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“独身女性のひとり暮らし”と聞いて「寂しい」「かわいそう」なんて思うのは大きな間違いである。ひとりでいるということは、自分の好きな時間に寝て起きて、自分の好きなものを食べて飲んで、このうえない自由を満喫できる、最高に幸せな生活なのだ。

そんな独身女子のひとり暮らしの“あるある”が満載で「あー、それわかる!」と思わずテンションが上がってしまうのがカマタミワさんのエッセイ漫画『ひとりぐらしもプロの域』だ。

ひとり暮らし歴19年、もはやひとり暮らしのプロともいえるカマタさんの生活のなかには、生活を充実させるためのヒントがたっぷりつまっている。

たとえば、仕事が早く終わったときの「一人映画祭」。好きなお酒やお菓子を買い込んで、レンタルショップで借りた映画のDVDを観ることだ。これはひとり暮らし女子にとってまさに“あるある”なプチ贅沢なのだが、プロであるカマタさんはレベルが違う。

出典ひとりぐらしもプロの域

わざわざ配置を変えてまで、座り心地のいい椅子をセッティングし、寒さ対策としてもこもこ靴下とひざ掛けを準備、そして携帯の電源をオフにすることも忘れない。「一人映画祭」を本気で楽しむために、準備にまで手を抜かないのはぜひ見習いたい姿勢だ。

そして、G(ゴキブリ)との戦いも一人暮らし女子にとっては避けては通れない道だ。怖いよ~(泣)」と可愛く叫んでみたところで誰が助けてくれるわけではなく、頼れるのは己だけ。たとえ号泣しながらだって、自分でケリをつけなければならないのだ。

武器となるのは対G用のスプレーだが、ここぞというときに見つからないこともある。そんなときカマタ流の戦闘方法は台所用洗剤「マジックリン」を使用すること。Gを呼吸困難に陥らせて仕留めることができるそうだ。

また、侵入経路である排水口にフタをするとGが現れなくなるというのも、とても役立つ情報だった。

ちなみに、表題の「なぜひとり暮らしの独身女子は用を足すときトイレのドアを閉めないのか?」ということに関してだが、カマタさんがトイレのドアをちょっと開けて用を足すようになったのは、とある番組で5時間トイレに閉じ込められたひとり暮らし女性の特集を観たことがきっかけだという。

出典ひとりぐらしもプロの域

実はこの特集(同じ番組かどうかは定かではないが)、私も観ていた。だから私も日常的に用を足すときトイレのドアを開けっ放しにしている。下品だとかお行儀が悪いとか思われようが知ったこっちゃない。

トイレに閉じ込められてしまうのは、生死に関わる問題なのだ。だって家には自分ひとりしかいないのだから。そして、そんなひとり暮らし女子の“あるある”と生活のヒントがつまったエッセイ漫画は『ひとりぐらしもプロの域』だけではない。

漫画『ワカコ酒』の作者である新久千映さんの『一人さまよい酒』は、ひとり暮らし女子が真似したくなるお酒の通な楽しみ方が満載だ。思い立ったときにふらっと立ち寄れる居酒屋やバーがあったら、毎日だって飲み歩きたい。

出典一人さまよい酒

とくに、バーでのお酒の頼み方の「『オススメ』や『お任せ』ではなくキーワードや自分のコンディションを伝える」「まずは、失敗しにくく店によって味が違うジントニックを頼むといい」というのはさっそく試してみたいポイントだ。

また、おづまりこさんの『おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活』には、材料費は安く抑えられるのに簡単に作れておいしそうなレシピがたっぷり。なにより、食材を”使い切る”ことを意識したメニューが多いのがうれしい。

出典おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活

ひとり暮らしで自炊をしようとすると、食材を使い切れず腐らせてしまうことがよくある。私も買い込んだ野菜を使い切れず、冷蔵庫で放っておいたらいつの間にか液状化していた。

これらの作品を読めば、“独身女性のひとり暮らし”がいかに楽しくて充実したものなのか理解できるはずだ。

そして、カマタさんはインテリア、新久さんは飲み歩き、おづさんは自炊、というように自分なりの”幸福のかたち”を確立している姿に羨望すら覚えるのではないだろうか。

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