2014年から始まった西武プリンスドームのウグイス嬢・鈴木あずささんによる「杉谷イジリ」。

日本ハムの杉谷拳士にとって西武プリンスドームはビジターの球場ながら、西武線沿線の東京都練馬区出身ということもあって、試合前の杉谷の打撃練習中は愛情とユーモアにあふれる「口撃」がくり広げられる(杉谷が試合にスタメン出場の場合は敬意を表して「口撃」中止)。

今年も時事ネタに絡ませた「杉谷イジリ」の名作がそろっているので、時系列にダイジェストで紹介したい。

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2016年4月5日「杉谷拳士ロス」

「ご来場の皆さま、杉谷拳士ロスの皆さま、お待たせいたしました。(中略)今シーズン、本気の杉谷選手の打球が頻繁にスタンドに飛び込みます。杉谷選手の打球にはくれぐれもご注意ください」

杉谷にとって今シーズン初の西武プリンスドーム。待ちわびたファンの気持ちを「杉谷拳士ロス」の一言で表現するのが心憎い。

ちなみに、この試合前には杉谷がアナウンス室を訪問して「今年1年間、よろしくお願いします」と、しっかり挨拶してきたとのこと。

2016年7月27日「ポケモンGO」

「スタンドの皆さまにお願いいたします。ご覧のように、杉谷選手は架空のキャラクターではございません。打撃練習の鋭い打球がスタンドに飛び込むおそれがございます。大変危険ですので、打球の行方にはくれぐれもご注意ください」

杉谷は4月中旬に右手を骨折してチームを離脱。久々に、同球場に足を踏み入れたのだが、まさかポケモン扱いされるとは本人も思わなかっただろう。

『ポケモンGO』はちょうどこの時期に日本での配信が始まっていて、ものすごくタイムリーだったこともあり、一層ファンの爆笑を誘った。

2016年9月27日「ポストシーズンMVP」

「スタンドの皆さまにお願いがございます。大泉西中出身の杉谷拳士選手が打撃練習をしておりますが、鋭い打球、または控えめな打球が飛んでくることがございます。油断されますと大変危険です。(中略)ポストシーズンはMVPをとってみせます。皆さん、どうぞご期待下さい」

この日はチームの優勝がかかった大一番。結果的にこの日の優勝とはならなかったが、異例ともいえるウグイス嬢からの「MVP奪取宣言」は杉谷にとってどう感じただろうか。
冗談か本気かはさておき、試合前の独特の緊張感を和ませる一服の清涼剤のような一コマであった。

レギュラーシーズンが終了して、今季の「杉谷イジリ」はこれにて閉幕。また来年も面白いイジリを期待したい。

しかし、まだ日本シリーズの激闘は続いている。うずいす嬢・鈴木さんの期待に応えるためにも杉谷はシリーズMVPを獲得して、来シーズンの“凱旋みやげ”としてもらいたいものだ。

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