海外の美少女コンテストは まるで大人顔負けのヘアメーク

出典By LloydGallman - Flickr, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=47417242

アメリカ・アラバマ州で開かれたLittle Miss Perfect competition 4才~6才の部 トップ5

美しいドレスを身にまとい、キラキラと輝くティアラを頭に。眩いばかりのスポットライトの下で美女が微笑む・・・

おとぎ話に出てくるプリンセスは女性の永遠の憧れかもしれません。

世界には美を競ういわゆる”ビューティーコンテスト”が多数存在します。最も有名なのはミスユニバース、ミスワールドでしょう。ティーンを対象にしたり、ミセスの女性を対象にするものや、日本では芸能界への登竜門”美少女コンテスト”が有名です。

今回はそんなビューティーコンテストの中でも何かとお騒がせで、しばしば物議を醸している幼児も参加するという海外の美少女コンテストで起きている話題です。

騒動の発端は、3才の娘をコンテストに参加させ優勝を狙っている一人の母親の発言でした。

「私は娘をめちゃくちゃにしてしまったと思ってるわ。そうね、彼女がこうなったのも私のせい。でもそんなことどうでも良いのよ。だって娘は私のもの。だから私がどれだけめちゃくちゃにしたってどうってことないでしょ。」

出典 http://www.dailymail.co.uk

幼児も参加する「美少女コンテスト」とは

出典 http://www.southernelitepageants.com

小学生以下で多くが幼児と思われる小さな子供たちが出場するコンテストは、高価なドレスやセクシーな衣装、濃すぎると思えるばっちりメークに驚くほど大きなヘアが特徴です。

出典 http://www.southernelitepageants.com

まだまだ幼児体型の小さな女の子も、こんなメークとヘアで登場します。

小さな女の子たちが審査員に向けてしなを作ったり、投げキスをしたりするというポーズも毎回ステージで観られる光景です。

出典 https://www.pinterest.com

ダンスやウォーキングなど厳しいレッスンを受け、歩き方やポージングも決める少女たち。

上記の発言をしたのは、イギリス・サウスヨークシャー在住のシングルマザー、サミー・ブッシェル(Sami Bushell)さん。3才の娘ハリー・マイ(Hallie Mai)ちゃんを美少女コンテストに出し、優勝を狙っています。

出典 https://twitter.com

日焼けしたように見えるタンニングスプレーを塗ったハリーちゃん。カウガールのコスチュームを着て。

「ハリーがやりたいって言ってるのよ。私じゃないわ。彼女は物心がついたころから、安物は嫌いなの。ジーンズにTシャツなんて目もくれないわ。お化粧だって自分がしたいって言うのよ」

サミーさんは、ハリーちゃんの6才になる兄にも娘同様にデザイナーブランドの衣服を買い与えています。3才にしてすでにルイヴィトンのバッグやラルフローレンの洋服を持っているというハリーちゃん。

トークショーに出演し反論するも・・・

出典 https://www.youtube.com

幼い娘にばっちりメークをしたり、日焼タンニングスプレーを塗るなど、まさに幼児虐待!彼女を非難する世論に対し、イギリスのモーニングショーに出演し、反論をしているサミーさん。

「化粧品もタンニングスプレーも自然なもの。コンテスト以外の時はつけ爪も化粧もさせていない。出場は本人が出たいというからよ、私じゃないわ」

出典 https://www.youtube.com

心理カウンセラーの女性は、「コンテストに参加する40%の子供たちが将来精神的に不安定になり拒食症や躁うつ病になる可能性がある。そして、自分自身の外見の完璧さはかつらをかぶり、化粧をした自分であり、それ以下の自分は完璧とはいえないと思うようになる。外見だけが重要ではないと言いつつも、ジャッジは8割を外見の美しさだけで選んでいることがわかっている。露出度の高い服を着せて人前に出ることで間違った女性の美の観念を植えつけてしまう。」など指摘しています。

また皮膚科の専門医は、「小さな子供の繊細な肌に化粧をすることは良くないこと。将来アレルギーを発症する危険も大きい」とコメントしています。

出典 YouTube

出典 https://twitter.com

サミーさんが出演した番組のツイッターに届いたコメント

「自分のエゴでやらせてるだけ。子供のことなんて考えてもいない。本当に憤る。」

「自分のことは自分で決める大人びた子?3才が大人びた考えをするって、冗談でしょ。」

「虐待としか言えません」

「子供に間違ったことを教えている。外見が美しければ良い?中身が美しいことが一番大切です。メークや日焼など子供には関係ない」

「小さな子供にセクシーな露出度の高い服を着せて、危険だとは思わないの?世の中にはおかしな嗜好を持った恐ろしい人がたくさんいます。子供を見世物にするべきではない。」

