さばやさけの切り身をすし飯にのせて、香り豊かな柿の葉で包んだ柿の葉すし。江戸時代に誕生したと言われている奈良や和歌山の郷土料理です。冷蔵庫のなかった時代、魚の内臓を取って大量の塩を詰め込んで塩漬けして保存しました。そしてその魚を、抗菌作用や防腐作用のある柿の葉で包んで酢飯と食べたのが、柿の葉すしの始まりだとか。

自然が秋色に色付くこの季節、柿の葉すし山の辺さんから、一味違う芸術作品の様な柿の葉すしが販売されています。それは紅葉した柿の葉で作られた柿の葉すし。

誰もが蓋を開けた瞬間に、その美しさに息を飲んで感動するはず!自然の色がこんなにも色鮮やかで美しかったんだと改めて気がつくと共に、季節をしっかり感じる喜びに心震えます。柿の葉の中からは、塩漬けされた魚と酢飯が小ぶりなサイズで顔を出します。

5月から10月頃までは新葉、11月から12月上旬頃までは紅葉の葉、12月から5月頃までは塩漬けした葉を使用し春夏秋冬それぞれの楽しみがあります。11月上旬から12月末頃まで季節限定で、紅葉した葉でお包みした柿の葉すしを販売しております。期間中も時期によって異なる葉の色をお楽しみください。

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生命力あふれる新葉の柿の葉すしも、とても美しいですね。

やわらかい陽に当て育てられた柿の葉は、1枚1枚丁寧に選定をして手で摘み取られ、酢を入れた水で洗い、一枚ずつ拭き清めます。そして、手のひら大になるようにハサミで切り整えられて、大切にすしに巻かれます。

この時期はまだ赤い葉が多かったよう。同じ紅葉の時期でも、タイミングによって色合いが変わってくるのも、まさに自然の色の贅沢。

はじめは緑と赤の葉っぱでお包みし、季節が進むと黄色の葉っぱなど、違った色の葉っぱも出てきて雰囲気が変わります。どのタイミングでどんな色の葉が出てくるかは自然のことなので、それも含めて楽しみにしていただけますと嬉しいです。

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また、12月初旬頃からは紅葉の葉を塩漬けしたもので包まれるそうで、更に深みのある色合いに。柿の葉すしは、1日寝かせると柿の葉の色が少しあせ始めますが、そのころがすし飯の甘みとサバの塩味、柿の葉の清涼感が一体となる事で味がまろやかになって美味しいのだそう。

残念ながら、2016年度分の紅葉柿の葉すしのオンライン予約は完売だそうですが、店頭販売があるそうです。店頭販売に関しては、公式Facebookで告知がそうなので、気になる方はチェックして下さいね。

なんとも色鮮やかな紅葉柿の葉すし。四季のある日本ならでは贅沢です。蓋を開けた時の感動に、味わい深いすしの味、これは手土産にも喜ばれそう。インターネットでの予約は、開始早々あっという間に売り切れてしまうそうなので、奈良まで行かれない方は、今から来年のカレンダーに印をつけておいて下さいね。

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