記事提供:CIRCL

仕事、家事、育児、人によっては介護もこなす女性の1日は目まぐるしく過ぎ去っていく。そんな女性達だからこそ、忙しい生活の中で「1分でも時間が惜しい…」と感じる場面は少なくないのではないだろうか。

今回、そんな世論を反映した、女性の時間とストレスに関する調査結果が株式会社アテニア(以下、アテニア)から報告された。本アンケートは女性に焦点を当てているが、時間に追われているのは男性にも言えること。

女だから、男だからといった性別はいったん隣に置いて、まずはこの結果を見てもらいたい。

自分の時間がないことにストレスを感じる女性が急増

アテニアは20代から50代の女性800名に対して、時間とそのストレスに関するアンケート調査を行った。その中で、自分の時間が持てていないことに対してストレスを感じていると回答した女性は約94%だったのだ(※1)。

ではなぜ彼女たちはそのようなストレスを感じるのだろうか。その背景には、女性のライフステージやキャリアプランとは切り離せない結婚や出産、仕事の影響がある。

経験に基づくコメントになるが、女性はその性質上、家族のために、仕事仲間のためにと、自分を犠牲にして他を優先させる傾向にある。その結果、一番後回しになるのが自分の時間というわけだ。

年代別の自分の時間への満足度に対する回答を見ても、その影響が顕著に現れている。仕事でも家庭でも負担がかかりやすい30代と40代では「満足している」と回答した人は30%未満だった(※1)。

睡眠時間を守る意識は高いが、現状は世界で最下位の睡眠時間

このアンケートでは、睡眠を取る時間帯について意識できているかという調査も行われた。その結果は約73%の人が意識をしているということだった。

だが日本の女性の睡眠時間を世界の女性の睡眠と比較すると、たとえ意識ができていると答えていても、世界レベルでは十分な睡眠がとれていないようである。

経済協力開発機構(OECD)が報告している国際比較調査(2014年)によれば、日本の女性の睡眠は平均7.3時間とされている。これは調査に参加した先進12カ国の中で最も短い(※2)。

ここからも分かるように、日本女性の睡眠時間の問題は私たちが思う以上に深刻なのだ。

解決には男性の力も必要となってくる女性の睡眠問題

日中の自分の時間にしても夜の睡眠時間にしても、同じ自分の時間ということに変わりはない。しかし、女性一人の力でこの問題に太刀打ちするのは正直大変だ。

それは、家庭や会社など、その女性と密接にかかわる環境にも変化が必要となってくるからである。最終的には男性の力もこの問題を乗り越える上では必要となってくるだろう。

明日を充実して過ごせるよう
、是非ともひとりひとりが良質な睡眠をとる時間や環境づくりを意識することが当たり前な社会となることを願うばかりである。

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