・東京大学が家賃補助

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大学に通うために一人暮らしを始める学生も少なくないこの世の中、学生の金銭面の負担は決して軽いものではありません。そんな中東京大学が家賃補助を出す制度を来年4月から導入します。

家賃補助がもらえるということで、学生にとっては嬉しいはずの精度ですが、この制度を受けるにはある条件があるため賛否両論の意見が飛び交う結果となっています。

・女子学生に限る

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その補助内容は女子学生向けに月額3万円の家賃を補助するというものです。この制度の目的は「女子の学生比率を上げる」ことにありました。現状では志願者、在籍者ともに約20%にとどまっており、「まずは女子の志願者増につなげたい」ということでした。

・女性の大学生を増やしたい

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東京大学は今まで、多様な人材による研究や教育力の向上を目指し女性の大学生を増やす活動を行ってきました。高校訪問、女子高校生向けのイベントを開くなどの取り組みを行ってきましたが結果は思うように出ず、女性の受験生はほとんど増えなかったといいます。

そんな中、地方の入試説明会などで娘の安全な住まいについて心配する保護者が多かったためこうした支援に乗り出したのです。

・現在、約40%の女子学生が自宅以外から通っている

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通学時間が90分以上の女子学生は来年からこの制度の対象となります。

主に1、2年生が過ごす駒場キャンパスの周辺に、保護者も宿泊できる安全性や耐震性が高いマンションなどを約100室用意する予定とのこと。家賃は月額3万円で最長で2年間支給されます。保護者の所得制限はありません。

こんな手厚い補助を受けられるようになるなんて驚き!現在40%が自宅以外から通っている東大女子大生には朗報ですね。

・男女差別ではないか

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女性には一見嬉しいニュースに思えますが、女子だけを優遇するこの制度に「男女差別ではないのか」と疑問の声を持つ方が多く現れました。SNSでは賛否両論の意見が飛び交っています。

男女差別です。 男子学生訴訟をおこすべき

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女子学生にだけ家賃補助っていうのは気持ち悪いなあ

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「女性だけ」というのは男性に対する男女差別なのではないかといった意見が多くみられます。

・性別問わずにお金のない人を優遇してほしい

東大行けるような女の親はだいたい金持ってるから家賃補助するなら性別問わず貧乏なやつを優先してやれよとぼくは思う

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ねえ東大女子だけじゃなくて貧困故に一人暮らしできない東大男子にも家賃補助出してよ

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お金がなくてで人暮らし出来ない男子学生には何も補助がないの?と不思議に思う方もいらっしゃいます。

・女子だけが対象になった理由を考え直してみる

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これは明らかに男性を軽視していると考える方が続出する中、何故大学側が今回、女子だけを対象にしたのか考察された方の意見が深いものでした。

・社会的な男女差別が根本にある

女子だけ?と疑問を持つ方へ。地方の学生が東大を目指した時、全く同じ能力でも、男子なら「家計を無理してでも進学させよう」、女子なら「東京の一人暮らしは高いし地元国立大で十分」というのが周囲の反応です。東大が優秀な地方の女子学生を欲しい時、家賃補助くらいしないと地元国立大に勝てない。

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まず、家庭の考え方に「男子なら少々無理してでも進学させよう」「女子なら近くの大学で十分」などといった潜在的な男女差別が日本には根付いているのではないかと考えた方がいらっしゃいました。その結果、優秀な地方の女子学生が中々遠い東京まで一人暮らしをして通うということが難しくなっているのではということです。

・今まで大学側は男性を優遇してきたのでは

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今回の精度は女性が優遇されているということでざわついていますが、これまでの時代、大学は一般的に男性を優遇するような流れだったのではないかと分析する方もいらっしゃいました。

・ほとんどが男性寮で女子寮がなかった

東大の女子学生家賃補助、僕は好きだなあ。僕の知っている地方では、県の学生寮が東京にあるが、そのほとんどは男子寮。県が補助金を出している学生寮に女子寮がない。地方自治体が男子学生への家賃補助をやっているので、大学が女子学生にだけを家賃補助してもいいと思う。

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こういった現実を目のあたりにした場合、女性側に家賃補助を設けてもおかしいことではないのではないとも思います。

・根本的な解決になっていないという声も

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それに対しそもそも家賃補助を出したからと言って、女子学生が増えるのだろうかと疑問に思う方もいらっしゃるようです。

