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自宅に帰るとまずはテレビをつけ、だらだらと眠くなるまで見てしまう…という方は多いと思います。実はこうした何気ない行為が、あなたの寿命を縮めていることをご存知ですか?今回は、テレビの視聴時間が体に及ぼす悪影響についてお届けします。

1日3時間以上のテレビ視聴が、死亡リスクを15%も高める!?

1日にテレビを見ている時間が長い人間ほど死亡率がアップする――。

この衝撃的事実があきらかになったのは、2015年11月。アメリカ予防医学雑誌「AJPM」の発表でした。この調査をおこなったのは、米国立がん研究所のキードル博士率いる研究チームです。

慢性疾患を持たない50~71歳までの男女22万人を対象に、「心臓病」「慢性閉塞性肺疾患(エコノミー症候群)」「糖尿病」「インフルエンザ・肺炎」「パーキンソン病」「肝臓病」「自殺」という8つの病気の発症・死亡率と、テレビ視聴時間との関連性を14年間にわたって追跡調査しました。

すると、テレビ視聴が長いほど8つの病気すべての死亡率がアップすることが判明したのです!視聴時間が1日1時間未満の方に比べ、3~4時間以上の方は死亡率が15%増加。

この死亡率は視聴時間が増えるたびに上がり、7時間以上の方は47%も増加することもわかりました。幼少時代、誰でも一度や二度は「テレビばかり見ていたら目が悪くなる」と注意された経験があると思います。目が悪くなるどころか、テレビの長時間視聴は命を縮める怖ろしい行為だったのです。

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運動不足、肥満、エコノミー症候群…テレビ視聴が引き起こす負の連鎖

長時間テレビを見る行為が、なぜ死亡率アップに繋がってしまうのでしょうか?前出の研究チーム代表のキードル博士は次のように解説しています。

「長時間テレビを見る行為は、長時間座ったままの状態ですごす行為に直結します。体を動かさなくなるのはもちろんのこと、テレビを見ながら無意識に飲食をくり返すことで、摂取カロリーが増えて肥満を引き起こします。

座り続けることで全身の血流が悪くなり、慢性閉塞性肺疾患(エコノミー症候群)を引き起こすリスクも上がります。ようするに、長時間テレビを見る行為が生活習慣のすべてを悪化させ、それが引き金となってさまざまな病気を引き起こし、最終的には死亡率がアップするというわけです」

長時間のテレビ視聴は、目の健康状態にも影響を与えることは周知の事実です。テレビを集中して見れば見るほど画面を凝視する時間は長くなり、まばたきの回数が減ってドライアイを引き起こします。

テレビ画面は高速で光が点滅しているため、瞳孔の大きさを調整する筋肉も疲労します。さらにテレビを見る行為はブルーライトを浴びることにも繋がります。ブルーライトは良質な睡眠をもたらす「メラトニン」の分泌を抑制するため、不眠を引き起こす可能性も高いのです。

それでも見たい!というときに注意すべき3点

この記事を読んでいる方の中には「テレビこそが最高の娯楽」という方もいると思います。この現代において、いまさらテレビなしの生活を送ることは難しいかもしれません。

そこで、テレビを見るときは次の3点を注意しましょう。
・テレビの視聴時間は1日2時間未満に留める
・テレビを見ながら無意味な飲食はしない(水分補給はOK)
・15分に一度(CMの間)は必ず立ち上がり、軽いストレッチをおこなう

ストレッチと書くと面倒に感じるかもしれませんが、その場で屈伸や足踏みをするだけでも効果は絶大です。また、ストレッチ中は目を休めるチャンスでもあります。意識的にまばたきをおこなったり、テレビ画面から視線を外して遠くを見つめたりするだけでも目の筋肉がほぐれて疲れ目が解消できるので、ぜひお試しくださいね。

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