あなたには「親友」と呼べる人がいますか?そしてその親友のために全てを投げ出すことができますか?

英ミドルズバラのオームズビ―に住むジョン・ツインベローさん(49歳)は、14年前にバイクの事故を起こし、脳から90%出血し7か月間も昏睡状態に陥りました。その親友を介護するために、ティム・マーリーさんは仕事を辞めてジョンさんのサポ―トに努めたのです。

大親友同士のジョンさん(左)とティムさん(右)

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男同士の友情というのは嘘偽りのない純粋なものなのだと改めて感じる感動のストーリーをご紹介しましょう。14年前に自身のバイクが車に衝突し大事故を起こしたジョンさん(写真左)は、脳にかなりのダメージを負ってしまったことで7か月間昏睡状態に陥りました。

脳の90%が出血し、このまま植物人間状態になる可能性が高いと医師に宣告を受けていたジョンさんの家族。2人の娘と2人の孫がいる幸せな生活を築いていたジョンさんにとってのあまりにも惨い悲劇でした。

ジョンさんと子供の頃から仲良くしていた幼なじみのティムさんは、ジョンさんが事故に遭って2年後に親友の介護をフルタイムで専念するために、フォークリフトの仕事を辞めました。

ティムさんは親友のために仕事を捨てた

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ティムさんには3人の娘がおり、1人の孫がいます。子供の父親として一家を支えて行かなければならなかった時に、ジョンさんから「僕の介護をフルタイムでしてもらえないだろうか」と相談されたティムさん。

ジョンさんの家族が、ジョンさんが事故に遭ったことでこれまでどんな苦難をしてきたかを間近で見て来たティムさんは、ジョンさんの依頼を拒否することなどできませんでした。そして何より親友にもう一度、事故から立ち直って欲しいという気持ちがありました。

ティムさんのジョンさんの介護の日々が始まった

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ティムさんは、ジョンさんが住んでいる場所まで往復128kmの距離を週に6日通い続けています。朝、ジョンさんにシャワーを浴びさせ、着替えさせて車でジムにリハビリへと通っているのです。

長い間の昏睡状態と入院生活は、ジョンさんから体の筋肉の強さを奪ってしまっていました。「二度と歩けないだろう」と医師に言われたジョンさんでしたが、なんとしてでもそれを覆したいという気持ちがありました。

ティムさんは、そんなジョンさんの気持ちを誰よりも理解していました。ジムで懸命にリハビリに励むジョンさんを応援して来たティムさん。ジムではとにかく体の筋肉を鍛えるリハビリを行い、現在はジョンさんは杖を突いて歩けるまでに回復しています。

「ジョンのポジティブな姿勢が回復を早めている」

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ティムさんは、ジョンさんはとにかく前向きな気持ちを持ってリハビリに励んでいると話します。彼のそのポジティブさが、リハビリの回復に繋がっているのだと。そしてそんなジョンさんだからこそ、フルタイムの介護を引き受けたというティムさん。

子供の頃、仲良く遊んだ古き良き思い出はこの2人の記憶にずっとずっと残っているのでしょう。「大親友が窮地に陥ったならば、救うのは自分しかいない」と思って介護をフルタイムで引き受けたティムさんに、素晴らしい男気を感じます。

ティムさんはもうすぐ婚約している女性と結婚式を挙げる予定なのだとか。その日には、大親友のジョンさんが杖を突いて出席している光景が目に浮かびます。

女性とはまた違う深い絆を持った男性同士の友情。これほど素敵なものはないと改めて思わせられるジョンさんとティムさん。今後もジョンさんのリハビリがスムーズに行くことを願わずにはいられません。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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