1988年に上映され、今なお根強い人気を誇るスタジオジブリ作品『となりのトトロ』昭和30年代の緑溢れる日本の田舎町を舞台に、サツキとメイの二人姉妹と、トトロとの交流を描いた作品。何度も繰り返し見たという人も少なくないのでは?

2016年11月4日に放送された『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)の「秋のジブリ」第一弾『となりのトトロ』の放送中、番組公式ツイッターアカウントにて、『金曜ロードSHOW!』おなじみの黒うさぎのスタンリーが、制作の裏話を実況トークし話題になりました。

スタンリーのツイートで大きな注目を集めたのが、今回、ご紹介する「母親がサツキの髪の毛を梳かすシーン」実はこの何気ない場面には、母親のある想いが込められていたのです。

それがこちらのツイート。

母親の病院へお見舞いに行った際、無邪気に駆け寄るメイ、それに対し、少しハニカミながら照れくさそうなサツキ。すると、お母さんはサツキを呼ぶと、そっと髪の毛を梳かし始めました。

なぜかジーンとくるこの場面、素直に甘える時期が終わってしまったサツキを甘えさせようとする母心。こんな隠された想いがこのシーンにはあったのです。

公開当時を振り返り、宮崎駿監督が『ジブリの教科書3 となりのトトロ』にて次のように語っています。

奔放なメイに対し、「良い子すぎる」サツキは「一歩間違えればグレていたかもしれない」と語る宮崎監督は、公開当時のインタビューでこう語っています。

「(制作スタッフの)彼女の母親が病気で、それで子どもに何もしてあげることができなくて、だからその子の髪だけは、病床で話をしながらセッセとといてくれたっていうんです。それが彼女にとっては、ものすごく支えになったっていうんですね」

出典『となりのトトロ』のサツキが「グレず」に済んだ理由 – ニュース|BOOKSTAND(ブックスタンド)

なんと、サツキが一歩間違えればグレていたかもしれないと!!グレたサツキなんて想像もできません…(笑)

病床の中髪を梳かしてくれた母親の温かい気持ちが伝わりサツキはグレずに済んだということなのでしょうか。ちょっとした裏話、何気ないシーンにもしっかり意図があるのですね。

作家のあさのあつこさんも、『となりのトトロ』を「少女の解放のための物語」と語っています。そして、「単なるハッピーエンドではない。サツキが重荷を降ろすための物語」と評しています。微妙な年頃に差し掛かったサツキの心を髪を梳かすことで、母と子のふれあいにした見事な場面。

一つひとつの描写に現れる心の含蓄や奥ゆきを味わってみると、いつもとは違う感想や新しい発見があるかもしれません。

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