アメリカ、ユタ州に住むジェレミーさんとケイリーさんのカーリング夫妻(Jeremy &Kaley Carling)は、結婚してからずっと子供が欲しいと願っていました。

残念ながらケイリーさんは、子供の頃に発症したループス(日本語名では全身性エリテマトーデス)の治療薬を服用しているため、医師から妊娠は不可能と言われました。

全身性エリテマトーデスとは

皮膚に出来る発疹が、狼に噛まれた痕のような赤い紅斑であることから、こう名付けられました(lupus、ループス:ラテン語で狼の意味)。

発熱、全身倦怠感などの炎症を思わせる症状と、関節、皮膚、そして腎臓、肺、中枢神経などの内臓のさまざまな症状が一度に、あるいは経過とともに起こってきます。

その原因は、今のところわかっていませんが、免疫の異常が病気の成り立ちに重要な役割を果たしています。

出典 http://www.nanbyou.or.jp

ケイリーさんは、高校生の頃から、すでに里親制度や養子縁組について関心を持っていて、いつか自分自身の子供を授かっても、授からなくても、いずれにしろ子供を養子に迎えたいと思っていたため、医師の宣告を受けて以来、真剣に養子を迎えることを考えるようになりました。

Licensed by gettyimages ®

そして、出産しても自分では育てられないという妊娠中の女性に出会いました。無事出産すれば、その赤ちゃんを養子にもらうことが決まっており、その女性の2才の男の子の世話も夫婦は引き受けて、全力でサポートしていたのです。

しかし、女児を出産したこの女性は、心変わりし、「子供は渡さない」とカーリング夫妻に告げました。その直後、売春組織の摘発により女性は逮捕され収監されてしまったのです。生まれたばかりの女児は、親族夫婦に引き取られて行きました。

不幸はさらに続きます。

女児は引き取った夫婦と共に、殺害されてしまったのです。

この悲しい知らせを聞いた夫婦は、ひどくショックを受け、落胆したのは言うまでもありません。でも、この時すでに明るい未来が夫婦を待ち受けていたのです。

子供を養子にもらうはずだったあの女性が逮捕された日、実はソーシャルオフィスからからある知らせが夫婦の元に届いていたのです。

2才と1才になる姉妹の里親をさがしている。

そして、その知らせを受けてから24時間もしないうちに、もう1本の電話が夫婦のもとにかかりました。

9か月の双子の女児の母親が、2人を養子に出したいと言っている。

カーリング夫婦は、2つ返事でそのオファーを受諾し、4人を家族に迎えることにしたのです。とはいえ、養子縁組の手続きには時間がかかります。

10月19日、夫婦はやっとインディーちゃんとヘブンちゃんの姉妹の法律上の両親になりました。翌日20日には双子のサニーちゃんとウェズリーちゃんも法的に養子となり、ジェレミーさんとケイリーさんは、一気に4人の子持ちになったのです!

やっと普通の家族になった気がします。本当に心から安堵の気持ちでいっぱいです。

出典 http://abcnews.go.com

2才以下の子供が4人もいる家族になったカーリングさん夫婦。しばらくは忙しい日々が続きますが、それでも子供の泣き声や、寝不足の夜も、きっと2人には幸せな思い出になると思います。子供が成長するのはあっという間です。いつか成長した子供たちと振り返って笑える日が来ることでしょう。

お幸せに!

この記事を書いたユーザー

LittleD このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • グルメ
  • 育児
  • 料理
  • 暮らし
  • カルチャー
  • 感動
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス