子どもでもうつ病を発症するの?

近年、増え続けているうつ病患者の数ですが、その中には意外に子どもの患者も多いんです。「子どもがうつ病なんて・・」と思っている人も多いですよね。自分の子どもがうつ病になってしまうなんて想像もできないですが、実際に子どものうつ病が増えていると聞くと、なんだか不安になってしまいます。

子どものうつ病は、大人のうつ病とはちょっと違うんです。そこで今回は、大人のうつ病と子どものうつ病の違いと、気付くためのポイントをまとめてみました。

子どものうつ病は早期発見が重要

子どものうつ病は、発見に時間がかかる傾向があります。それは、「子どもがうつ病になるわけない」という固定概念が、うつ病という診断をつけにくくするからです。

本人が何か兆候を感じて、カウンセリングなどを受けていたとしても、カウンセラーがこの固定概念をもっていると、子どものうつ病に気付けなくなってしまうというわけですね。中には何年も気付かれずに放置されたケースもあるんだとか。

では、うつ病を放置してしまうとどうなってしまうのでしょうか。

うつ病を放置するとどうなる?

MRI検査では、うつ病を長年放置すると脳の形自体が変わってしまうのです。感情や記憶を司る海馬という部分が変性するので、小児期にそれが起こってしまうと、大人でうつ病を発症した場合に比べて重篤な症状が残ることも多くあります。

早期発見できていれば、少ない症状のうちに回復を見込めたかもしれないうつ病が、数年間放置することで、自殺願望などの重篤な症状に悩む結果となってしまうのです。子どもの病気と言うのは、大人に比べて進行が早い場合も多いので、早期発見が特に重要になってくるというわけですね。

子どものうつ病のサイン

では、子どものうつ病のサインとはなんでしょうか。兆候となる症状がわかっていなければ、大人である私たちも、子どものうつ病に気付いてあげることができません。

子どものうつ病を発症している場合、以下の症状があらわれる場合が多いです。

・悲しみの感情を抱く、いらだたしくなる
・気に入っていた物事への関心を失い、楽しめなくなる
・友人関係を拒絶して、引きこもる
・拒絶感や愛されていないという感情を抱く
・睡眠不足(もしくは過眠)
・自分を責める。
・食欲がなくなり、体重が減る
・自殺について考える
・新たな体の痛みなどの症状を訴える
・学校の成績が悪化する(学校に行かない)

出典 http://www.skincare-univ.com

最近は、引きこもりや不登校の学生たちも増えていて、ニュースにもなるほどですよね。苛立ちや悲しみの感情は本人にしか自覚できませんが、引きこもりや不登校などわかりやすい症状が出ると、大人達も気付くことができそうです。

また、睡眠不足や自殺願望などの症状は、うつ病がかなり進行している場合が多いので、注意が必要ですね。夜眠れているか、子どもに自殺願望があるかなどは、普段の生活をよく観察しなければわからないことも多いです。特に、思春期にもなるとプライバシーを隠そうとする傾向もありますので、早期発見が難しいのですね。

受診の目安は?

初期症状が見られたとしても、イライラやよく泣くなどの感情の起伏だけでは、うつ病の判断は難しいですよね。「病院に行くまでもないかな・・」と様子見をしているうちに、病気が進行してしまう・・なんてことも少なくありません。

子どものうつ病を素人が判断することは難しいので、基本的には学校での態度や対人関係を基準にしてみましょう。登校拒否をしたり、夜眠れない、朝起きられないなど、日常生活に支障をきたすようになったら迷わず受診してください。

また、うつ病は1度の診察で診断できない場合も多いです。発達障害など、ほかの病気の可能性もあるため、継続して診察やカウンセリングに通うことも大切ですよ。

子どものうつ病はどうやって治療するの?

うつ病の初期症状には、発症年齢に関係なく「認知行動療法」が用いられます。認知行動療法というのは、噛み砕いていうと「今までストレスに感じていた物事を、自分にとってプラスに捉えることでうつ症状であるふさぎ込んだ感情を解消する」治療方法です。

自動思考と呼ばれる、気持ちが大きく動揺したりつらくなったりしたときに患者の頭に浮かんでいた考えに目を向けて、それがどの程度現実と食い違っているかを検証し、思考のバランスをとっていきます。それによって問題解決を助けるようにしていくのであるが、こうした作業が効果を上げるためには、面接場面はもちろん、ホームワークを用いて日常生活のなかで行うことが不可欠です。

出典 http://www.ncnp.go.jp

これに、食事や運動習慣などの生活習慣の見直しもプラスして治療を行います。ただし、症状が進んでしまっている場合は、これらに加えて投薬治療をせざるを得ない場合もあるようです。うつ病を含む精神病の治療に使われる薬は、子どもの体に悪影響を及ぼすという意見もあります。投薬治療に踏み切るかどうかは、主治医ときちんと話し合って治療方針を決めましょう。

まとめ

子どものうつ病というのは、本人の自覚症状よりも、親や周囲の大人たちが小さな変化に気付いてあげることが重要になってきます。昔では考えられなかった「子どものうつ病」が増えてきているということは、家庭環境も友達関係も学校などの社会も、昔に比べて大きく変化しているということです。私たちが経験した「子ども時代」と、今の子どもたちが生きている「現在」は大きく違いがあるのかもしれません。

子どものうつ病は特に早期発見が重要なので、きちんと周囲の大人が注意してあげなければいけないのです。子どもの病気と言うと、発達障害や急性期の難病を思い浮かべてしまいがち・・・ですが、近年身近に感じられる「うつ病」という病気を子どもが患うことで悩んでいる親も、意外と多いんですね。

うつ病は、患者本人はもちろんですが、その家族も辛いことが多い病気です。もし、子どものうつ病で悩んでいる人がいるなら、親である私たちがまず前向ことが重要ですよ!

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