熊本地震で一気に知名度が増した「乳児用液体ミルク」

日本では、赤ちゃんにあげるミルクと言えば、粉ミルクが一般的です。ミルク育児を取り入れているママは、ほとんどがこの粉ミルクを飲ませているのではないでしょうか?

しかし、今年の熊本地震では、被災地で赤ちゃんにミルクをあげる際に「調乳の必要がない」液体ミルクというものが話題になりました。地震などの自然災害が起こった場合、普段ミルク育児を取り入れているママは、とても困ったと思います。なぜならば、ミルクをあげるためには、粉ミルクだけでなく、水と熱源が必要不可欠だからです。

粉ミルクは「一度沸騰した70℃以上のお湯で溶かし、人肌に冷まして」から与えます。被災地では、熱源の確保はもちろん、水不足も深刻化していて、ミルクをあげたくてもあげられない状況が続いたのだとか。

普段は母乳育児のママでも、地震などの自然災害に遭った場合、そのストレスで母乳が出なくなってしまう場合も多いので、被災地での液体ミルクの需要は大きかったようですね。

乳児用液体ミルクは海外ではとても一般的

基本母乳育児なのですが、状況によってたまにミルクも。
その時はお医者さんに教えてもらったこちらのミルクを使っています!
液体のミルク。
日本では見たことなかった!その便利さにビックリ~
こんな風に既に出来上がってるから、蓋開けて、乳首の部分付けて飲ませるだけ!

アメリカで子育てをされている里田まいさんも、液体ミルクの便利さをブログで紹介されています。お医者さんに教えてもらったと書かれているので、いかにアメリカでは一般的な商品なのかがわかりますよね。

たしかに、日本で一般的に使われている粉ミルクに比べると、調乳なしで飲ませられるのはとても手軽で便利ですよね。しかも常温保存でいいので、家ではもちろん災害用や外出先でも手軽に使えそうです。

日本で販売されないのはなぜ?

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令では、乳児用粉ミルクである「調製粉乳」は定義されているが、液体ミルクに関しては定義されていない。従って、欧米では主流である牛乳を主成分として製造された乳児用液体ミルクは、日本国内において製造および販売されておらず、流通していない。但し、製造販売が禁止されているわけではない。

出典 https://ja.wikipedia.org

日本での液体ミルクの製造・販売は特に禁止されているわけではないようです。しかし、国内で販売されている乳児用液体ミルクは、調整豆乳のみなんだとか。

一体なぜ製造も販売もされていないのでしょうか?

乳児用液体ミルクが国内販売されない理由のひとつにコスト面の高さがある。現在、明治乳業などの大手企業は技術面では液体状の乳児用ミルクを製造することができる。しかし液体ミルクは粉ミルクに比べ、製造原価だけで粉ミルクの2倍、流通コストなども加わると3倍くらいになるとの見方もある。従って、乳児用粉ミルクの市場が大手乳業メーカーの寡占状態が続いている日本においては、利益が下がる液体ミルクを販売しないのは企業としては当然のことである。

出典 https://ja.wikipedia.org

乳児用液体ミルクが製造されないのは、コスト面での影響が大きいようですね。粉ミルクの流通で事足りていたのに、コストのかかる液体ミルクをさらに製造・販売はあえてしないということでしょうか。

しかし、続発している地震などの自然災害によって、乳児用液体ミルクの需要は高まっています。日本国内でも、売れる商品になっていくことが予想されますね。

また、乳製品メーカー大手の森永乳業では、乳児用液体ミルクを製造できない理由として、厚生労働省の規格基準が設けられていないことが挙げられています。一方厚生労働省では、製造会社からの資料提供などの協力が得られないために規格基準が設けられないとしています。乳児用液体ミルクの製造には、製造メーカーと国との協力が必要不可欠になってくるのですね。

日本でも乳児用液体ミルクが認可される?

菅義偉官房長官は2016年10月17日の記者会見で、国内で製造・販売されていない乳児用液体ミルクの解禁に向けて検討を進める考えを明らかにした。

出典 http://news.infoseek.co.jp

日本で製造・販売されていない現状を打破しようと、国も動き出したようです。便利で安全な商品ですから、国内で製造・販売できれば、ヒット商品になること間違いなしですね。

乳児用液体ミルクの使用で、メリットもたくさんあることから、育児への選択肢が広がることでしょう。

乳児用液体ミルクのメリットは何?

冒頭から述べているように、乳児用液体ミルクは調乳が不要なので、災害時や外出時に大活躍するというのが一番のメリットです。常温で長期間の保存がききますので、保存用にもおすすめですよ!

また、パパの育児参加にも一肌脱ぎそうだと話題です。と言うのも、ミルクをあげるパパは多いかもしれませんが、調乳はママ・・なんて家庭も少なくないのでは?たまにしかミルクをあげないパパでも、調乳いらずの乳児用液体ミルクなら簡単なのでママが調乳する必要もありません。

液体ミルクを使う上での注意点は?

乳児用液体ミルクを初めて与える際には、成分表示に十分注意してください。必ずあげる前に確認し、アレルギーにも注意しましょう。乳アレルギーの赤ちゃんは、アレルギー症状が出る場合がありますので、注意深く観察しなければいけません。

また、粉ミルクと一緒で、飲み残しは絶対に与えず、毎回捨てましょう。一度開封したミルクは、長時間おくと雑菌が繁殖しやすくなります。栄養満点なミルクであるからこそ、衛生面には気を付けなくてはいけませんね。

日本で乳児用液体ミルクは買えるの?

Amazonなどの通販サイトで、乳児用液体ミルクの購入は可能です。

しかし、アメリカなどで販売されている製品のため、個人輸入扱いになってしまい、随分単価が高くなってしまうのがネックとなります。最近では、災害時の非常用に購入する人は増えているようですね。

まとめ

近年注目されている乳児用液体ミルクについてご紹介しました。いかがでしたか?

子育て真っ最中の筆者からすると、とても興味深い話題です。日本でも認可されて、大手製造メーカーから国内産の乳児用液体ミルクが発売されれば、小さい子どもがいるママたちも安心して購入することができそうですね。

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2015年1月生まれの男の子と、2016年10月生まれの女の子のママです!
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