記事提供:CIRCL

近年、日本でも人気のあるエナジードリンク。ここぞという頑張りどきや、徹夜が必要なときに飲む人も多いだろう。しかしこのエナジードリンク、小さい子どもが飲まないように注意されたい。

子どもがエナジードリンクを飲んでしまうとどうなる?

アメリカのウェイン州立大学等の研究グループは、エナジードリンクの誤飲事故について、次のことを発表した(※1)。

エナジードリンクに関する報告で、6歳未満の子どもに心臓や神経の重大な症状がみられたものが4割以上だった。子どもが意図せずに飲んでしまったケースは約4割だった。

そのほかの国でも、エナジードリンクによっていらだちや不安などの症状が出ているとの報告がある(※2)。

エナジードリンクに警告はあるけれど

エナジードリンクにはカフェインが多めに含まれており、海外のものではアルコールの一種であるエタノールが含まれているものがある(※1)。

そのため、通常エナジードリンクの商品ラベルには子どもや妊婦が飲まないように注意書きがされているものだ。

その一方で、エナジードリンクの見た目は缶ジュースのようであり、子どもが誤って飲んでしまうことは十分ある。

さらに、注意書きそのものは決して目立つように記載されていないために、子どもに試し飲みをさせてしまったというケースもあるかもしれない。

エナジードリンクによる子どもの死亡例も

アメリカではエナジードリンクによって子どもが死亡した例もある。亡くなったのは14歳の少女で、彼女は24時間のうちにエナジードリンク2本を摂取したという。

死因はカフェイン中毒とされており、少女の遺族はメーカーを相手取り裁判を起こしたそうだ。

少女が飲んだエナジードリンクはカフェイン量にすると480mgで(※3)、コーヒーに換算すると約8杯分に値する。

この量を多いととるか、少ないととるかは個人差があるかもしれないが、カナダや韓国が成人の1日のカフェインの最大摂取量を400mgとしていることを考えれば(※4)、子どもにとってはかなり多い量となる。

大人も注意したい!エナジードリンクを飲む量

エナジードリンクに注意すべきなのは、子どもだけではない。心臓や血圧に問題がある人は、飲む量に注意した方がよいだろう。

そもそもエナジードリンクは無理して体にエンジンをかけるようなもの。エナジードリンクを子どもが誤って飲まないように注意するとともに、大人もエンジンがかかりすぎたあまりに、命まで失わないように気をつけたい。

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