インドで13歳の少女が断食の末、死亡

この度インドで、13歳の少女が長期にわたる断食の末、死亡してしまうという悲しい事件が起こってしまいました。

出典 http://next.spotlight-media.jp

毎日夜に1杯の水を飲むことしか許されないという苦行を強いられたアラドハナちゃん。
こんな極限状態にもかかわらず、ほぼ毎日学校へ通うことも怠らなかったのだそうです。

なぜ幼い少女は2ヶ月を越す過酷な断食に挑むことになってしまったのでしょうか…

断食を命じたのは、なんと両親!!

インド・テランガーナ州にあるシカンダラーバードという町で暮らしていたアラドハナちゃんの家族。両親は宝石店を経営していました。

しかし、最近店の経営が芳しくないことに悩んでいた両親は、信仰しているジャイナ教の長老に相談を持ちかけます。

”占いの本場”とも言われるインドでは、あらゆる指南を得るために占い師や宗教指導者の元を訪れるのはごくごく一般的なこと。縁談や結婚、病気といったプライベートなことから、経営者や政治家までもが占い師に相談をもちかけるほど、「困ったことがあればまず一番に訪れるべき場所」として認知されているんです。

そこで、当たり前のように長老の元を訪ねたアラドハナちゃんの両親は、長老から「娘に68日間の断食をさせれば、商売は好転するだろう」との指南を受け、早速実践させたのだそうです。

なぜ断食???

商売の相談に行ったのに、なぜ娘に断食を課すのか…というのが我々日本人の率直な感想だと思います。

実は、アラドハナちゃん家族が信仰心を寄せていたジャイナ教は、菜食主義を生み出すなど、とにかく徹底した”苦行”を行うことで知られています。
不殺生主義を第一に掲げるジャイナ教では、マスクのように口元に布を当てて生活し、虫すらも殺さないようにという生活を送る人もいるほどなのだそうです。

そんな不殺生主義から菜食を基本とするジャイナ教徒ですが、「野菜も生き物」と考えれば菜食すらも不殺生主義に反してしまうことから、良からぬことが起こった時は一切の殺生を行わないために断食を行うことが多いのだそうです。

断食を成功させるも、間もなくして体調に異変が…

こういった苦行を、相談に行った本人ではなく、子供に行わせることが当たり前に行われているインド。そのため、若干13歳のアラドハナちゃんも両親の商売のためにと断食を強いられることとなってしまったのです。

信じられないことですが、学校に通いながらも68日間に及ぶ断食を見事に成し遂げたアラドハナちゃん。
しかし、ほどなくして体調に異変を来した彼女は、残念なことに今月3日に死亡してしまいました。

逮捕・起訴された両親。その罪名は…

アラドハナちゃんに無理な断食を強要し、死に至らしめたとして過失致死容疑で逮捕・起訴された両親。
しかし、子供の人権擁護団体の活動家は「これは過失ではなく、明らかな殺人行為」と、起訴内容を厳しく批判する声明を発表するなど、物議を醸しています。

娘をまるで生贄のように…

実は以前にも、両親に命ぜられ34日間の断食に及んでいたアラドハナちゃん。
いくら信仰心を寄せる長老からのアドバイスとはいえ、娘をまるで”生贄(いけにえ)”のように扱うことは、世界中の人権団体から多くの避難を浴びることになってしまうのは避けられないでしょう。

これだけの行いをやってのけれてしまう、彼らの信仰心の尊さは言うまでもないことですが、命の危機に瀕するほどの苦行が果たして信者を救うことになるのか、疑問が拭えません。

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