1999年にデビューを果たしてから、17年目を迎える今も活動を続ける、伴 都美子(ボーカル)、大渡 亮(ギター)によるユニット、Do As Infinity

今年10月にリリースされた、初のライブドキュメンタリーフィルム「Do As Infinity Acoustic Tour 2016 -2 of Us- Live Documentary Film」のトレーラー映像は、移動中の車の中で、伴 都美子が「本当につまんないと思っていた。」と発言するシーンからスタートします。

出典 YouTube

17年間に及ぶDo As Infinityのアーティスト活動とはどのようなものだったのでしょうか?

~結成~

現在も活動を続ける伴 都美子大渡 亮の他に、Do As Infinityにはかつてもう一人のメンバーが在籍していたことを記憶している人は少ないのではないでしょうか?

そのもう一人のメンバーとは、現在はバンド「Sword of the Far East」のプロデューサー兼メンバーとしても活動し、自主レーベルの代表も務める長尾 大(ながお だい)。これまで、作曲家として浜崎あゆみの日本レコード大賞2年連続受賞を経験し、hitomi、EXILE、Every Little Thingら20組以上のアーティストに150曲を越える楽曲を提供している音楽家なんです。

D・A・I(ディーエー アイ)という名前で活動する彼の頭文字から、Do As Infinity というユニット名が付けられたことは、現在のファンでも知らない人が多いのではないでしょうか。

エイベックス専属のクリエイターとしてデビューした長尾 大が、自身が参加するユニットを作ることを決定したのがこのユニット誕生のきっかけとなっています。熊本から服飾の専門学校に通うため上京していた伴 都美子は、スカウトによりユニットの一員になり、一度はバンドデビューするも泣かず飛ばずでバイト生活を送っていた大渡 亮は、知り合い伝いでレコーディング現場に呼ばれ、ユニットDo As Infinityとしての母体が築き上げられます。

~メジャーデビュー~

ユニット結成後、渋谷ハチ公前を中心に全国各地で路上ライブを開催します。誰も見向きすらしてくれなくても歌い奏で続け、確実にファンを獲得していきます。その当時の路上ライブの様子の一部が映像に収められています。

出典 YouTube

そして、1999年9月29日に「Tangerine Dream」でついにメジャーデビューを果たします。

デビュー後、精力的に活動を続け、6枚のシングルと1枚のアルバムをリリースしていたDo As Infinityですが、2000年、オリジナルメンバーの長尾 大が突然、ユニット脱退を発表します。作曲家としての楽曲製作を優先するためとされていますが、この脱退の真相は後にも先にも公には語られていません。

長尾 大の脱退後の2001年、7枚目のシングル「Desire」のプロモーションで地上波テレビに初登場を果たしますが、出演したのは伴 都美子のみ。実は「Desire」のCDジャケット写真にも、ミュージックビデオにも大渡 亮は出演していなかったんです。

伴 都美子と大渡 亮は、その時のことを振り返って以下のように語っています。

「3人が急に2人だけになるのは不自然だから、伴1人での出演にしてモヤっとさせとこう、というスタッフ側の判断」

出典2016年2月発売アルバム「2 of Us [RED] -14 Re:SINGLES-」DVD/Blu-rayでの副音声より

~大ブレイク~

中心的メンバーを失ったDo As Infinityでしたが、その後、テレビやラジオ、タイアップなど大きく露出を増やし、大躍進を遂げていきます。

ここで、Do As Infinityファンならずとも「懐かしい」と唸る、その大躍進を象徴する名曲5曲のライブ映像をご紹介します。

本日ハ晴天ナリ

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冒険者たち

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遠くまで

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陽のあたる坂道

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深い森

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その後もリリースする作品は軒並み大ヒットし、2002年にリリースしたベストアルバム「Do The Best」はミリオンセラーを記録し、第17回日本ゴールドディスク大賞ロック&ポップ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞します。

