2年間もの間、無給で牛乳配達を続けた女性。その訳とは…

なんと、青森県で2年間にも渡って給料も貰わずに牛乳配達を行っていたという女性の存在が明らかになりました。

女性は40代。彼女がなぜ2年間もそんなことを続けることができたのかというと牛乳の配達先に買い物に行けないお年寄りが多く、私が辞めたら困ると思ったから」と話しているのだそう。

しかし、なんて心の優しい女性が存在するのだろうか!と感動している場合ではないのです。

女性が牛乳配達を辞められなかった”本当の理由”

実は、女性は青森県青森市にある「小岩井ミルクサービス青森」という会社の従業員。

女性は会社が設立された2006年から、牛乳配達の他にも事務や経理などをこなし会社を支えていた存在でした。

そのため、会社の経営が傾いていることも如実に感じていた彼女は、2013年12月から給料の支払いが滞った後も、給料催促することを躊躇していたのだそうです。

さらに、経営者の男に言われていた「いずれ払うから」という言葉を信じ、地域のお年寄りのためにと休まず牛乳配達を続けていたのだそうです。

女性の善意に漬け込みタダ働きを強いた会社の罪

しかし、同社は2015年12月に女性を解雇し倒産。その後、女性が労働基準監督署に相談を持ちかけたことから、この事件が発覚しました。

女性の善意に漬け込み、滞らせた給料の総額は2年間分で336万円にも上り、さらに女性の雇用条件は青森県が定める最低賃金をも下回る劣悪環境であったことも明らかにされました。

11月8日、最低賃金法違反の容疑で書類送検されることとなった経営者の男。労基署の担当者は「従業員の思いに甘え、2年間全く給料を支払わなかった男の責任は重いとコメントしているとのことです。

ブラック企業を生んでしまう日本人の気質に厳しい声

この事件を受けて、「会社のため、地域のため」という従業員の忠誠心と善意を巧みに悪用した結果が、給料や残業代未払いなどのブラック企業誕生の背景に隠されていることが明らかになったのも事実です。

そんな、本来であれば讃えられるべき日本人の国民性が仇となってしまっている現実に、SNS上でも様々な意見が飛び交っています。

経営者側の傲慢な経営態度を避難する声が目立ちますが、中には無給で働き続けた女性側にも非があるという厳しい意見も寄せられていました。

この問題が映し出した”日本の闇”

地域住民に根付いたサービスを行っていた企業で行われていた不正なだけに、きっと女性は自身の給料と、お年寄りたちの生活を天秤にかけるなんてことはできなかったのでしょう。

そしてこの問題は、従業員の善意につけ込んだ経営者の悪徳性を問う問題でもあり、同時に一人では買い物もままならないお年寄りたちが、取り残されるようにひっそりと生活している、過疎地域の悲惨な現状を映し出したものでもあります。

この一件が明らかにすることとなった”日本の闇”に、今後どう目を向けていくのか、対策が求められることとなりそうです。

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