、多くの意見がSNSに寄せられる結果となりました。

・このシーンには度肝を抜かれた

この番組を見たが、このシーンには度肝を抜かれた。下劣なものには下劣だとはっきり物申す宮崎さんの姿勢に、改めて敬服。なかなかこうはなれない。

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ハッキリ自分の意見を述べる宮崎監督に素直に敬服したという方がいらっしゃいました。

・一般人は「なんで怒ってるの?」と思うかもしれないけれど

一般人には「なんで怒ってるの?」だけど、宮崎駿にとっては充分に怒る理由なんだよ。そうやってアニメ作ってきたんだから。原点なんだから。

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こんなに怒ることない、と思った人もいるかと思いますが、宮崎監督の原点を理解していれば理解できます。

・命あるモノを作っている人だから

ドワンゴの痛覚を知らない人工知能が作り出したゾンビを宮崎さんがみて、身体障害者の友人を思い出した。とても不愉快だ。っていうのが凄い印象に残ったやっぱりこの人は命あるものを作っている人だな

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宮崎監督の作品は「命」について考えさせられる作品ばかりです。今回の発言も、命について深く考えているからこその発言だったのです。
また、川上氏はスタジオジブリに見習いで所属していた時期もあります。そういった関係性や背景もありこのような会話ができたのかもしれませんね。

・宮崎監督の気持ちが分かる

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そして、中でも宮崎監督の想いに共感する人の声が多いようです。

俺も番組を見たが、余りにも酷く、口にするのも嫌な映像だった!!そりゃ怒るわ!!

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宮崎駿が激昂する気持ちもわかるわ。ちょっと震えた。

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・この押しつけがましさがどれだけ貴重で大切なことか、思い知らされる時が来る

正直、もののけ以降から(風立ちぬを除く)まで宮崎駿説教くさくなったし押し付けがましいなと思っていたんだけど、今ドワンゴの人工知能にキレたシーン見ててこの押し付けがましさがどれだけ貴重で大切なことだったか思い知らされる時が来るのかもしれないなと思った

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技術が発達し便利になった世の中ですが、改めて宮崎監督の今回の発言に大切なこと気づかされた人もいたようです。

・こういうの苦手

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それに対して、あまりこの場面をよく思わなかった人もいるようです。

・場の空気が凍り付くの苦手

こういう権威者が言い掛かりに近い論理で怒り出して場の空気が凍り付くシーンを見るのがめっちゃ苦手。

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好意的にプレゼンを行っている中で、場の空気が凍り付くような雰囲気にさせたことをあまりよく思わなかった方もいました。

・ゾンビを作るための技術はいい

ゾンビを作るための技術はメッチャいいと思うけど、どう考えても宮崎駿の好みじゃない

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ドワンゴの技術やアイディアはいいんじゃないかと評価する人もいます。ただ、宮崎監督の好みではないことから、プレゼン方法をもう少し考えた方がよかったのではないかと考える人もいました。

・文系と理系の違い?

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この一連の出来事に対し、それぞれの考え方の違いが出てしまったのではないかと分析した人もいらっしゃいました。

・相手の感性は考えず事実を伝える理系、事実以上のことを感じ取る文系

ドワンゴ川上会長と宮崎駿監督のやりとりはすごくわかりやすい「相手の感性は考えずにそんなこと言われると思わなかった」理系と「事象以上のことを感じ取ってしまって感情的になってしまう」文系の現象だなと。

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確かにそういった風に捉えることもできるかもしれません。

・IT技術の進歩で豊かになる社会

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私たちは近年のIT技術の進歩で、生活が豊かになりました。映画などの映像の進化も著しくITおかげで楽しみが増えていることも確かです。
それは、失敗を重ねながらも実験を重ね革新的な技術を生み出してきた人たちの努力によるものだということを忘れてはいけません。

・何かを失っていないか

川上量生をコテンパンにした宮崎駿の怒りをみて、IT革命後にもてはやされた経営者やオタクに一番欠落している倫理観、生命や人権への尊厳意識の低さを映像として可視化し理解できた。(こういう意味でもポリティカルコレクトを主張することを躊躇してはいけないと思う。)

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しかし、宮崎監督の一言で私たちは何か大切なモノを失っていないかということに気づかされ、ドキッとさせられました。

・本当に豊かな社会、豊かな心とは

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豊かな社会、豊かな心とは、便利で面白いものが世の中にあふれていることなのでしょうか。人間らしさとは、生きるとはなんなのでしょうか。あなたはどう思いますか。
そんなことを改めて考えさせられる出来事でした。

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