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飲食店やスーパーなど多くの商業店舗で欠かせない存在のひとつが、店内BGM。

店内の雰囲気作りのため、どこのお店でももれなくかかっている店内BGMですが、最新のヒットメドレーやJ-POPのインストゥルメンタルカバーなど、有線放送から配信されるプレイリストをそのまま流しているのが一般的です。

それはそれとして良いのですが、BGMの選曲に各店舗の“個性”や“こだわり”が感じられたら買い物も楽しいのにな…と少しモヤモヤを感じるのが音楽ファンの内心。

さて、そんなモヤモヤを晴らしてくれる、「この店のBGMがすごい!」と音楽ファンの間で話題のお店があります。それは、誰もが知るスーパーマーケット、「西友」です。

音楽ファン大絶賛!BGM目当てに思わず長居する人も

「西友」の店内BGMを調べてみると、2016年9月21日からのプレイリストでは、かつて「iPod」のCMでも使われたfeistの『1234』や、

洋楽ロックファンなら誰もが知るアーティストXTC、Primal Scream、FAIRGROUND ATTRACTIONといった面々の珠玉の1曲たちがセレクトされています。

さらに、店舗BGMとして出会うのは人生で一度くらい(?)かもしれない、CAMERA OBSCURAやTHE PALE FOUNTAINSなど、音楽マニアが諸手を挙げて喜ぶアーティストの楽曲も網羅。

また、選ばれている楽曲には、各アーティストのド定番ヒットチューンではなく、適度にスローで心地よいグルーブがあるものが多く、季節に合ったセレクションと感じられる選曲になっているのも印象的です。

そして、最もこだわりが感じられるのが、近年の音楽シーンで圧倒的な人気を誇るヒップホップやEDMなどではなく、あくまでも“ロック”の曲を中心に選曲している点。ここに、セレクターたちの並々ならぬ“こだわり”を感じることができますね。

そんな“こだわり”の選曲には当然音楽ファンたちも反応しており、Twitter上には「西友の店内BGM」に関する数多くのツイートが投稿されています。

ふらっと立ち寄ったスーパーの店内で、自分のプレイリストに入っているような名曲たちに思いがけず出会うと、音楽好きならそれだけでお店の好感度はうなぎのぼり!

西友の店内BGMのファンが、過去に西友のBGMに使われていた楽曲をツイートする「西友BGM bot」というアカウントを作成しているほどです。

きっかけは、ピーター・バラカンとの出会い

音楽ファンのハートを鷲掴みにするこだわりのBGMを提供する西友ですが、どうしてここまで音楽ファンに愛されるセレクトができるのでしょうか?そこには、あるパートナーの存在が関係しているようです。

それは、「The Real Music Station」というスローガンを掲げるラジオ局「InterFM」。出会いのきっかけは、西友の担当者が広告などを用いた視覚的なブランディングは飽和状態にあると考え、音楽を使ったブランディングを模索していたときでした。

そんな矢先、同局の人気ラジオDJであるピーター・バラカンさんの講演会へ参加する機会があり、講演会後にダメ元でBGMの選曲を依頼したことがきっかけなのだとか。

そこで、バラカンさんが同局のディレクターを紹介し、店内BGMの選曲を「InterFM」と一緒に行うようになったそう。ちなみに、いま店内で流れているBGMのプレイリストは、西友の公式サイトでもチェックすることがきます。

気になる人はこちらで確認して、買い物のついでに店舗へ聴きに行ってみてはいかがですか?

「店内BGMのファンになる」という、他の店では見られない珍しい現象。音楽ファンとしては、西友の事例を参考にして、店内BGMにこだわるお店がもっと増えると嬉しい限りです!

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