記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
喉が痛いと思い病院で診てもらったときに、扁桃腺が腫れていますね。といった診断をされる場合があります。

扁桃腺が人よりも大きいと、喉が痛みやすくなったり、無呼吸症候群を招いたりしてしまうことも。

そこで今回は「扁桃腺」について人より大きい場合に起きやすい症状や、摘出手術のことを医師に解説していただきました。

扁桃腺とは

喉の両側にある、半分見えている殻付きのクルミのような構造物で、口から入ってきた病原体などから身体を守る免疫機能を担っているといわれています。

扁桃腺が大きいと引き起こりやすくなる症状

【扁桃炎】
扁桃炎は急性扁桃炎慢性扁桃炎があり、特に急性扁桃炎では高熱が出たり、悪寒、頭痛や関節の痛みなどの激しい症状が出ることがあります。

【扁桃肥大】
扁桃が肥大していることで、いびきや呼吸のしにくさの原因になることがあります。

【睡眠時無呼吸症候群】
扁桃が通常より肥大している場合、睡眠時の無呼吸発作の原因となることも考えられます。

【扁桃周囲膿瘍】
急性扁桃炎の後に扁桃腺の周りに炎症が起き、さらにその部分に膿がたまったものを扁桃周囲膿瘍といいます。

扁桃線の摘出手術

【扁桃線の摘出手術をおこなった方が良い場合】
扁桃炎を何度も繰り返していたり、そこから扁桃周囲に炎症が及んだり、扁桃周囲膿瘍を起こしたりする場合、また、高度の肥大があり、食事や呼吸などに問題を生じている場合にも扁桃摘出手術が行われます。

【手術方法】
口蓋扁桃摘出術と呼ばれる、扁桃腺を丸ごとくりぬく手術が行われます。耳鼻咽喉科が専門であり、全身麻酔・入院を必要とします。

【手術費用】
健康保険を用いた場合、自己負担は10万円くらいとなることが多いです。ただ、術後再出血してしまったりして、長引く場合はもっと費用が掛かることがあります。

扁桃線の摘出手術によるメリット

◎扁桃がなくなることで、高熱やひどい喉の痛みの頻度が減る

◎呼吸が楽になる

◎食べ物の呑み込みが楽になる

◎腎臓の病気が改善する場合がある

◎いびきや睡眠時無呼吸が改善する可能性がある

扁桃線の摘出手術によるデメリット

■全身麻酔を行うこと自体にリスクがある

■術後、痛みが出やすい

■喉の違和感が後遺症として出ることがある

■一部の方では味覚に変化が残ることがある

■扁桃腺は免疫にかかわる部分であることから、扁桃摘出術を行った後、感染症を起こしやすくなるという報告もある

扁桃腺の大きさに悩んだら医療機関へ

自分の扁桃腺が正常より肥大しているのではないかと思われる場合、専門は耳鼻咽喉科になります。

手術を希望する場合は、入院施設のある病院で行うことになります。

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医師からのアドバイス

自分の扁桃腺が大きいのではないかとお悩みの方、また、いびきや呼吸のしにくさ、睡眠時無呼吸などがあったり扁桃炎を繰り返している方は一度、耳鼻咽喉科の専門の医療機関を受診してみるとよいかもしれません。

(監修:Doctors Me 医師)

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