2016年11月11日、訃報が届きました。
シンガーソングライターで女優のりりィさんが死去されました。

まだ64歳という若さでした。

シンガーであり女優であり、素晴らしい母であったりりィさんの人生を振り返っていきたいと思います。そして同時に彼女と関わりのあった方々のコメントもご紹介いたします。

りりィさんはどんな人物? 死因はなに?

りりィさん(本名・鎌田小恵子)は1952年2月17日に福岡県福岡市で生まれました。彼女は日本人の母とアメリカ人の父を持つハーフの女性です。

彼女は肺がんを患っており、闘病療養中でした。しかし病気が快方にむかうことはなく帰らぬ人となってしまいます。

彼女が亡くなったのは2016年11月11日の朝でした。彼女を看取ったのは、息子のJUONさん、そして歌手の吉田美和さんの2人。愛する人たちに看取られての旅立ちとなったことがせめてもの救いだったのではないでしょうか。

生前の彼女は斎藤洋士さんとのユニット「りりィ+洋士」で音楽活動を行っていました。また歌手活動と同時に女優としても才能を発揮し、数々の有名ドラマや映画にも出演をしていました。

そんな彼女は、一方でDREAMS COME TRUEの吉田美和さんの義理の母という顔も持っていました。彼女の息子であるJUONさん(「FUZZY CONTROL」のボーカル&ギター)が、ドリカムの吉田さんの現在のだんなさんだったからです。

なお、りりィさんの葬儀は近親者のみで密葬を行う予定だそうです。それが故人であるりりィさんの意思だということです。大勢に見送られるよりも、近しい人たちだけに囲まれての安らかな旅立ちを希望されたのでしょう。

そんなりりィさんの生前の活躍といいますと、

りりィさんの主な活躍

りりィさんが歌手デビューしたのは1972年のことでした。
そしてその2年後、1974年にシングル「私は泣いています」が大ヒットし、一躍有名アーティストの仲間入りを果たします。この曲は、40年以上たった今でも名曲として愛されています。

懐かしくムードのあるメロディに彼女の歌声。そして「ベッドのうえで泣いている」というストレートで官能的なフレーズが印象的で、世代を問わず男女の耳と心に残る、そんな名曲だなというのが個人的な感想です。

そんな彼女は、ほぼ同時期に女優としての才能も開花させます。
1972年に映画「夏の妹」で映画デビュー以来、数々の映画やドラマに出演してきました。

彼女は決して主役を張るような派手な女優さんではありませんでしたが、抜群の演技力と存在感で作品内でも光り輝いていました。

そんな彼女の近年の有名な作品は2001年~2002年に放送された「3年B組金八先生」のシリーズです。このときのりりィさんは性同一性障害の生徒・鶴本直(上戸彩)の母親を演じていました。


また2013年に話題になったドラマ「半沢直樹」では主人公・半沢直樹(堺雅人)の母親・半沢三千子役を演じました。

さらに2014年にも話題のドラマ「昼顔」に出演。主人公・笹本
紗和(上戸彩)の不倫相手・北野裕一郎(斎藤工)が勤務する高校の校長・高橋茂子役を演じたことも記憶に新しいのではないでしょうか。

このように人気ドラマのなかにはかならずといって良いほど彼女の存在があるほどに、りりィさんは日本のドラマや映画にとって必要不可欠の存在でした。

また歌手としてのりりィさんの活躍は前述の「私は泣いています」(1974年)のヒットからスタートします。

彼女の最大の特徴は「唯一無二の歌声」と呼ばれるその独特のハスキーヴォイスです。この曲は97万枚のヒットを記録しました。

彼女が結婚したのは24歳のときです。
しかしそのときの結婚相手とは1年で別居、7年後には正式に離婚してしまいます。1981年のことでした。

その数年後の1985年、彼女はひとりの男の子を出産します。その男の子がのちにドリカム・吉田美和さんの夫となるJUONさんでした。出産をしたりりィさんはメディアに登場する機会も減りましたが、子育てが落ちついた1997年ころからまた音楽活動を再開します。

そして1999年に斎藤洋士さんと「りりィ+洋士」を結成し今に至っています。

ふたたび女優に音楽に力をいれ、そしてそれが実を結んでいたにもかかわらず、彼女の身体はいつしか病魔に侵されていたのです。

りりィさんの闘病生活

りりィさんは以前から闘病中だったとされていますが、闘病についての期間などは公式では詳細が発表されていません。
ただ「先日の定期健診のおりに養生が必要と医者から診断された」と公式のHPに記載されているのみです。

