酷い状態の猫

ジョン・スノーは、韓国内の路地で発見されました。彼は、飢えて脱水状態になり、重度の”上部の気道感染症”を持っていました。アニマルシェルターでは、こんな猫は、誰ももらってはくれないだろうとみんなから言われていました。

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韓国のアニマルシェルターに保護されたジョン・スノー

”猫の上部気道感染症”とは

猫ヘルペスウィルスが原因で、キャリアの猫との接触感染によってうつる病気。週間程度の潜伏期間を経て次のような症状が出ます。ウイルスが涼しい所を好むため、結膜炎による流涙、鼻水、くしゃみ、口内炎などの目、鼻、口、等に症状が現れます。軽症の場合は、治療には、インターフェロン(抗ウィルス剤)を投与、同時に抗生物質の投与を行います。重症の場合は、抗生物質と併用でプロポリスを与えると効果が現れる場合があります。また、頻繁に症状が出る場合はインターフェロンの点眼薬を常備しておきます。

ある女性が

レイチェル・ブラウンさんは、猫が欲しいと考え、殺処分有りのこのシェルターの猫のリストを何週間もチェックし続けていました。

そして、ジョン・スノーに出会ったのです。彼女は一目でこの猫のことが気に入りました。誰からもほしがられないだろうと職員が考えていた猫を、彼女だけは、欲しいと思ったのです。

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レイチェルさんは一目でこの猫が気に入りました。

”この猫にそんな価値はない”と言われた

「確かに彼の体調は良くありませんでした。しかし、私は彼のことしか頭にはなかったのです。」

レイチェルさんのボーイフレンドはアニマルシェルターに電話して、ジョン・スノーについて問い合わせました。

するとシェルターの職員は、彼の体調は非常に悪く、食事もとれない状態で、持ちこたえることすらもむずかしいかもしれないことを告げました。

「職員は私のボーイフレンドに、”こんな猫をもらうべきではない、そんな価値はこの猫にはない”と言ったのです。確かに治療費は高くつくでしょう。でも、私は彼のことを諦めることができませんでした。どしても彼を助けたいと思ったのです。」

無気力の状態

レイチェルさんがジョン・スノーを引き出すために、アニマル・シェルターに行った時、彼の前には手つかずのキャットフードが置かれていました。彼は職員が言ったように、やはり何も食べようとはしていないみたいです。彼はとても無気力でした。そして彼には奇跡が必要でした。

レイチェルさんは急いで引き出すための手続きを終了させ、獣医のところに彼を連れて行きました。

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レイチェルさんとジョン・スノー

感謝

動物病院に向かう途中のジョン・スノーはとても弱々しい状態でした。しかし、彼を助けるために駆けつけてくれたレイチェルさんに彼はとても感謝していたようで、彼女に対してすり寄ってきたそうです。

生きたい

彼はなんとか立ち上がり、少しだけ歩いてみせました。まだ生きれるということを彼女に示したかったのかもしれません。

彼らが動物病院に到着した時、獣医はシェルターの職員と同じことを言いました。

獣医は、「この猫に治療したところで、生き残れる可能性はないので、安楽死させた方が良い」と言いました。

ジョン・スノーは、猫コロナウイルス(FCOV)と猫ヘルペスウイルス(FHV)を含むいくつかの感染症を持っていると診断されました。また猫伝染性腹膜炎(FIP)も持っていました。そして獣医は、それは致命的であると言いました。

*猫ヘルペスウイルスは、上記にある上部の気道感染と同じです。

”猫コロナウイルス!と”猫伝染性腹膜炎ウイルス”とは

・猫腸コロナウイルス(FECV)
猫に対してほとんど病原性を示さず、腸管に感染するウイルス。 感染により、軽度な下痢などを示す。無症状なことも多い。

・猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)
猫に対して強い病原性を示すウイルス。FIPを発症させる。

