これ…あったわ…。アラサー世代の方なら、幼稚園や小学校のころにきっと誰もが使ったであろう、動物の形をした黄色いパッケージの文房具のり。その名も「どうぶつのり」。

真っ赤な帽子をかぶった、つぶらな瞳がかわいらしいパッケージから、幼いころに愛着を持っていた人も多いはずです。このどうぶつのりは、1975年に発売されてから40年以上の年月がたった今でも、子どもたちに愛されています

しかし驚くことに、どうぶつのりは意外な進化を遂げていました。それは「のり以外の商品になっている」ということ。なんだか気になるモヤモヤを、調査して参りました!

「前略、今どうしてる?」調査隊

パッケージにほっとする「どうぶつのり」の意外な今

お馴染みのかわいいキャラクターは、近年になり「フエキくん」と名付けられ、キャラクター商品としても人気を集めていました。たとえば、シャープペンやボールペン、ふせんなどの文房具「フエキくんオリジナルステーショナリー」は、カラフルな配色がナイスなラインナップ。

意外な進出!なんと、コスメの世界へ

フエキくんの活躍は、文房具の世界に留まりません。なんと、コスメの世界にも進出しています。たとえばこの「フエキやさしい薬用クリーム」。サラッと、しっとり保湿する全身用保湿薬用クリームです。

その風貌はどうぶつのりそのものですが、全身・顔のカサカサ・肌荒れに役立つ薬用クリームに進化を遂げています。また、ぷるんとやわらかな「フエキやさしい リップクリームV」や、さらっとしっとり保湿する「フエキやさしい ハンドクリームV」など、体の部位に合わせたコスメが複数展開されていることにも驚き。

さらに「プリン」になって、食べられるように…

どうぶつのりは、園児や学童に安心して使ってもらえるよう、主原料はとうもろこしでんぷん100%でできています。「とうもろこし」の「でんぷん」というと、なんだか食べることができてしまいそうですが…。そう、なんと「フエキくんプリン」という商品が生まれていたんです。

私たちの知らない間に進化・発展を遂げているどうぶつのり。これはフカボリするしかない。どうぶつのりを製造・販売する「不易糊工業株式会社の広報担当者さんにお話を伺いました!

フエキくんのキャラクター化は、最近のこと

ーー「どうぶつのり」として多くの人に愛用されてきた商品は、「フエキくん」という名前が付いているんですね?

広報さん:「この『フエキくん』は、2008年に初めてキャラクター化されました。以前のどうぶつのりは名前のないただの『犬』だったんです」

ーーそもそもどうぶつのりは、今どのように販売されているのでしょうか。

広報さん:「どうぶつのりは1975年から販売されて、40年以上経ちます。発売当初から現在もよく売れていますし、幼稚園などで愛用していただいているほか、市販もされ続けています」

ーー40年も販売されていると、パッケージの変化などもあると思うのですが…。

広報さん:「いえ、発売当初からまったく変わっておりません。形も、フエキくんの目のシールも発売当時から同じままですよ」

ーーでも40年の間に、リニューアルしようという話も出たのでは?

広報さん:「どうぶつのりに関してはリニューアルの話はありませんでした。完成度が高いというのは自負してましたので、『このバランスは変えられないよな』と思っています。また、全体のバランスの完成度が高いというのは、専門家の人からも言われています」

ーー今の子どもたちからはどのような反応がありますか?

広報さん:「昔と変わらず幼稚園の年小さんから使ってもらっていますし、印象は昔から『かわいいね』という感じで捉えられていると思います。

「フエキくんプリン」はどこにあるの…?

ーー今では「フエキくんプリン」はいつごろから発売されたのですか?

広報さん:「どうぶつのりが「フエキくん」になった2008年から、ライセンス販売を始めました。その後ライセンスを購入した企業さんがプリンを作ったんです」

ーー筆者自身はまだ見かけたことがないのですが、もしかして「フエキくんプリン」は本社のある関西方面でしか売っていないのでしょうか?

広報さん:「そうですね、販売は関西のみです。JR系の駅構内のマルシェを中心に売っています。そのほかに吉本エージェンシーさんでも販売していただいています。吉本さんのお土産を売っている店舗などですね」

「フエキくんプリン」は甘さが強めのインパクトある味!

ーーちなみに、どんなお味なのでしょう?

広報さん:「練乳ミルクプリンという、甘さが強いプリンですね。とてもインパクトのあるプリンです」

ーーフエキくんを使った商品は他にどんなものがあるのでしょうか。

広報さん:「食品に限らず衣料関係、タオルやお菓子も含めて広範囲で商品化されています。ハンドクリームは弊社が作っていて、消しゴム、ステーショナリーもうちが企画しているものが多いですね。

キャンディは何年か前にお菓子メーカーさんに作っていただきました。各コンビニに並んだりして、評判もよかったです。今はプリンを作っていただいているメーカーのチョコレートもあります。」

どうぶつのり以外にも、さまざまな商品を販売していた

ーーフエキくん以外に不易糊工業株式会社さんが今押している商品を教えてください!

広報さん:「昨年から発売している、『印刷できるクリアホルダー』という商品があります。普通クリアホルダーは柄を印刷したものしか販売していませんが、ご家庭のインクジェットプリンターで印刷できるという商品を弊社で販売しています」

ーー自宅で印刷できるのは画期的ですね!

広報さん:「そうなんですよ。ありそうでなかった商品です。それと、9月に発売した『プリントがきれいにはれるのり』という商品もおすすめです。小中学校なんかで、プリントに更半紙を使いますよね?一般的なのりでノートに貼るとゴワゴワになってしまうんですよ。それを何枚も何枚も重ねると、ノートが何倍もの厚さになってしまいます。

ですが、『プリントがきれいにはれるのり』はまっすぐシワにならずにノートに貼れるんです。これもぜひ使ってみてほしいですね」

ーーどうぶつのり以外にも便利な商品がたくさんあるんですね。今日はありがとうございました!

小さな子どもに愛され続けているどうぶつのりの愛らしさは、いろいろな形で世の中に届けられていました。コスメやプリン、さまざまなグッズのお話を伺っていると、なんだか無性に「どうぶつのり」のフエキくんが気になり出してきたのは気のせいでしょうか…?

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