イギリスもだんだん寒くなってきました。特に朝晩は、暖房無しでは寒くて過ごせません。ご近所さんと顔を合わせれば天気の話をするイギリス人ですが「今日も寒いね~」と言わずにいられないという毎日。

しかし、世界にはもっともっと寒いところがあるのです。みなさんはロシアのオイミャコンという村の名前を聞いたことがありますか?ここは、「世界で最も寒い定住地」として知られています。

1926年の1月にはマイナス71.2℃を記録

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北極・南極大陸が寒いのは当たり前ですが、人が住んでいる場所で「最も寒いところ」として知られているのが、ロシアの北東に位置するオイミャコンという村。ここは、過去に-71.2℃の寒さを記録するなど「北の極寒地」と言われています。

1月の平均気温はマイナス50℃

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筆者は真冬の北欧フィンランドのー20℃を経験したことがあります。吹雪が吹く夜中にタクシーを待っていたのですが、「寒い」というよりは「痛い」と感じるほどの寒気で、あの寒さは一生忘れられないと思ったほど。

しかしここロシアのオイミャコンは、1年のほどんどが冬となりマイナス気温になる月は12か月のうち10か月にも及ぶというのですから、寒さは半端ありません。

村全体が冷凍庫になる

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ニュージ―ランドの写真家アモス・チャップル氏は、この極寒の地オイミャコンを2日間訪れて、その景色を撮影しました。500人が暮らすオイミャコンの村は、全体が大きな冷凍庫中にいるよう。独特の世界観を放つ氷の地で、チャップル氏は2日の滞在中-47℃を経験したそうです。

ペットも家畜もところどころに氷が…

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オイミャコンでは、あまりの寒さのために水道水が凍ってしまうそうで現在は給水車が各家庭に給水に回るというシステムを取っているそうです。また、付近で獲れた魚も引き上げた瞬時に凍り付くため、細菌やウイルス、感染症などにかかる心配はほとんどないのだとか。

-50℃の世界でカメラを回すことの大変さ

恐らく、これまでいろんな場所でシャッターを切ってきたであろうチャップル氏ですが、マイナス50℃という極寒の地で撮影を続けるというチャレンジはこの時が初めてだったそうです。

マイナス50℃の寒さとはどういうものか、みなさん想像できますか?筆者はマイナス20℃でもいっぱいいっぱいだったので想像もつきません。水揚げした魚が一瞬で凍ってしまう寒さというのは、プラスチックなどがポロポロの状態になり、前髪に氷柱ができ、唯一凍らない場所が冷蔵庫であるという状態なのだそう。

外から家の中に入るとこんな状態

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外気温がどれだけ低いかはこの写真を見ても一目瞭然ですね!

家の中は日本の北海道もそうですが、暖かくて快適ということです。しかし外気温との差が激しすぎるので日常生活が大変そうですよね。洗濯物は外に干す人もいるようですが、瞬時に凍るのだとか…。車のエンジンも家のガレージに止めない限りはエンジンをかけっ放しにしておくそうです。更に、電池が早く消耗することも多いのだそうです。

こんなに寒い土地なのだから短い夏もそんなに気温が上がらないのかと思いきや、3か月ほどある夏(6月~8月)は34.6℃を記録することもあるのだというから驚きです。ほとんどが冬のオイミャコンで、一瞬の夏を生きる住民たち。気温差が激しいとそれだけ体力も必要ですが、逆にこの苛酷な環境が住民たちを強くしているのかも知れませんね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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