記事提供:日刊大衆

あのCMソングでお馴染みのピンクの漬物「岩下の新生姜」。

今、その新生姜をテーマにしたミュージアムが「シュールで面白い!」、「ぶっ飛んでいる!」と各所で話題沸騰中なのだ。流行に敏感な若者から、家族連れまで訪れるこの不思議な新名所。

その人気の秘密を探るべく、ミュージアムの生みの親、岩下食品の岩下和了社長を突撃取材した。

同館で出迎えてくれた、岩下社長は物腰柔らかで、とても気さくな人。早速、そもそもなぜこのミュージアムができたか聞いてみた。

「元々ここは岩下記念館という父(前社長)が趣味で集めてた美術品を展示する美術館だったんですよ。それで、2年前に父(前社長)が他界したときに、ここだけ残って。何か活用しろってメッセージだと思ったんです。そこで、新生姜の新しい価値を提供できる場所を作ろうと思って、計画から半年で完成したんです」

半年!?驚きのスピードだ。そんな館内には、新生姜カフェを始め、度肝を抜く巨大な新生姜ヘッドや「新生姜の部屋」という空間まで存在するバラエティ感。

この発想はすべて社長発なのか聞いてみると、「実は弊社のサイトにブログがあって、その更新をしている社員が中心となって作ったんです。社員たちの考えることが良い意味で馬鹿でね(笑)。例えば、らっきょうの日に記念日くらいらっきょうを主役にしよう!と書いて、ご飯とらっきょうの位置を逆にした、カレーを考案して話題になったりして。そんな発想をできる子たちなら面白い場所を作れるだろうと。ただ、馬鹿なことをやるなら手抜きせず一生懸命やれ、と言って進めさせたんです」。

なるほど、社内の精鋭たちの知恵の結晶なのですな。そして同館には本格的なライブステージまである。

「ライブハウスがないこの街で音楽を気軽に楽しめる場所を作りたくて。ありがたいことに新生姜に興味を持ってくれるアーティストさんがいらっしゃるので定期的に公演をお願いしてます。元々音楽が好きなんです。年間300枚以上CDを聞くし、ライブにも100本は行きますよ!」

会社経営もしながら、物凄いバイタリティ!ミュージアムの面白さは社長のこういったあり余る熱量からももたらされていそうだ。ちなみに、社長はツイッターの更新速度が速いことでも巷で話題の人物だ。

「SNSではファンの方の声が聞けて毎日勇気を貰っています。こんなレシピや食べ方がある、と発信してくれる方が多くて、それぞれの楽しみ方で幸せになってもらえればこちらも嬉しいですし、ミュージアムを含め新生姜をホットな話題にしてもらってありがたいですね」

ネットで火がつき、今やテレビなどにも取り上げられる同館。その背景には、熱心な新生姜ファンの自発的な宣伝効果もあったようだ。最後に、社長に今後の目標を聞いてみた。

「2000年の漬物業界のピークに比べればまだまだ新生姜の売れ行きは微々たるもの。新生姜の新しい価値を創造して、漬物ってだけでない魅力を伝えていきたいですね。ミュージアムも皆さんを飽きさせないよう、どんどん進化させます。ライバルはディズニーですから!(笑)」

さすが社長!今後も新生姜ミュージアムから目が離せなさそうだ!

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