・フィフィさんもツイート

タレントもフィフィさんもこのニュースにツイートしていました。
東京大学を卒業した女性は男性と同様の待遇を受けられるのでしょうか。「頭がいい女性」は「生意気」に思われたりして辛い思いをする社会的な男女差別が日本にないといえるのでしょうか。

・日本という男女差別が激しい国ではお金があっても親は娘の教育にお金を出さないのでは

東大が女子に家賃補助するやつ,所得制限かけろって言ってる人いるけど所得だけで判断しちゃダメで,というのは日本という男女格差が激しい国では親が金持ちでも娘だからという理由で教育に金を出し渋ってしまうという悲劇が起こる可能性が大いにある

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親の所得や金銭面だけの問題ではなく、東京大学へ女性が志願しにくい根本的な理由が他にあるのではないかと疑問に思う方がいらっしゃいます。

単純にかわいい娘を遠くに出すのが心配だと思う親も多いのかもしれませんね。

・女子学生の40%が自宅以外から通っている…って

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先ほど記事の冒頭でご紹介したデータ、サラッと流しましたがここに引っかかるという人もいらっしゃいました。

・60%は自宅通学⁉

自宅通学できる人が60%いるっていう事実が怖いんだが。

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よくよく考えると、半数以上の女子学生が東京大学の近くに元々住んでいる人ということになります。地方にも頭のいい女性がたくさんいるのに、東京へ出てきていないという事実がこの数字に表れていますね。

・一人暮らしってどれくらい費用がかかるの?

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ちなみに地方から東京へ上京した場合一人暮らしにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。人それぞれだとは思いますが、一般的な都内に住む学生の1か月の生活費について確認してみました。

・15万円前後

1ヶ月に必要な費用の目安
家賃:8万円
食費:2万円
水道費:2500円
電気代:6000円
ガス代:4000円
電話代:8000円
雑費:2万円
合計:14万5000円

最近ではスマートフォンによりネット接続が出来るようになっていますので、ネット代をかけず、電話代に該当するスマホで対応ということ前提で紹介しています。

雑費は豪華な生活にしようと思えばいくらでも跳ね上がる費用ですが、とりあえず、これだけあれば普通に生活する分には困らないだろう、という金額を記載しています。

出典 http://www.hitorikurashi.net

もちろん生活水準を上げればこれよりもかかりますが、だいたい月に15万円あればやっていけるという参考情報がありました。

・もう少し下げられるかも

家賃:50,000〜60,000円
食費:20,000〜30,000円
光熱費:10,000円
通信費:7,000円
レジャー費用:20,000円
消耗品費用:3,000円
合計:123,000円

出典 https://ietty.me

こちらは都内に住む学生さんの情報です。うまくやりくりすれば15万円からもう少し生活費を下げられるかもしれませんね。

しかし、月に10万円以上はかかるのは確かです。親から仕送りをもらったり、バイトをしないと一人暮らしは難しく大変だということがわかります。

・初月にかかる費用も忘れないで

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●一般的な費用の目安
最初の1ヶ月に:62万円 次の月から:15万円

●安く済ませる人のための費用の目安
最初の1ヶ月に:35万円 次の月から:10万円

出典 http://www.hitorikurashi.net

最初は家具をそろえたり、引っ越し代がかかったりしますのでその点も考慮に入れなければいけません。

・女性は安全面が大事

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また、男性ならオートロックのついていない部屋など、家賃を下げるということも検討に入れたりしますが、女性の場合あまりセキュリティ面を緩めると安全面が脅かされ危険です。なので、家賃はある程度の金額になってしまうことが想像できますね。

・いかがでしかたか。

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1人暮らしの家賃が高額なため、それが進学を阻む理由となっている可能性が高いということは想像できました。女性は安全面を考えて遠方に出すというのが心配な親の気持ちも想像できます。そういった意味では、家賃補助を出し安全な下宿先を提供するという大学側の配慮は有効かもしれません。

しかし、そもそも女性の社会進出を拒む男女差別が社会や家庭の中に萬栄しているのが女子学生が増えない根本的な問題と考える人もいました。

女性だけに金銭的な補助を出すような男女差別的な対策では何も根本的な解決になっていないと訴える人の気持ちも理解できます。

あなたはどう感じましたか。
これからの未来を担う学生のために、私たちが向き合っていかなければならない問題がここにまた一つあるのだと考えさせられるニュースでした。

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