”ミセス・フランズ”

”ミセス・フランズ”はチワワとダックスのミックス犬のチワニーで、とてもユニークな個性の持ち主です。

この犬の名前は”ミセス・フランズ”

ママ

”ミセス・フランズ”のママは、リンダ・アルバレスさんです。リンダさんは、ロサンゼルスで個人で犬や猫の救助活動を行っています。

カナダ・モントリオールのBSL(危険犬種法)によってピットブル系の犬たちをすべて殺処分するという法案に対しての抗議活動の一環としてインスタグラムでアピール。

「妊娠したからもう犬はいらない」と身勝手な前の飼い主

”ミセス・フランズ”は、リンダさんの所に来る前は、他の人のペット(その時の名前はミミ)でした。

でも、その人が妊娠したことで、犬を手放すことにしたそうです。そのため、保護活動をやっていたリンダさんにこう連絡してきたというのです。

「誰かがこの犬を引き取りに来なければ、路上に捨てるつもりだ。」と。

そこでリンダンさんは、車で30分離れたその人の家に犬を引き取りに行きました。

犬は、古いタオルにくるまれて引き渡されました。

変わった風貌

彼女の耳は、その古いタオルから突き出ていて、最初の印象はまるでコウモリのような風貌だとリンダさんは思ったそうです。

確かに、この犬は、変わったルックスの持ち主でした。

どことなくコウモリに似ている?

それぞれチワワとダックスの特徴

こうもりのような先がとがった耳に、風船ガムの固まりのようなピンクの鼻、そして彼女の口に収まらない長い舌を持った犬でした。

「彼女はチワワの鼻とダックスの舌を持っていると獣医に言われました。」とリンダさん。

チワワの耳とダックスの舌

バッグヤード・ブリーダーによって起きた遺伝子異常

”ミセス・フランズ”のこの風貌は、バッグヤード・ブリーダーが作り出したものでした。(血縁関係での繁殖の繰り返しによる障害)彼女の両親は兄妹でした。それによって遺伝子異常で生まれてきたのです。そのせいで彼女の一緒に生まれた兄弟は生後すぐに死にました。

両親が兄妹のため、遺伝子異常で生まれてきた犬だった

深刻な問題を抱えて生まれてきた犬

彼女だけが生き残ることができましたが、大変深刻な問題を抱えていました。

「アルビノで生まれてきた彼女の片目は見えていません。そして聴覚障害があり、『ホワイト・ドッグ・シェーカー・シンドローム(白い犬のふるえ症候群)』という先天性異常を抱えていました。

そのため、彼女は時々、発作を起こします。前の飼い主は、彼女が発作を起こした時、ただ笑って見ていたそうです。しかし、彼女の発作はかなり深刻なもので、笑いごとですまされるようなものではありません。薬こそ必要ないのですが、彼女が発作を起こした時は注意深く見守ってやらなければなりません。」とリンダさん。

”ミセス・フランズ”は、リンダさんに保護されて本当に良かったです。

アルビノとは?

アルビノ(albino)は、動物学においては、メラニンの生合成に係わる遺伝情報の欠損により 先天的にメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体である。(中略)
劣性遺伝や突然変異によって発現する。

出典 https://ja.wikipedia.org

Wikipediaより

『ホワイト・ドッグ・シェーカー・シンドローム』とは?

別名「小さな白い犬の震え症候群(LWSS)」とか、医学的には「特発性ステロイド反応性振戦症候群(SRTS)、特発性小脳炎」とも呼ばれます。(中略)
免疫疾患と考えられています。自己免疫性の神経伝達物質欠損だという説もあります。(中略)
全身の震えが主な症状です。 ストレスで徐々に悪化し、威嚇反応の消失、眼振、歩行困難、けいれんが起きることもあります。(中略)
ステロイド投与で寛解します。ジアゼパムは症状の緩和に役立ちます。
薬への反応が良ければ予後は良好とされています。 たいていは数週間の治療によって改善しますが、生涯を通じて投薬が 必要なこともあります。

出典 http://hama-ah.com

ホワイト・ドッグ・シェイカー・シンドローム

希望者ゼロ

リンダさんは、最初は”ミセス・フランズ”の里親探しをするつもりでした。そして、少しでも良くみせようとかわいい服を着せて写真を撮り、SNSで里親募集を行いましたが、誰も希望者が現れませんでした。

”ミセス・フランズ”を引き取ってからすでに7~8か月経ち、家族の一員としてすっかりなじんできたため、リンダさんは手放すことをやめました。

モデル

”ミセス・フランズ”は、リンダさんの家で健康的で幸せな日々を過ごしています。

リンダさんの趣味は犬にかわいい服を着て写真をとることです。”ミセス・フランズ”はモデルとしての才能を発揮しているみたいです。

ナイス・ポーズをとるミセス・フランズとリンダさんの他の愛犬

自らモデルポーズを撮る”ミセス・フランズ”

「私は彼女が嫌がることは一切行っていません。彼女が嫌な時は、鳴いて報せてきます。私が彼女をドレスアップすると、彼女はちゃんとポーズを決めてくれます。インスタグラムに写真を載せていますが、みんな”本当にモデルみたいな犬だね!”とコメントが入るほどです。ジッと動かず座って、顔をいろんな方向に向けてくれたり、まさにモデルそのものです。だから、私はとても良い写真が撮れます。彼女も着飾ってもらって写真に撮られることが好きみたいです。」とリンダさん。

モデルとしての才能をもっていた!

散歩

”ミセス・フランズ”は、散歩が大好きです。彼女はハチや蝶などを見るととても興奮しています。

散歩中の”ミセス・フランズ”(動画)

独特な声

彼女はとても人懐こくて友好的な性格の犬で、他の犬たちにも吠えません。

しかし、吠える代わりに彼女は独特な叫び声をあげます。その声があまりにも奇妙なため、他の人や犬たちは”なんだ?このイキモノは?”みたいな顔をして彼女をしばし見つけます。

”ミセス・フランズ”の独特な声がおさめられた動画です。

就寝

「私はキングサイズのベッドに寝ているのですが、毎晩、”ミセス・フランズ”もそのベッドで寝たがります。彼女はけして大きな犬ではないのですが、私が夜中に動いて彼女に少しでも触ったら”触らないでよ!”と言わんばかりに、あの声で叫びます。おかげで私は安眠できないでいます。これは私のベッドなのに…。」とリンダさんが笑います。

ハッピーライフ

「彼女は私の毎日をいつも幸せにしてくれます。彼女は彼女の犬生をとても楽しんでいます。そんな彼女を見ていると本当に私も楽しくなってくるのです。」

生きていることを楽しんでいます。

買わないで里親に!

でも、”ミセス・フランズ”のような障害を持った犬を平気で生み出しているバッグヤード・ブリーダーを許しているわけではありません。

近親交配を繰り返すバッグヤード・ブリーダーがこの世に存在する限り、遺伝子異常の犬たちが生まれてきて障害に苦しんだり、せっかく生まれてきてもすぐに死んだりするのです。

犬を買うという人々の行為が、そのような現実を生み出しています。犬を買う人がいる限り、バッグヤード・ブリーダーやパピーミルは存在してしまいます。

どうか犬を買わないで、保護犬たちの里親になってください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本生まれですが、米国に30年間住んでいた米国籍のライターです。2014年に家族で日本に移住してきました。どうぞよろしくお願いします。

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