ここ3年ほどですっかりハロウィンが定着し始めた日本。その中でも「聖地」と言われ、特に盛り上がりを見せるのが渋谷です。

ハロウィンに沸いた週末、渋谷駅前にはゾンビや警官のコスプレをした若者たちが大勢押し寄せ、いつもの渋谷とは違った非日常的な空間をつくりあげていました。

その様子はテレビなどのメディアでも多く取り上げられるため、「渋谷のハロウィン」といえば、駅前に集まった若者たちの姿を想像する人が多いかもしれません。

もうひとつの「渋谷のハロウィン」

しかし、同日同時刻、同じ渋谷区内で若者たちの熱狂とは違ったもう一つのハロウィンが開かれていたことをご存知でしょうか?

舞台は、渋谷区立広尾中学校の体育館。

ここには子どもからお年寄りまで、この周辺に住むさまざまな年齢の人たちが集まっていました。

実はこれ、子どもとお年寄りの心の交流を目的に開かれた「キットカットハロウィンダンスパーティー」というイベント。主催は「キットカット」でおなじみのネスレ日本、渋谷区観光協会、そして日本を代表するヒップホップMCのZeebraさん。

民間企業、行政、そしてアーティストがなぜこの場所でハロウィンを行ったのか?

そこには深い理由がありました。

「キットカット」で子どもたちを応援したい

ネスレ日本の槇亮次さんは、今回のハロウィンイベントの開催理由を次のように語ります。

「本来、ハロウィンとは子どもからお年寄りまで家族みんなが楽しめる心温まるイベントです。これまで、『キットカット』で受験生を応援するプロジェクトを進めてきたネスレ日本ですが、今後は子どもたちの応援にも取り組んでいきたい。そう思って今回のプロジェクトを考えました。これに対し、年配の方や親、若い世代の三世代でまちづくりを進めようとする渋谷区、そして地域にもっとダンスの文化を根付かせたいというZeebraさんの三者の思惑が一致して今回のハロウィンイベントが実現しました。」

そこでネスレ日本が考えたのが「キット、輪になる。」プロジェクト。

参加はまち単位で、シニア・ポストシニア層と子どもたちがチームとなって参加するダンスコンテストを開催することにしたのです。

そしてこのプロジェクトは、来年度以降に全国規模のダンスコンテストに昇華させたいと考えていること。

このコンテストのユニークポイントは、そのダンスチームが商品や賞金をもらうのではなく、チームが帰属している地方自治体に奨学金のような形で贈呈されること。ここにはネスレ日本の子どもたちの成長を応援したいという思いが込められています。

(イラストレーターの門秀彦さんから今回のキービジュアルが紹介されました。ハンドトークを取り入れた個性的なキャラクターとなっています)

Zeebraさんが新曲を披露!

このプロジェクトのコンセプトに賛同したZeebraさんは、今回のイベントのために書き下ろしてくれた曲「Trick or Treat」を子どもたちと一緒に披露してくれました。この曲は今後も本イベントのテーマソングになっていくそうです。

Zeebraさんは、「アメリカでは小学校のころからこういう場所(学校)でダンスイベントが頻繁に開かれていて、地域の人がみんな集まって楽しんでいた。そんな風景を見てうらやましいなと思ったんです」と今回のイベントへの想いを語ります。

体育館がダンスフロアに!

ダンスイベントが始まると、中学校の体育館は一瞬でダンスフロアに変貌。

ダンスフロアとなった体育館では、子どもたちから大人まで、さまざまな人が笑顔で踊る楽しい空間に様変わりしました。

「親子三代でヒップホップダンスをするという時代がきているのかもしれません」というZeebraさんのコメント通り、親、子、孫の三世代がダンサーというのは近い将来より一般的なことになるのかもしれません。

地域の子どもたちを応援するネスレ日本と渋谷区、そしてZeebraさんが取り組んだ今回のプロジェクト。

「これからもっと全国に普及させていきたい」というZeebraさんの言葉からは、このプロジェクトを長く続けていくことへの強い意思を感じました。

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