そのときの文章は下記のものです。この文章は音楽活動のパートナーである斎藤洋士さんがつづった文章です。

※りりィ+よーじ から・・お詫びとお知らせ
 ファンの皆さま、いつも応援ありがとうございます。
先日定期健診のおり、相方である りりィ にお医者様から静養が必要との診断となりファンの皆様には真に申し訳ないのですが、静養・療養に専念するため5月からのライブ活動参加を中止することとなりました。 もちろん、私たちの他の出演者は予定通りライブを行いますのでご安心ください。
 ファンの皆様やライブ関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが元気に戻ってくるまで暖かく見守っていただければ幸いです。
                             齋 藤 洋 士

出典 http://www.geocities.jp

これを見てもわかるように、ライブ活動ができないくらいに彼女の身体はすでに病魔に侵されていたのです。

しかし、彼女はそんな姿をメディアのまえでは見せませんでした。
女優として女優の変幻自在のポーカーフェイスをひたすらに続けていたのです。

2016年のテレビドラマ「逃げる女」「ラヴソング」などに出演をしていたということは多くの人の記憶に新しいことだと思います。実はそのときにはすでに肺がんと闘っていたのです。64歳の身体で…。

彼女の女優としての最後の作品は来年(2017年)2月25日公開の映画になります。


「彼らが本気で編むときは」


内容は性転換(トランスジェンダー)をテーマにした物語で、りりィさんは主人公リンコ(生田斗真)の恋人であるマキオ(桐谷健太)の母・サユリ役を演じています。これが彼女が病気をおして出演した女優としての遺作になります。

りりィさんとドリカム吉田美和さんとの関係

そんなりりィさんですが、「DREAMS COME TRUE」の吉田美和さんとは義理の母と子の関係です。前述の通り、りりィさんの息子であるJUONさんと吉田美和さんは結婚し夫婦の関係だからです。

ふたりのなれそめはJUONさんがボーカル&ギターを務めるバンド「FUZZY CONTROL」(通称・ファジコン)がドリカムのバックバンドをやっていたこと。それをきっかけにふたりは交際を開始し、19歳差という年齢差をこえて結婚しました。2012年3月8日のことでした。

そこから4年半、りりィさんと吉田美和さんは義理の母子の関係になります。

ちなみに、
吉田美和さんはりりィさんのことを「りりたん」と呼んで慕っていました。そして彼女のことを「ふたりにとって大切な大切なお母さんである」と語っています。また母であると同時に「彼女は音楽家として、女優として、大尊敬する先輩でした」とも語っています。

そんなりりィさんの訃報に対し、JUONさんや他の関係者の方はTwitterなどで以下のようなコメントを残しています。

JUONさん&他の関係者のコメント

まずは息子のJUONさんのコメントです。旅立つ母への感謝の言葉がつづられています。

りりィさんとともに音楽活動を行ってきた土屋昌巳さんは、彼女との思い出を語っています。

まだ早すぎる――彼女を知る人たちは、彼女の訃報にショックを受けています。

さらにスタッフさんたちからもコメントが寄せられています。
このように、りりィさんがたくさんの人から愛されていたということがわかります。

まとめ

シンガーとして、女優として、そして吉田美和さんの義理の母として愛されてきたりりィさん。ご家族や関係者の方々は、愛すべき人をうしなったことにショックを隠せない様子です。

そしてわれわれ視聴者はシンガーとして、女優としての彼女の姿を二度と見ることができなくなってしまいました。JUONさんや吉田美和さんやその他の芸能関係者のみなさまだけでなく、われわれにとっても忘れられない人を失った悲しみは大きいですが、彼女の姿や歌声はいつまでも残り続けることでしょう。

唯一無二の歌声でリスナーを魅了し、存在感のある演技力で画面の外の人たちを虜にしていったりりィさんの訃報に、一般視聴者たちからもかなしむ声がTwitterからきこえてきています。

ご冥福をお祈りいたします。

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Spotlight公式ライター/プラチナユーザー。ライターしたり小説書いたりしています。ライターのお仕事は随時受け付け中です。サンプル文章はこちらにもあります。http://unotarou.com/
きてくれた、すべての人を、愛しています。
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