もしあなたが旅行に出る時、空港の搭乗口で体重を図るように航空会社職員から言われたら、どんな気持ちになるでしょうか。体重測定の理由が「安全な飛行のため」となれば拒否できないでしょう。

このほど、ハワイ航空が乗客に荷物と一緒に搭乗前に体重測定するように義務付けたことに対し、多くの人がアメリカ交通運営局に苦情を申し立てたということが英紙で報じられています。

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今年の初め、ハワイ航空は航空券予約客が事前に座席を予約するという方法を廃止しました。重量の偏りを防ぐことによって飛行機の安全な離着陸を目的とするためです。しかし、実際に体重を計るようにと指示された搭乗客の一人、デイヴィッド・ヘイレックさんは、この決まりに不服を申し立てました。

「じゃあ、今までは安全な飛行をしていなかったのかい?」

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ヘイレックさんは「そりゃあ、航空会社側は安全性のためと言うだろうさ。でも、今までは安全に飛行していなかったのかいってなるじゃないか。何十年も搭乗前に体重測定なんてしてこなかったのに、今更体重測定を義務付けて安全性がどうのと言われてもねぇ」と話しました。

他の乗客も「肥満の人に対しての差別行為」と不満をぶつけます。というのも、ハワイ航空が体重測定を義務付けているのは、ホノルルからパゴパゴまでの区間のみ。

この区間は、主にサモア人が搭乗することで知られておりサモア人は肥満率が最も高い人種と言われています。とはいえ、この区間を利用する乗客だけが体重測定をしなければならないのは不公平だというのです。

結局はどうなったのかというと…

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多くの乗客が「不公平」「差別」「サモア人に対する侮辱」と不服を申し立てアンケート調査も行われ、現在はハワイ航空は一定の区間だけの体重測定をする義務化を中止しています。

ただ、アメリカの交通運営局はあくまでも飛行の安全性を考慮しての体重測定は、機体のバランスを保つためにも重要なこととしており、他の航空会社もハワイ航空と同じように体重測定を取り入れるべきだという考えを示しているとのこと。

ネットユーザーの反応は?

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このニュースが報じられたイギリスでは、ユーザーたちから「どうしてもっていうなら、個室でプライバシーを確保して体重を計って欲しい」「肥満の乗客を真ん中に乗せるようにして、そうでない人を窓際に来るようにすればいいじゃないか」

「今更、肥満と安全性って何よ?じゃ、これまでの飛行機事故って肥満の人が原因ってこと⁉」「肥満の人を差別する気はないけど、実際に自分の体重の3倍はありそうな乗客を見た時、燃料のことを考えたよ」という様々な声が寄せられています。

体重測定が安全性と関係があり、どうしても必要というのなら仕方のないことですが、アメリカにもイギリスにもどこの国にも肥満の人は存在するので、ハワイの一定区間だけというのは、やはり問題な気がします。

もし、今後全ての航空会社が体重測定を義務付けるようになったら…旅行前に必死でダイエットして体重を落とす人が増えるかも知れませんね!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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