出典 http://www.amazon.co.jp

ミリオンセラーとなったベストアルバム「Do The Best」

~解散~

そんな順風満帆な活動を続けていたDo As Infinityですが、2005年11月25日の日本武道館でのライブを最後に突如解散を発表します。メジャーデビューから6年目のことでした。

日本武道館のラストライブで、涙を流しながら、ファンに最後のメッセージを伝える様子が収められています。

出典 YouTube

伴 都美子と大渡 亮は当時の解散を振り返って以下のようにコメントしています。

伴 都美子「単刀直入に申しますと、私の未熟さ、至らなさが原因です。子供だったんですね。」

出典 http://www.billboard-japan.com

大渡 亮「解散直前の頃、伴ちゃんの想いに対して、マイナスな態度で返してしまった。伴ちゃんはメンバーであって妹みたいな存在であったのに。それが解散につながったんだって、解散して1年ぐらい経ったあとで気づいたんです。」

出典Do As Infinity 10周年記念ヒストリーブック「DO THE MUSEUM」より

ユニット解散後、伴 都美子はソロとして、大渡 亮は自身のバンド、“ミサイルイノベーション”を中心とした活動で、それぞれ別の道を歩んでいきます。

~再結成~

それから3年という年月が流れたある日、、、

伴 都美子『今思えば、Do Asが如何に大きい存在であったかを感じながら活動していた気がします。「未熟だったな」って。すごく責任を感じましたね。それから3年間ソロ活動を続けてきて、その中でいろんなミュージシャンの方に声を掛けてもらって、ご一緒させていただいて。その頃に改めて「音楽が好き」って思えて「私は音楽に助けられてきたんだな」って感じるようになって。それですごくフラットな気持ちになったときに「Do As、やりたい」って気持ちがポロッと零れて。そこからは「アリかな?いやナシだな。でもアリ?いや、やっぱ」を繰り返し(笑)。でも最終的にはその気持ちが大きくなって、伝えることにしたんです。2007年の暮れに亮くんへ連絡したときは、その覚悟を決めていました。』

出典 http://www.billboard-japan.com

大渡 亮『Do As Infinityを復活させるにあたって、僕がやらなければいけないことがあると思ったんです。それは、伴ちゃんと自分を守ること。』

出典Do As Infinity 10周年記念ヒストリーブック「DO THE MUSEUM」より

3年間という時間を経て、Do As Infinityは復活へ動き出します。それぞれの活動をする中で「またDo As Infinityをやりたい」という気持ちが2人とも合致したベストなタイミングだったのかもしれないですね。

正式に再結成を発表したDo As Infinityは、デビューからまる10年が経過した2009年、a-nationのサプライズ出演にて復活を遂げます。

そして、同年11月29日にはラストライブの会場と同じ日本武道館で復活ライブを開催しました。

その後、現在に至るまで計27枚のシングル作品と、11枚のアルバム作品をリリースし、17周年を迎えた今も、ステージに立ち続けています。

伴 都美子は2012年に入籍し、今では2人の男の子の母に。本人のインスタグラムでは、子育ての様子が垣間見れる、母親としての一面も、惜しげもなく公開しています。

Do As Infinityは、今年2月に「2 of Us」というプロジェクトを立ち上げ、伴 都美子と大渡 亮の2人のみで過去の全シングルを再レコーディングするという企画盤をリリースし、10月5日にはこのアルバムのツアー「Do As Infinity Acoustic Tour -2 of Us-」のDVD/Blu-rayが発売されました。このDVD/Blu-rayにはDo As Innfinity初のライブドキュメンタリーフィルムが収録され、激動の17年間を送ってきた2人の「今」をリアルに映し出しています。

このドキュメンタリーフィルムの最後は、こんな2人の発言で締めくくられています。

「17年やってきて、今が一番楽しい!」

出典Do As Infinity Acoustic Tour 2016 -2 of Us- Live Documentary Film

Do As Infinityのユニット名の由来のように、2人は17年前と変わらず、これからも「無限の広がり」を見せてくれることでしょう。

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