・恋人が2人いたら

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もし、あなたが今お付き合いしている相手に、あなた以外にもう一人恋人がいたらどう感じますか?それは「浮気」だと不愉快な感情を抱く方も多いのではないでしょうか。

しかし、複数の恋人がいたとしても「浮気」でも「不倫」でもない恋愛が存在することをご存知でしょうか。

・ポリアモリ―

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「ポリアモリ―」と言う言葉を聞いたことがありますか。「複数愛」「複数恋愛」と呼ばれることもあります。

・複数の人間を同時に愛する「ポリアモリ―」

ポリアモリー(英: polyamory)とは、つきあう相手、親密な関係を同時期に、一人だけに限定しない可能性に開かれていて、全ての関係者が全ての状況を知る選択が可能であり、全員がすべての関係に合意している、という考え方に基づく行為、ライフスタイル、または恋愛関係のことである。

出典 https://ja.wikipedia.org

ギリシア語の複数(poly)とラテン語の愛「amor」を組み合わせた、アメリカで作られた造語。要するに複数人を同時に愛し、性的な関係も結ぶ。

出典 https://nihonzine.com

一人の人だけを愛する一夫一妻の概念を「モノがミー」ということがあります。それにこだわらない人がいわば「ポノアモリー」です。ポノアモリーの人たちは、複数の人を同時に愛することができます。

・セクシュアルマイノリティの人たち

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LGBTなどと同じく、ポノアモリーもセクシュアルマイノリティ―の一つなのではないかという考えがあります。

キリスト教の影響や欧米文化の影響により現代は世界的に一夫一妻制が多く、日本もその国の一つです。1人の人を一途に永遠に愛することが「美」ととらえられてきました。しかし、愛に対する考え方は人それぞれです。少数派(マイノリティー)ではあるかもしれませんが、愛の形は本当に一夫一妻に限定されるものでなければいけないのかと疑問に思う方がいらっしゃるのも確かです。

・アメリカで「ポリアモリー」という言葉が生まれた

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近年「多様性」に対する理解が進み、同性愛者などマイノリティーが受け入れられる社会になりつつあります。そのため、ポリアモリ―という言葉も1990年代に造られアメリカで使用されるようになりました。

アメリカ都市部では、実践者が増加し、コミュニティーやサポートグループが形成。雑誌やテレビでも取り上げられ、専門のカウンセラーや弁護士も登場しているそうです。

出典 http://withnews.jp

社会の中にポリアモリ―は徐々に浸透してきています。

・「浮気と何が違うの」

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しかし、やはり一夫一妻が浸透している中では、同時に複数の人と関係を持つなんて「浮気とどう違うのか」信じられないという方もいらっしゃるかと思います。
ポリアモリ―には浮気や不倫との大きな違いが2点あります。

1.関係者が全員同意している

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1点目はお互い関係のある者同士がその関係を認識しており、認めているということです。浮気や不倫とは違い相手は不快な思いをしません。なのでケンカやとりあいにはならないのです。

例えば、お互いスケジュール表を共有し合っており、今日はAさんとデート、明日はBさんとデートするというCさんのスケジュールをお互い把握しているなんてこともあります。Aさんは「明日、Bさんとのデート楽しんでね」とにこやかにCさんを送りだし、Bさんは「昨日、Aさんとのデート楽しかった?よかったね」となるのです。

2.全員を平等に愛する

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次に、複数人の恋人に順位をつけるようなことはしません。本命はこの子で、この子は2番手、3番手…と言った浮ついた心ではなく、全員が本命なのです。

例えば、妻と子供の他に、女性2人と一緒に一つ屋根の下で暮らしているポリアモリ―の男性がいるという話がありました。最初に好きになった妻と結婚したけれど、その後自分がポリアモリ―だと気づき、新しく2人の恋人と同棲生活を始めたのです。彼は全ての女性に平等に愛を注ぎます。妻も女性2人の存在を認め仲良くしています。

しかし、日本の法律上、子供を産めるのは結婚している妻だけなので、法律に縛られていると感じると辛いといった面もあるようです。

・嫉妬はしないの?

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ただ、誰しも人間は「嫉妬」するものです。恋人を自分のものだけにしておきたいという嫉妬心はポリアモリ―の方々にはないのか気になりますね。

「本人が幸せなら嬉しい」と嫉妬を感じない方もいらっしゃいます。しかし、嫉妬をする人もやはりいらっしゃるようです。そういった場合は互いに相談し、解決方法を導いていくようです。一言にポリアモリ―といっても様々なケースがあり、その時々で解決を方法は違うようです。これは、どの恋愛にも共通しますね。

・周りからの理解が難しい

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ポリアモリ―の方は、他のマイノリティーの方と同様に「自分は他人とは違うんだ」「自分は頭がおかしいのか?」とその恋愛に対する概念に疑問を抱きながら生活しているというケースも少なくありません。周りにカミングアウトできなかったり、社会に同調できない自分を責めてしまうこともあります。

ポリアモリの人から話を聞いたことがあるけど、後天的なものというよりは先天的なものらしいよ。でもやっぱり周りからの理解を得るのはなかなか難しいとは思うよね。

出典 https://twitter.com

ポリアモリ―の人は誰かを傷つけているでしょうか?浮気や不倫とは違い相手を不快な思いにはさせていません。

それなのに、マイノリティーというだけで周りから理解を得られず冷たい目で見られるというのは、本人たちにとっては悲しいことかもしれないと考えさせられます。

・人間は十人十色、色んな愛の形がある

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ここで重要なのは、世の中には色んな恋愛があり、人それぞれの「愛の形」があるということを理解することなのではないでしょうか。

・「人とは違う」性質が受け入れられる社会へ

同性婚が認められることの何が素晴らしいかって、その後にはこのようなポリアモリも認められるだろうし、性的指向に限らず個人の様々な「人とは違う」性質が受け入れられるようになるだろうことなんだよなぁ。

出典 https://twitter.com

同性愛の理解が進むことで、愛に対して色んな考えを持っている他のマイノリティーの方への理解も進んでいくのではないかと期待を寄せる人がいました。

相手を傷つけたりする考えは肯定できませんが、お互い幸せであれば色んな愛の形があるということは悪いことではないはずです。

・お互い幸せに

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皆さんはポリアモリ―についてどう感じられましたか。日本ではまだまだ浸透していない言葉かもしれませんが、これから多様化がさらに進んでいく中でLGBTのように一般化していくかもしれません。自分と違う考え方を持っている人を無条件に突き放すのではなく、お互い理解し合い強調して行けるような社会になっていければと願います。

愛の形に決められた形はありません。恋愛が得意じゃない人がいてもいい、1人しか愛せない人がいてもいい、たくさん愛せる人がいてもいい、結婚してもいい、結婚しなくてもいい、異性とがいい、同性とがいい、…人の愛し方は人それぞれなのですね。

人と価値観が違ったからと言って自分を責める必要はないのです。愛とは、相手が幸せで、自分も幸せであることが一番大切なのだと改めて考えさせられました。

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