アメリカ サウスカロライナ州のあるレストランで、50代半ばとみられるカップルが置いていったチップ代わりの手紙が話題になっています。

その日、匿名を希望するこの女性は、レストランでカップルのテーブルを担当しました。とてもフレンドリーなカップルで、別段悪い印象は持ちませんでした。

ところが、そのカップルがレストランを後にしたとき、テーブルに残されていたのは、チップではなく、ナプキンに書かれたこの手紙だったのです。

内容は、信じられないものでした。

素晴らしいウェイトレスさん、ありがとうございました。

これが我々からあなたへの*チップ(tip)です。

女性の居場所は家庭です。ですからあなたの居るべき場所は家、これはバイブルにも書かれていることです。

あなたは家計の助けになると思って仕事をしているのだと思います。でも、それは間違いです。あなたがここで仕事をしていて自宅にいないから、あなたのご主人は帰宅途中で他の女性に会いに行くのです。あなたは家に居てちゃんと家事をするべきです。

あなたは自分がしていることが正しいと思っているでしょうが、あなたのその行動は男性のプライドを傷つけ、この国の家族を見下しているのです。

だから、あなたが言う”仕事”に来て、他人から施しを受けるのではなく、家に帰って掃除をしたり、夫や子供たちのために温かい料理を作って食べさせてあげてはいかがですか。それをあなたのご主人も神様も望んでいるはずです。

アメリカを再び偉大な国にしましょう(Make America Great Again)。アメリカとあなたの家族のために祈っています。

出典 http://www.wistv.com

*tipという単語にチップと言う意味と、助言という意味をかけています。

このウェイトレスの女性は、「とても傷つき、がっかりしましました。でもこのカップルのために神様にお祈りしています。」と語っています。

アメリカでは、今大統領選挙の真っ最中。かつてロナルド・大統領が彼自身のキャンペーンスローガンに掲げた「Make America great again」(アメリカを再び偉大な国にしよう)。このフレーズを大統領候補ドナルド・トランプが使っていることで、このスローガンは再び脚光を浴びています。

しかし、女性が家庭に入り、家事と子育てだけをすることが「アメリカを偉大な国」にするのでしょうか。

もともとこの女性は、シングルで、とても協力的なBFがいますが、子供はいません。見当違いとしか言えないこの手紙ですが、SNSやテレビ局で取り上げられ、この手紙に対して、多くのメッセージが寄せられています。

「子供を育てるために、一生懸命仕事をしている女性の大変さをこのカップルは知らない。私の娘も頑張って仕事をしています。」

「時代錯誤もいいところ。今の世の中で女は家事をしてろって?それでアメリカが偉大な国になるって?学校に戻って勉強しなおして欲しいものだわ。」

「ちゃんと正しいスペルも書けない人たちに、他人をあれこれ批判したり、どうしろこうしろと言う権利はない。」

「これはやらせでは?こんなことを言う人間は今時いないだろう。」

「他人をうわべだけで判断する。これが今の社会の一番大きな問題だ。」

「バイブルに夫だけが働くなど書いてない。だいたいこれを書いた人の妻は、外食しているわけだろ?家に帰って温かい食事を作ればどうなんだ?」

「この手紙の字はとても50代に見えない。偽物だ。」

「ケチな人がチップを払いたくない言い訳に書いただけ」

出典 https://www.facebook.com

なんとも後味の悪いニュースでしたが、女性は家庭にいるべき?子育てに専念するべき?問題提起をするには十分な手紙であったと筆者は感じます。

さて、女性は家庭にいるべきか?それとも家事と子育てに専念するべきか?

仕事と家庭、どちらもバランスよくこなし、頑張っている女性がたくさんいます。それぞれの家庭に、それぞれのライフスタイルがあり、各々が最善であると考えるやり方を選べば、それが一番良いチョイスなのだと感じます。女性が幸せで満足できるという社会が、より良い国を作ると信じています。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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