寒くなると、体を温めるためにお酒を飲む人もいるのではないでしょうか。師走が目の前に迫ってきて2016年ももうすぐ終わりが近付いているので、お家飲みや忘年会など、「お酒が飲める人」「お酒が好きな人」はそうした機会が増えることでしょう。

みんなでワイワイ楽しく、また一人で自由気ままに好きなお酒を楽しむ分にはなんの問題もないのですが、やはり飲酒量が増えて「酩酊状態」になると犯罪が増えやすいという統計も出ているようです。

日本の行刑年報によると、犯行時にお酒を飲んでいる割合が高い犯罪は、傷害、公務執行妨害、放火、殺人、わいせつ、かんいんということです。

出典 http://www.health.ne.jp

昔は、お酒による犯罪者は男性が大半だったそうですが、時代の移り変わりとともに女性もお酒をよく飲むようになり、また飲酒の低年齢化も犯罪に大きな影響を及ぼしている様子。

ちなみに、米国の大学生の犯罪逮捕者の過半数が、めいてい状態であるといわれています。

出典 http://www.health.ne.jp

今年、筆者にとって最も衝撃的だったニュースは、酩酊状態の大学生が女性をレイプした事件です。

加害者は将来有望な水泳選手と言われていたために、裁判でも温情判決が下されレイプ加害者はたった3ヶ月で釈放となり、世間の怒りを買いました。最近ではこの事件の被害者の女性が手記を発表し話題となっています。

世界中で「お酒」が引き起こす犯罪は起こっている

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日本だけでなく、世界中でお酒が引き起こす犯罪というのは起こっています。過去には北欧スウェーデンでビールのアルコール度数を強くして、一時的に試験販売したことがあったそうです。その時に暴力犯罪が増えたためにこのビールは販売中止になりました。こうした実験からスウェーデンでは「アルコール消費量と暴力犯罪には関係がある」とされているそう。

しかし、必ずしもお酒が犯罪に繋がるというのではなく「1日1杯の赤ワイン」が健康に良いと言われたりするように、適度な量を嗜むことが理想なのでしょう。

その適度な量というのは、国によって、また国の風習、文化によっても大きく変わって来るようです。このほど海外サイト「Indy100」に興味深い統計が出ていたのでご紹介しましょう。

世界各国の「アルコール消費量ランキング」が発表

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サイト「The Daily Viz」と併せて報告されている『世界各国アルコール消費量ランキング』は非常に興味深いものとなっています。まず、トップ15位はこちら。

1位:ベラルーシ(17.32リットル)
2位:リトアニア(12.65リットル)
3位:チェコ(12.43リットル)
4位:クロアチア(12.18リットル)
5位:オーストリア(12.04リットル)
6位:ポルトガル(11.92リットル)
7位:フランス(11.8リットル)
8位:アイルランド(11.72リットル)
9位:エストニア(11.61リットル)
10位:ハンガリー(11.51リットル)
11位:ルクセンブルク(11.4リットル)
12位:ドイツ(11.2リットル)
13位:ロシア(11.05リットル)
14位:ギニア(10.99リットル)
15位:ポーランド(10.93リットル)

出典 https://www.indy100.com

国民1人当たりの年間アルコール消費量と共に発表されているランキングですが、お気付きでしょうか。上位がほぼ、ヨーロッパ諸国!東ヨーロッパに位置する「ベラルーシ」が1位となっており、お酒が原因の犯罪や自殺なども急増しているそう。

おや?イギリスは?

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筆者の住むイギリスといえば「パブ」は国の文化そのもの。しかしこの統計では18位にランクインしておりました。一人当たりの消費量は10.68リットルなのだそう。パブに行くとみなさん結構な量を飲んでいる姿を見ますが、ベラルーシに比べるとまだまだだったのですね!(笑)

調査の対象となったの国は全部で186カ国。では日本はどうなのかというと58位だったようです。国民一人当たりのアルコール消費量は7.39リットルとなっていました。

この統計が面白いのは、国によって好みのアルコールが違うという細かな点まで調査していること。サイトの地図をクリックするとランクと共にワインやビール、スピリッツなどの消費量まで知ることができます。

日本は「ビール」好きな人が多いきや…

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この調査では、日本のアルコール内訳は

ビール(1.39リットル)
スピリッツ(4.09リットル)
ワイン(0.33リットル)
その他(1.59リットル)

となっていました。意外にも日本人はウイスキーやヴォッカなどのスピリッツ類がお好みなんですね。

ちなみに、日本のお隣の韓国では男性と女性の飲む量が著しく異なるのだそう。WHO(世界保健機関)によると、韓国の男性は世界中でも飲酒量が最も多いとされており、韓国人男性の毎日の飲酒量は、他国の男性の飲酒量のおよそ2倍なんだとか。

統計の下位はイスラム教国

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世界中にあるイスラム教国でも、国によって、また人によって飲酒は異なって来るようです。バングラデシュやソマリアなどではアルコール消費量は「0」となっていますが、アフガニスタンやイエメンなどでは消費量は「0.01~0.03」となっています。

筆者の友人の一人は、イスラム教国であるカザキスタン出身ですが宗教上、豚肉は一切食べませんがお酒は飲みます。そして女性の方はイスラム教の象徴とも言われるヒジャブやニカブなどの衣装も着けておらず普通の服装です。

アルコールの販売や製造が国内で禁止されていても、密輸などで隠れて飲酒しているイスラム教徒もいるようです。

適度な量を適切に楽しみましょう

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国によってお酒の好み、量、ランクがわかるととても興味深いですよね。なんにせよ、お酒はほどほどに嗜むのがベストでしょう。楽しいパーティーやイベント、忘年会などでつい飲む量も増えてしまうと思いますが、健康のことも考えて適度な量を適切に楽しんでくださいね!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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