もうすぐハロウィンですが、皆さんはイベントやパーティーに参加しますか?日本で本格的にイベントとして認知されたのは、ここ数年です。楽しいイベントですが、一方で危険な行為やマナーの悪さも話題になります。

そこで、昨年自作でかぼちゃの乗り物を作成し、国内外のメディアの注目を集めた下田美咲さんに「ソコ行く!?ソレ聞く!?取材班」がインタビューを敢行。

昨年のハロウィン裏話と、下田さんが感じた“危うさ”についてお話を伺いました。

去年の「かぼちゃの馬車」が生まれた経緯

出典下田さん提供

ーー去年のハロウィンで注目を集めたのは、やはり下田さんが乗っていたかぼちゃの馬車(形状は神輿)だったと思いますが、どんな経緯で作ることにしたんですか?

下田:当時、「歩く観光スポット」として日々ゲリラ活動(路上でのパフォーマンス)をしていたけれど、ハロウィンはやったことがなくて。

去年は、ハロウィンをやりたがっている仲間が多かったので「じゃあ、やろうかな」と思ったのですが、やるならば日本一目立つことを企画しようかなって。

でも、ハロウィンはみんなが目立とうとしている日だから、その中でさらに目立つにはどうしたらいいかを考えていました。

そこで、自分で考えた目立つ方法が当たるかを試したくて、馬車を作ってみたんです。

ーー結果、ものすごく目立ちましたよね。

下田:そうですね。だから計算通りだなと思って。渋谷ではすぐに警察に止められましたが(笑)、いい写真が残せたので満足しています。

「下田家の本気」で臨んだハロウィンだった

出典下田さん提供

ーーかなり大がかりな乗り物に見えましたが、制作期間はどれくらいかかりましたか?

下田:あれは2ヶ月くらいかな?実は、前にもクリスマスにソリを作って街に繰り出していたから、乗り物づくりのノウハウは持ってるんです。

ソリの場合は、バナナボートに加工していくんですけど、かぼちゃの馬車は形状的に違うな…と考えているうちに、針金で骨組みを作って布で包む方法を思いつきました。

そこで鳶職のお父さんに相談したら、「俺が作ってやろう」という話になったんです。私が図面を書いて、お父さんが具現化してくれました(笑)。

出典下田さん提供

馬車を作成したお父さん。

ーー当時のお父さんの反応はどうでしたか?

下田:図面を見せた時点で、お父さんは「頭の中で出来上がったぞ!」とかなりノリノリでしたね。ただ、完成したサイズが想定外だった(笑)。私は当初、ハイエースで運べるサイズをイメージしていたんです。ところが2トントラックじゃないと運べないサイズで完成しました。

だから、当日は弟がトラックを運転して運んでくれたんです。制作・父、運搬・弟という布陣…そういう意味では「下田家の本気」を出したハロウィンでしたね。

ーー今年は去年のようにハロウィンに参加しないんですか?

下田:自分の仮説を検証するためにやったけど、結果として当たったのでもういいかな?と思ってます。去年あれだけテレビや海外メディアでも取り上げられて、“目立つ”という意味ではこれ以上ない結果を残せたので。

出典下田さん提供

実際の運搬風景。トラックも下田家のものです。

「ハロウィンはマナーの悪さが目立つ日」

去年のハロウィンの振り返りをしていただいたところで、編集部が是非聞きたいと思っていたこと…それは、去年も話題になった「ハロウィンのマナー」についてです。

多くの人に注目された下田さんは、どう感じていたのでしょうか。

ーー去年は特に、ゴミを散乱させる、トイレを更衣室がわりに利用するなどハロウィン参加者のマナーの悪さが指摘されていました。下田さんは、参加者のマナーについてどう感じましたか?

