記事提供:日刊大衆

歌舞伎俳優の尾上松也は、2000~03年まで、東京の堀越学園に通学していた。芸能人が多いことで有名な、あの堀越である。

同じ時期、校内には女優の綾瀬はるか、嵐の松本潤、歌舞伎役者の中村七之助、俳優の城田優、山下智久、女優の上戸彩などがいたというから、華やかだ。

当時、尾上には同級生で、大の親友と呼べるイケメンがいた。中学校から高校卒業まで苦楽をともにした生田斗真だ。

生田と尾上は中学1年生のとき、舞台『スタンド・バイ・ミー』にダブルキャストとして起用されている。

主役の少年4人は、ジャニーズ組と俳優組に分かれており、生田と嵐の松本がジャニーズ組、初の現代劇となる尾上は俳優組としてキャスティングされていた。

中学生の頃の生田は生意気だったらしく、尾上によく絡んでいたという。『スタンド・バイ・ミー』のときにキレイなメイクさんがおり、二人はその話で盛り上がって意気投合した。

中学1年生だった二人は、思春期で異性に興味の出てくる年頃。まだ子どもっぽい外見だった彼らは、生田いわく「かわい子ぶって」その女性に話しかけたり、「多少タッチ」したりしていたとか。

それから数年たち、高校受験の面接の日。生田が面接を終え、校門に向かって歩いていると、後ろから「斗真!」と声をかけられた。

駆け寄ってきたのは尾上で、「俺、松也。覚えてる?おまえもこの学校入るの?入ったらよろしく!」と話しかけてきたという。成長して爽やかになった尾上に最初、生田は少し押され気味で、「…あぁ」とそっけない態度を取ったらしい。

高校一年の頃、モテたかった尾上はみんなが変顔をして遊んでいても、「俺はそういうの、違うから」と爽やか青年をきどり、格好をつけていたそうだ。

しかし、二学期に入った頃には生来の“お調子者気質”が抑えられず、本性を出すようになったことで生田とも打ち解ける。高校時代は二人ともおちゃらけていて、同級生の女子たちからは相手にされなかった。

大人になってからは、一緒に旅行へ行く仲になった。あるとき、生田と尾上と数人の仲間で旅行した際、旅先で尾上とは面識のない生田の友達と合流することになった。

生田は尾上が打ち解けられるよう気をつかったが、人見知りな尾上は、なかなか彼らと距離を縮められなかったという。

そして翌日、海と山に行くグループに分かれて行動することになると、生田は尾上と別のグループに行ってしまったという。尾上は、生田が当然一緒に来ると思っていたため、ショックを受けた。

旅の最終日、みんなで酒を飲みながら話しているときに、尾上は、そのことについて生田を責めた。

しかし、解散した後で言いすぎたなと反省した尾上は、生田の部屋に行って、「一生懸命やってくれたのに言いすぎた。本当によくやってくれた。ありがとな」とお礼を言うと、生田は「俺のほうが悪かった」と泣き出したという。

尾上は「20歳過ぎた大人があんな泣き方するんだ」と思ったそうだ。

出会いからおよそ20年、尾上松也と生田斗真の二人は、それぞれ一流の役者として活躍している。これから先もきっと、お互い刺激し合いながら成長していくことだろう。

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