子供たちの「きょうだい愛」って素敵だなと思う筆者。小さな子供が妹や弟を可愛がる姿は見ていてほっこりさせられます。そんな深いきょうだい愛を感じる出来事が、先日筆者の住むイギリスで起こりました。

「あんたのお兄ちゃん、変だよ」

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6歳になるレクシーちゃんは、同じ学校の女の子が自分の兄フランク君(9歳)のことを「変」と発言したことについて深く考えていました。自分の兄が「自閉症」ということを理解しているレクシーちゃんは「兄は人とは違うけど変ではない」ということをその少女に伝えましたが、理解してもらえなかったそう。

「兄はおかしくなんかない」

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その日学校から帰って来たレクシーちゃんは、母のソフィーさんに「学校の考え方を変えたい」と話しました。ソフィーさんが事情を聞くと、自分の兄のことをわかってくれない人がいる、とレクシーちゃんは言ったのです。

「お兄ちゃんは、変じゃない。自閉症なだけ」それを伝えたいレクシーちゃんは、学校宛てに手紙を書くことにしました。そして書かれた手紙がソフィーさんによってFacebookに公開され、現在反響を呼んでいます。

「みんな違うということを知って欲しい」

出典 https://www.facebook.com

「月曜日、私はとっても悲しく感じました。なぜなら、私のクラスメートの女の子が兄を変だと言ったからです。

兄は自閉症ですが、変ではありません。

もし、私たちが学校でもっと障がいを持つ人について学ぶことができたなら、みんな違うんだということが理解できると思います。

でもみんな違っても、同じように仲良くするべきだと思います。」

出典 https://www.facebook.com

「私は娘を誇りに思います」

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幼いながらも兄のことを理解してほしいと必死に学校に訴えようとして手紙を書いたレクシーちゃんを、母のソフィーさんは「とても誇りに思う」とFacebookに綴りました。

レクシーちゃんの手紙は、ロンドンを拠点に活動している「The National Autistic Society(イギリス自閉症協会)」のFacebookアカウントでもシェアされ、「私たちは学校で自閉症についての理解を広めるべきだ」と訴えました。

まだまだ理解が足りないという現状

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自閉症スペクトラムの子供たちの人数は増えていると言われています。しかしやはり社会での理解はまだまだといったところでしょう。学校などの教育機関が、自閉症の子供たちを取り上げたカリキュラムを作れば、もっと理解が広がるはず。

子供たちは「あの子は自閉症なのよ」と言っても理解することは難しいでしょう。どうしてそうなのか、ということを教えると共に「みんな違うんだよ。でもそれでいいんだよ」ということを伝える必要が、私たち大人にはあるのではないでしょうか。

6歳のレクシーちゃんが兄を想って書いた手紙は、少なからずネット上で多くの人にインパクトを与えています。思ったことを行動に移したレクシーちゃんは、とても素敵。大人の私たちもこの投稿をしたレクシーちゃんから学ぶことは多いはず。

学校側にレクシーちゃんの手紙が受け入れられて、少しでも兄フランク君への理解が広まるといいですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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