下田:うーん…おそらくそうやって指摘されるような人はハロウィンに限らず、普段からマナーが悪いんだと思います。そういう人たちが集まるから「マナーの悪さが目立つ日」とも言えるでしょうね。

指摘されている問題としてゴミの話がありますけど、ハロウィンで盛り上がるような街にはゴミを捨てる場所がそもそもないんです。あったとしても、思うように前へ進めないような人混みではゴミ箱にたどり着けないだろうし、マナー以前に施設としての問題もあると感じています。

「私ならゴミが出ない飲食物とかを考える」

出典Spotlight編集部撮影

下田:ゴミ箱にしても、更衣室にしても、企業が何らかの企画をすれば良い宣伝になると思うんですよね。ケタ外れの人数が集まるんだし、企業にとっては稼ぎ時ですよ。

みんなでゴミ拾いするにしても限度がある。代わりに企業がうまく問題を解決したら一気にその企業に対する好感度も高くなるはず。いいプロモーションになるから、上手く使えばいいのに。

もし、私がハロウィンに何か企画するなら、根本的にゴミが出ない仕組みを考えますね。例えばゴミが出ない飲食物、捨てたくなくなるものを売るとか。

消費者にとっても、ゴミになるようなものは邪魔なはずだし、ゴミ箱の数を増やすよりも早い気がします。

「武器は本物かわからないし、ハロウィンは犯罪日和」

出典Spotlight編集部撮影

ーーゴミや着替えの問題以外にも、特に女性が怖い思いをしたという声も聞かれますが。

下田:治安が悪そうですよね。ゴミの問題や、着替えの問題よりも怖いことが起きそう。むしろ起きていないことが不思議に思えます。もし、起きても警察が間に合わないんじゃないかな?

私は、去年2日間かぼちゃの馬車に乗ったけど、初日に5秒で止められたものが2日目は1〜2時間乗れたんです。それって「取り締まれない」ってことじゃないですか。ダメなものがあることはわかっているんだろうけど、追いつけないし、取り締まれない…そう考えたら犯罪も起こしやすいですよ。

警察が現場に来られるとしても1時間後でしょ?その間、犯罪起こし放題!犯罪日和ですよ。血のりを使っていたら誰がケガ人かわからないし、武器は模造なのか本物なのかもわからない。

だからプライベートではハロウィンで盛り上がっているようなところに行きたくない。下に降りるのが怖いから乗り物に乗ってたんです。

「無事に帰りたいなら行かなければいい」

出典Spotlight編集部撮影

ーー少し前に、藤田ニコルさんもツイッターで危ない思いをした経験を明かしていましたが、自分の身を守るためにどんな対策をしたらいいと思いますか?

下田:自分の身を守りたいなら、行かなきゃいいんですよ。ずっと思っていたけど、みんなあんなに露出して切られたらどうするんだろう?と心配でした。

もし、私がハロウィンに行くとしたら護衛を連れて行きますね。

ーーそれは男友達ですか?

下田:うん。それも1人じゃ意味ないから、ガタイのいい男友達を数人連れて行って壁を作ってもらう。私の場合、クラブに行く時もそうしてました。

むしろ無防備な格好で、女の子同士でハロウィンに行って、無事に帰れると思っていることが疑問です。彼氏と行くにしても、守ってくれる人は1人しかいないのだから、女の子も護身グッズを持ってないと危ないと思います。

おわりに

今年もハロウィンを紹介する番組では、度々去年の下田さんの姿が流れています。

裏話から、乗り物に乗っていたからこそのお話がたくさん伺えました。今年も多くの人出が見込まれますが、安全にはよく注意してください。

【告知】下田さんの著書が発売されます

現在noteやcakesで執筆活動もしている下田さんですが、11月1日に著書「新型ぶりっ子のススメ 彼に恋させる、計算ずくの恋愛戦略」(株式会社KADOKAWA アスキー・メディアワークス)が発売されます。

これまで100%プロポーズされてきた下田さんによる、絶対に男性を落とせる昼と夜のテクニックが凝縮された一冊。独身女性はもちろん、既婚者も参考になる内容となっています。

現在楽天ブックスで予約すると、特典も付いてくるので興味がある方はぜひご覧ください。

<取材・文/横田由起   撮影/長谷英史>

この記事を書いたユーザー

Spotlight編集部 このユーザーの他の記事を見る

Spotlight編集部の公式アカウントです。

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス