毎年10月はアメリカでは「ダウン症啓発月間」ということで、1981年以降全米ダウン症協会(NDSS)が主体となる組織が集結し、様々なキャンペーン活動が行われています。このキャンペーンを通して伝えたいことはただ一つだけ。

「ダウン症者は他の人たちと何ひとつ変わりません(We’re More Alike Than Different)」

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今回はダウン症啓発期間にちなんで、一人のダウン症の少女をこちらでご紹介しましょう。

現在7歳のソフィア・サンチェズちゃんは、ウクライナで生まれました。生まれて間もなく親に捨てられ小さな村の孤児院で1年目を過ごしました。ソフィアちゃんの人生が大きく変わったのは、2010年のこと。アメリカに暮らすジェニファーさんとヘクターさんの家族に養子として引き取られました。

「ダウン症であることは怖くないよ。エキサイティングだよ」

出典 https://www.youtube.com

母のジェニファーさんによると、ソフィアちゃんは演じることやモデリングが大好き。今月、ダウン症啓発期間ということでジェニファーさんはインタビューを受けました。ジェニファーさんとヘクターさんにはソフィアちゃん以外に3人の息子がおり、末っ子の3男もソフィアちゃん同様ダウン症なのです。

インタビューでは、ジェニファーさんに代わってソフィアちゃんが自分のことを話したそう。ソフィアちゃんは自分にとっても自信を持っています。これまでも、「私は何でもできる」という自信が、ソフィアちゃんを何にでもチャレンジする人生へと導いてきました。

ソフィアちゃんは、「ダウン症であることを怖いと思ったことはなく、ダウン症であることは自分の人生をワクワクさせるのだ」と話しています。

ダウン症の啓発期間のキャンペーン趣旨にまさに相応しく、ソフィアちゃんは「ダウン症であっても他の人と何一つ変わらない」ということを証明するかのように毎日を充実させながら生きています。

自分のことを「私は、頭が良くて、可愛くて、何でもできる」と言うソフィアちゃんにインスパイアされる人は多く、ネット上では「なんてポジティブなんだ」「素敵な家族に育てられているんだね」「こういう人物が将来の大統領になるといいんだ」といった声があがっています。

ジェニファーさんはInstagramのアカウントにソフィアちゃんや3人の息子の写真を投稿しています。それを見て思うのは、ソフィアちゃんがダウン症には全く見えないということ。いつも活発で、元気で、チャレンジ精神旺盛なソフィアちゃんですが、そんな風に育っているのはやはり家族の愛ある子育てのおかげでしょう。

先日、ダウン症を持つ子供の親がその子供をモデル事務所に登録しようとしたところ、「ダウン症の子供は受け付けていない」と拒否されたというニュースを目にしました。「ダウン症だからってどうしてダメなの⁉」と、現在はその家族は息子のためにキャンペーンを行い、ダウン症も他の人と変わらない扱いをして欲しいと訴えています。

社会全体が「ダウン症だから」と線引きしてしまうと、ダウン症の子供たちは自分に自信を持てる場所がなくなってしまいます。ソフィアちゃんの場合はちゃんと自分のしたいモデルの仕事も演技も充実させていますが、そこにはやはりコミュニティのサポートや理解が必要とされます。

ソフィアちゃんのように自信に溢れるダウン症の子供たちが増えてほしい

出典 https://www.youtube.com

海外メディアではダウン症の子供たちのニュースは結構頻繁に取り上げられています。それだけ注目されていることの一つなのでしょう。ダウン症の人数も増えていると同時に、社会への対応も少しずつではありますが変化してきています。

ダウン症の子供や大人たちが生きやすい社会になり、ソフィアちゃんのように自信を持った人生を歩める人たちが増えていくことを願う筆者です。

出典 YouTube

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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