FIPウイルスは猫コロナウイルスですが、猫がFIPウイルスに感染して発病するのではなく、猫コロナウイルスに感染した一部の猫がFIPを発症するといわれています。(その理由はまだ完全には解明されていません)

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猫コロナウイルスと猫伝染性腹膜炎(FIP)

奇跡

しかし、レイチェルさんはそんな言葉には屈せず、とにかく治療をしてくれと頼みました。

レイチェルさんは、入院中のジョン・スノーに会うために毎日30分かけて電車に乗って動物病院を訪れていました。日々、ジョン・スノーは良くなっているように見えました。

そしてとうとう奇跡が起きました。治療を始めてわずか5日後に、すべての数値が正常値を示したのです。獣医もこのようなことは経験したことがないと驚くばかりでした。とにかく、ジョン・スノーは病に打ち勝ったのです。

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レイチェルさんの愛が通じたのだろうか…

生きるチャンスをもらったのだから

すべては、レイチェルさんがジョン・スノーに生きるチャンスを与えたからでした。

誰もが「治療する価値はない」と言い続けても、レイチェルさんはけして諦めることはなく、ジョン・スノーに助かってほしいと願い続けた結果、ジョン・スノーはとうとう奇跡を起こしました。

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レイチェルさんの思いにちゃんと答えてくれたジョン・スノー

パワフルな元気な猫に

現在、ジョン・スノーはとても健康でパワフルに遊びまわる普通の元気な猫として、レイチェルさんが行くところにはどこにでもついて行ってます。

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レイチェルさんとジョン・スノーは奇跡を起こしました。

最高の猫

「彼は最高の猫です。」とレイチェルさんは言います。

「彼はとても個性的で、クレイジーな猫です。マニアックなほどの走りを見せてくれるし、キャットタワーによじ登るスピードはものすごく早いです。」

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すっかりと元気になり、綺麗に毛も生えそろって別猫のように美しい姿になったジョン・スノー

祝福

毎晩、彼はレイチェルさんの枕の傍で眠ります。みんなから見捨てられたのに、唯一、レイチェルさんが命を助けてくれたことをちゃんと判っているのでしょう。

「私は彼から祝福を得ています。私の人生は、彼のおかげで100倍幸せなものになっています。」とレイチェルさん。

出典元

最後に

ジョン・スノーとレイチェルさんは不思議な運命の糸できっと繋がっていたのだと思います。

しかし、獣医は韓国でもすぐに安楽死を勧めて来るのですね…

米国でも、それは同じでした。筆者の猫が尿路結石で苦しんでいた時に、「今回、治療してもまた繰り返す可能性が高いので、安楽死させるという選択肢もある。」とまず言われました。

助けるには、尿路につまった石を取り出す手術が必要で、当時費用は約10万円でした。「でも、手術したら、助かるのですよね?」と私が聞くと、「今回は手術すれば助かります。でも、そういう体質の猫はまた繰り返しますよ。そのたびに高額な手術費用がかかるので、たいていのオーナーが安楽死を選びます。」と再び安楽死を推奨してきたので、「手術して助かるものを安楽死させることはできません。手術をしてください。」と強く言ってやっと治療してもらえました。

そしてその後は、絶対にこれしかやっては駄目だと尿路結石の原因となる栄養素が少ない療養食を教えてもらいました。それ以来、猫はそれだけやっています。もう手術して10年くらいたちますが、いまだに元気で、現在、日本で一緒に暮らしています。

よく「この子の最後の日だから…最後にこれまでできなかったような素晴らしい日を過ごした」とか感動ぽい記事になっていますが、それは病気が理由で安楽死させているのです。筆者はそれに対して疑問を感じている1人です。

賛否両論あると思いますが、筆者は、例え年をとっても、病気になっても、生きれる限りは動物は生かすべきだと考えています。自然に息絶える時まで…。

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さくらまい (Mai Sakura) このユーザーの他の記事を見る

最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。
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