記事提供:日刊SPA!

今、スナック・ブームが再び来ている――。シンガー・JUJUは、そう自信たっぷりに語る。

彼女の新作『スナックJUJU~夜のRequest~』は、その名の通り全国のスナックのママからのリクエストで選ばれた昭和歌謡の名曲の数々を艶やかに歌い上げるカヴァーアルバム。

さらに10月10日(ジュジュの日)に行った恒例ライヴ「ジュジュ苑」では、会場である代々木第一体育館を一夜限りの「世界最大のスナック」に見立てて演出するなど、スナックをテーマにさまざまな動きを展開している。

そんなJUJUが、こよなく愛するスナックと昭和歌謡の魅力をノンストップで語りつくす。

――今回のアルバムの企画はどういうところから始まったんですか?

JUJU:実は、念願だったんです。小学校のときに親に連れられて行ったスナックが「歌手になりたい」と思ったきっかけだったので。

それに昭和歌謡もすごく好きで(邦楽カヴァーアルバムの)『Request』シリーズの中でもいつか昭和歌謡に特化したものを作りたいと思っていたんですけど、今回、いよいよスナックにこだわった作品を作れるタイミングが来たと思って。

――タイミングが来た、というと?

JUJU:去年あたりからスナックにまつわる取材のオファーが増えてきたんですよね。雑誌がスナックの特集をしていたりするのを見ても「あれ?世の中でブーム来てるのかな?」と思って。

それに、去年の「ジュジュ苑」のアリーナツアーをやったときに「DESIRE-情熱-」や「シングル・アゲイン」を歌って、そのとき何も考えずに「今日はスナックに来たと思って、私のことをママだと思ってください」とMCで言ったんです。

そしたら会場中から「ママー!ママー!」と言われ、その“スナックの体”でライヴをやるのが、もう楽しくて。

それからも「JUJUママにまた会いたい」という声もあって、じゃあスナックをテーマに作品を作っちゃおう、と。

――身をもってスナックのニーズを感じたわけですね。

JUJU:そう。時代がスナックを求めているって(笑)。スナックって一回下火になった気がするんですけれど、今世の中が目覚めつつあると思うんですよね。擬似恋愛よりも、もっと深く楽しめるスナックに行くんじゃないかな。

――JUJUさんの原体験になったスナックはどんな場所でしたか?

JUJU:子供の頃に行っていた母親の親友がやってるスナックです。一番好きな場所でしたね。表通りから小さな路地に入るんですけど、入った瞬間にワクワクして。大人たちがお酒を飲んで、歌っていて…。

それがものすごく楽しそうだったし、歌っている歌謡曲の世界もすごく好きで、なんだか、夜が“紫色”に見えた気がしたんですよ。早く大人になりたいと思って、憧れていました。

――そこから大人になって、スナックの印象は変わりました?

JUJU:今も昔もその魅力は変わらないですね。スナックって、会いたいママがいるからそこに行くという場所なんですよ。そこに行ったら笑わせてくれたり、悲しいことを包み込んでくれたりする。

――では、JUJUさんが考える「いいスナックの条件」とは?

JUJU:やっぱりママありきですよね。酔っぱらいのいなし方とか、一見さんに対しての心配りとか「全部勉強になるな」と思って見ています。

あれは生きざまなんでしょうね。すごい人生を送ってきた人が多いでしょうし、そういうママがいる店はやっぱり魅力的です。

※このインタビューは10/25発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです。

【JUJU】

'04年にメジャーデビュー。'06年発売の「奇跡を望むなら…」のロングヒットを機に、「明日がくるなら JUJU with JAY'ED」などヒット曲を世に送り出す。

11月30日には新曲「believe believe」(日本テレビ系日曜ドラマ『レンタル救世主』主題歌)収録のシングルが発売。

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