誰もが憧れる美の頂点、ミス・ビューティコンテスト。そこに出場する女性たちは誰もが美しく様々な能力や才能を発揮し、世界のトップを目指します。

このほど、2015年のミス・アイスランドに選ばれたアーナ・エール・ジョンズドッティアさん(20歳)が、米ラスベガスで行われたグランド・インターナショナルビューティーコンテストに出場。ところが、最終審査に残るにはもっと痩せた方がいいと審査員に言われたことが原因でコンテストを辞退しました。

素晴らしい美しさのアーナさん

知的でセクシー、そして何より健康的な女性とは彼女のことを言うのではないでしょうか。アーナさんは自分らしさを最大に出してファイナルへ挑もうとしていました。すると審査員が「優勝したいなら朝食を抜きなさい。昼食にはサラダを食べて夜は毎晩水を飲んでファイナルまで我慢するんだ」とアーナさんに指示しました。

最終審査まであと4日という時に、コンテストの主催者であるタイのビューティープレゼンターのNawat Itsaragrisil(ナワット・イッサラグリシル)氏が、アーナさんに優勝してほしいがために審査員スタッフにそう指示して来たそうです。

「私らしさを気に入らないなら、私はここに出る価値はない」

アーナさんは「彼は私のことを気に入ってくれたのだと思う。でも、優勝したいから痩せろというのはおかしい」と言います。「もし、彼が私らしさを気に入らないなら私はトップ10に入る価値もないわ」と反論し、辞退をするための手紙を綴りました。

「私はこんな自分を気に入っています」

アーナさんは審査員に「太すぎるから優勝したいならもっと痩せろ」と言われたことに対し、直接主催者のナワット氏に手紙を書きました。

そこには「私は、確かに他の女性よりも肩幅もがっしりしています。でも、それは私がアイスランドのアスリートチームのメンバーだからです。私は毎日鍛えていて、アスリートのメンバーであることをとても誇りに思っています」と綴られてありました。

更にアーナさんは「ご忠告は大変ありがたいのですが、私は今の自分を気に入っています。忠告のおかげで、今は最終審査まで残る興味がすっかり失せてしまいました。だから辞退させて頂きます。これが恐らく私がビューティコンテストに参加する最後となることでしょう」と綴り、「審査員の方々には、どうか目を覚ましてほしい。今は2016年です。国際的な美のコンテストを主催するならば、国際的な美は何なのかということをきっちりと理解して頂きたい」と述べ、「痩せろ」と言うことがいかにバカバカしい発言かを皮肉りました。

完璧な美しさのアーナさん。これ以上どこをどう痩せると「美しく」なるのでしょうか。

みなさんはアーナさんを太いと思いますか?

アーナさんが直々に主催者に辞退の手紙を書いたことで、ナワット氏は「候補者に対しての意見はこれまでも述べられています。候補者たちがより良いパフォーマンスができるように私たちスタッフは指示もします。アーナさんの場合は、ちょっと太いと感じたので痩せた方が優勝のチャンスがあると申したまで。アーナさんの履歴書には前回のコンテストの写真が貼られてあり、そのスタイルは今よりも細くとても良かったので、アドバイスしただけです」と話しています。

「容姿だけが審査の対象にはならない」

ナワット氏は「ビューティ―コンテストは、容姿だけが審査の対象になるのではありません。個性や知性、マナー、話し方なども重要な審査要素です。また、これからどのような活動ができるのかなど様々なことを優勝者に求めています。我々の審査が高水準であることは間違いありません」と語りました。

自分に自信のある女性たちが、最高の美を求めて競うビューティ―コンテスト。アーナさんが辞退したのは自分の生き方や心を否定されたと思ったから。見た目も大切でしょうが、やはり自分らしいということに自信を持って生きている部分を評価してほしかったのでしょう。

アーナさんは十分美しく、これからもアイスランドのアスリートとしてもミス・アイスランドとしても活躍していくはず。「美しさ」の定義には何が大切かということが、アーナさんを通して私たちも教えられたような気がしますね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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