「なにもかも、間違ってる!」

「子供は遊びでママのメークアップをつけると喜びます。でも大人びたセクシーな服を着せて、メークをして人前に出すのは、それとは全く意味が違う。」

「子供は子供らしくさせて欲しい。子供が嫌がらないというけれど、あなたが無理強いしているから、怖くて嫌と言えないだけではないの?」

出典 https://twitter.com

母親サミーさんに対する怒りのこもったコメントが多いようです。

批判の声が大勢を占めていますが、中には肯定派も存在します。コンテストで優勝することにはメリットがあり、そのひとつに「大学の奨学金がもらえる」ことが挙げられています。

他には、「コンテストに出場することは、スポーツやチアリーディングをするのと何ら変わりはない」や「出場のためにいろいろなトレーニングを重ねることで集中力が増し、勉学の面でも生かされている」という声もあります。

これらの声が、子供をコンテストに出場させていた、または現在させている親たちや自分自身が子供の頃出場していたという経験者からのものだということは、とても興味深い点です。

ツイッターでも少数派ながら擁護のコメントが

出典 https://twitter.com

「子供がやりたいというなら、問題ないのでは?子供の頃ダンスをやっていたけど、その時ドレスアップしてメークもしていました。」

「子供が喜んでいるなら良いんじゃないの?世の中もっと悪いことがいっぱい起こってるんだし。」

口にはおしゃぶり・・・でもヘアメイクはばっちり

出典 https://www.thesun.co.uk

「娘をコンテストに出場させることは、本人の自尊心を高めてくれるポジティブな経験。私を最悪の母親だとか娘のセクシャリティーを売り物にしているとか批判する人がたくさんいるけれど、そんなのは無視! ベラがやりたくないと言えば、それで終わり、よ。」

これまで出場した30以上の美少女コンテストでほぼすべて入賞、優勝をしているというベラ(Bella)ちゃんの母リア(Ria)さんも、Samiさん同様、世論から厳しい非難を受けています。

娘をコンテストで絶対優勝させる!と意気込む2人の母サミーさんとリアさんですが、なんとこの2人の子供達はライバル同士。これまではベラちゃんの圧勝だそうです。

「娘はライバル心が強いの、ベラに勝つためにコンテストに出場し続けます」と鼻息を荒くするサミーさん。

なんとも、誰が競争心が強いのか?と思うような発言も飛び出しています。

出典 http://www.dailymail.co.uk

小さくてもこの自信満々、堂々とした姿はトレーニングの賜物なのでしょう。

しかし、ステージ上では子供が参加し子供同士が競い合うコンテストに見えますが、裏で行われている親同士の中傷合戦や、コンテスト主催者への他の出場者に対する陰口や密告などが横行していることは周知の事実。

「美少女コンテスト」出身、そして自らのブランドを立ち上げた少女

そんな批判が多い美少女コンテストですが参加者の中には、完成度の高い秀でた美しさで、少女たちの憧れの的になり、モデルとしてプロに転身。そしてわずか6才でビジネスを立ち上げた女の子がいます。

出典 https://www.facebook.com

イザベラ・バレット(Isabella Barrett)ちゃん。先述のテレビ番組「Toddlers and Tiaras」に出演していた少女です。彼女は6才で自分のブランドを立ち上げ、なんと年商1億。母親によると彼女自身の有形価値はおそらく7億円だそうです。

現在2つのブランドを持っていて、もちろん彼女は株主さん。将来のために投資や貯蓄もちゃんとしているのだとか。

出典 https://www.facebook.com

自分自身のブランド『Bound By the Crown Couture』のドレスを着たイザベラちゃん(右から2番目)

もうひとつのブランドはアクセサリーブランド『Glitzy Girl』アクセサリーをはじめ、洋服などを販売しています。『GlitzyGirl

イザベラちゃんのアクセサリーブランド『Glitzy Girl』アクセサリーをはじめ、洋服なども販売。『GlitzyGirl』

シャネル エルメス ディオール・・・

出典 http://www.mirror.co.uk

憧れの高級ブランドに囲まれて・・・

6才にしてビジネスウーマンになってしまったイザベラちゃんですが、小学校の成績も優秀で4か国語が喋れるというのですから、これからますます将来有望ですね。

アメリカでは、フランスのように「美少女コンテスト」禁止する動きはない

大事なのは外見より中身・・・?子供は子供らしく・・・?子供に化粧やセクシードレスを着させる意義はあるのか?

皆さんはどう考えますか?

この記事を書いたユーザー

LittleD このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • グルメ
  • 育児
  • 料理
  • 暮らし
  • カルチャー
  • 感動
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス